メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |北京自転車事情 その表層 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

北京自転車事情 その表層



 この地区の名前は・・・、798とか879とか数字が三つの呼び名だったと思う。特徴は、元住宅か倉庫か工場跡のようなところを、中身をリニューアルして、ギャラリーや店、工房などにして貸し出している地域といっていいかもな。

 広い敷地に、低層の建物が並んでいて、ちょっと迷路的なところもあって面白かった。

 DSC_0851_convert_20170726205811.jpg

 こんなかつてを忍ぶオブジェがある。ごっついね、鉄の質感がすごい、国威発揚という迫力が伝わってくるな。

 DSC_0856_convert_20170726205820.jpg

 こんなのまで置いてあった・・・。たぶん毛主席の立像だと思うが頭がない。なんか合った時すげ替えられるようにそう作ったのか?偶然取れてしまったのか?しかし現代中国ではこのままオブジェとして置いておくこと自体は問題は無いらしい。

 まあ、場の雰囲気として、背景に落書きがあったり、新旧の入交の感じは多少伝わるかな?

 そういう地域の中にあったのが冒頭の自転車屋。中に入ってみた。

 DSC_0838_convert_20170726205715.jpg

 入り口にドーン!がこれ。なんと幻の(といっても店主にとってね)パッソー二じゃないの!たぶんチタンフレームに、かなりベタなソリッド塗装がされている。立派なカタログは何冊も見ていたが、現物を大陸で見るとは、驚いた。

 本当にパッソー二の名前で自転車作っていたのね。

 DSC_0839_convert_20170726205733.jpg

 ある意味、こういうところにあると、店の方針というか方向性が見えてくるフレームともいえるね。

 DSC_0848_convert_20170726205802.jpg

 小径もありか・・・フムフム・・・。

 DSC_0842_convert_20170726205724.jpg

 オオ!君がこんなところにいたか、ケルビム。写真じゃ暗いが、かなりカラフルでラメラメ、こう来たか・・・。

 DSC_0844_convert_20170726205743.jpg

 こちらのケルビム、シンプル系だな。

 DSC_0845_convert_20170726205752.jpg

 こうして鉄の完成車も置いてある・・・。あとはクリスキング系のパーツもあったなあ。最初は、単なる高級志向かと思いきや、奥に行くと鉄フレームしかも、ピストやロードとある意味節操はない。

 たぶん店として、ポイントを絞ってはいない・・・、というかまだ絞れないのかもしれないな。

 他に今回は行けずじまいだったが、もちろん目抜き通りにジャイアントストアはドッシリあるそうだ。ほぼジャイアント、あとはいくつかの提携したメーカーのフレームがあったそうだ、基本行儀はいいという事だ、予想は付く。

 これで終わりだったら、フムフムなんだが・・・。どうもそれだけでは終わりそうもない。

 異文化の種がまかれたり、異文化の樹木が強制移植されたりすると、元からある土壌や、改良しようとする土壌との相性などが複雑に絡まり合って、ある意味安定するには時間がかかるというもんだ。

 いきなり西欧から近代化!といったって、そもそもから続いている文化や習慣との間で、それは一悶着、二悶着はあるのがあたりまえだ。

 そもそもの土壌に癖の少ないものは、ある意味すんなりいくこともあるかもしれぬ。逆に数千年の癖あり土壌であるとすれば・・・、当初は根腐り、非発芽、奇形、いろんな事が起こるに違いない。

 しかしだ、そうした幾多の悶着を乗り越えて、土壌に適応して発芽して、根付いていくものがあるとすれば、ちょっとやそっとではぐらつかないようなものとして展開していくのではないか?と思うわけでありますが。

DSC_0870_convert_20170727103714.jpg

 北京だけでも相当広いらしい。近代化されているところだけを見ると実に面白くはない、東京の日比谷や銀座、日本橋とほとんど変わりないからね。ところが、旧市街の趣が残されているところが随所にあるようで、そこ行くとある意味、東京の谷根千的なところや川越的な旧街道跡のような雰囲気が合って、断然面白い。

 こういう旧市街の路地のことをフートンというらしい。このフートンに二軒ほど自転車屋があると聞いて、行ってみた。

 DSC_0867_convert_20170726205829.jpg

 まだ開店前だったが、店の外から、かなり雑多な雰囲気が伝わってきたぞ。

 DSC_0868_convert_20170726205838.jpg

 カラフル系ホイールが見えるね。どうも、こちらは外人がオーナーらしく、ピスト系の展開をここ拠点に展開している、という噂。

 DSC_0869_convert_20170726205845.jpg

 トールバイクがある、これはもちろん二個一とかの改造系の自転車だ、こんなのが店の前に置いてある。におうねえ・・・。

 こうした改造やいたずらには、ローカル色が出る可能性がある。

 まだ開店前だったが、またどんな店かお邪魔したいね。

DSC_0875_convert_20170726205856.jpg

 もう一軒。ここも開店前だったが、路地からその店まで行く通路、こんなものがかかっていた。当店にもあったなあ・・・、リムを利用したランプシェイド。

 この先に四角い箱庭があった。その先にまだ開いていないその店が。

 まだまだ謎だらけ・・・。

 でも、商売臭プンプンだけとは違う、別路線らしきものの兆候に触れられただけでも、収穫だろうな。

 店主レベルでも考えられる、自転車に関するいくつかの層がある。高級あつらえ紳士服のように、その人の体型にミリ単位に合わせた服や手の込んだ装飾を施して世界で唯一を作る方法もある中で、訳のわからんパーツ類を持ってきて、さらなる困難を乗り越えて世界唯一を作る方法もある。

 どういう場に何を持ってきて、どう展開するか?短い期間サラッと見回した中でしかないが、うん、なかなか面白そうだわ。
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/3348-db309a5c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター