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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ガラスで 電動・・・



 メリダ、今や新城効果で売れているようでありますな。かつてはBSが入れていたもんだから、一級品はアンカーとぶつかるからか、二級品以下しかはいってこなかったらしい・・・、だからかつてのメリダといえば・・・、まあ、ねえ・・・というレベルのイメージしかなかったんだが、一級品が入ってくるとやはり違うね。

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 こいつにガラスのコーティングをした。やはりフレームからだとやりやすいね。

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 パーツが付くと、やはり外す手間が・・・かかりますんで、できればこうしたフレーム一本の方がやりやすい。コンポ載せ替えの時などに一気にガラスコーティングというのもいいんじゃないか?と思います。
 
 さて、こいつアルテグラ電動なんですね。しかもかなり洗練されている。かつては電池むき出しだったが。

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 今やここ、ピラーの内部に装着されるようになった。かつてのツーリング車だとここに発泡体などを詰めて、スペアのスポークを差しておくなんてことやっていたが、今や電動システムの電池が入る時代か。

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 こんな感じで、細いマイクのような感じ、こいつをピラーの中に装着します。

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 ほんで持って、こいつをピラーの中に戻します。当然コード類はBBソケットの方に落ちることになります。

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 ここで、STIからの指令ケーブルと前後ディレーラーと電池とがすべて接触するジョイントになります。すべてを奥までしっかり装着してから、各方面にケーブルを分けていきます。

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 カーボンフレームは内部にケーブル類を収納するタイプが多い。それらにすべて導線がついているとは限らないというところが、怖いところ。もし導線がないとすれば、あるのは入り口と出口だけ、その間はパイプの内部ということだ。大方アウターケーブルなどが簡易導線として仕込まれている場合が多いので、それを利用して各ケーブルを導いていく。

 これが無いと、まあ大変だよ・・・、小さい穴からケーブル通して、むこうの小さい穴から出す・・・なんていうのはもう神業だからね。

 古い車体扱っていると、その手の経験はいやが上にでも通過することになる。二人で声を掛け合ってやったり、頭にライトをつけて、内部を照らしたり、時に医者のような反射鏡があればなあ・・・と思ったり・・・。

 一通りつながって、動きの確認ができたら・・・、

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 ごちゃついたケーブル類をトップチューブなどに分担して収めます。でないとBB付かないからね。

 で、こんかい実にあっぱれなBBがやってきた。

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 ウィッシュボーンというのだそうだ。こいつの何が優れいているか?というと真ん中をご覧あれ。

 ちょいとピンぼけだが、雄ねじと雌ねじになっているということ、ここが大事。というのは何か?こいつを装着するとき、片方を押さえて、もう片方を回していけば、ちょうどねじが締まる要領で、ゆっくりとソケットにBBが収まるという事になるということ。

 それからもっと大事なのが、装着の逆、取り外すときなのだ。つまり、装着と逆方向に回していけば、今度はソケットからゆっくりと外れてくるということなんだが、何が大事か?というとこの「ゆっくり」外れてくれるということなのね。

 この手のカーボンフレームを扱う上で、何が一番いやか?というと、この手のオールカーボンソケットから、圧入されたBBを抜き出すときなのであります。どうするかご存じ?

 たいていの場合叩き出すんだぜ!でなければ、その逆をスライドハンマーとか使って、これも叩き出すことになる。母材がカーボンですぜ・・・。最も衝撃に弱い素材でしょ?

 そんなところに着脱するもの、圧入はいいとして、取り出しの時の工夫はもっとパーツメーカーちゃんと考えろよ!!!と思っていたところに、登場したのがこのウィッシュボーン。

 これからカーボン車体をご使用の皆さん、この手のBBは、すべて!!!すべて!!!ウィッシュボーンにいたしましょ!

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 ゆっくり装着完了!

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 ブレーキワイヤーも取り付け、実は一悶着合ったんだが・・・まあなんとかなった。シフターのところでも言ったとおり、こうしたカーボンフレーム類はワイヤー内蔵型が多いので、くれぐれも導線は大事にね。ワイヤー交換の際に無造作に、アウターインナーを一気に抜かないこと、場合と状況によって、どちらかを残して、それを導線として新しいワイヤー類を通すべし!これ鉄則だよ。

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 そして、各所の締めにはこれも重要低トルク用のトルクレンチを使用する。金属フレームの感覚で鬼締めしたら、バキっと基体にヒビが入らないとも限らない・・・。

 しかし、こうした締めにはトルクレンチ使用させるなんてデリケートなことさせる割に、BBの抜きには叩き出しかよ!と相変わらずしつこく絡んでみる。

 ちなみにカーボン車体お持ちの方は、トルクレンチは必須ですよ、持っていない、なんていうんじゃすまないよ、と言っておきます。

 とある同業者の名言です。「大体素人にトルク管理させるものなんて、メーカーさん、売っちゃダメだよ!」店主もけだし名言と思いますね。ちなみにトライアスロン部なんかの部室にトルクレンチあるのかな?

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 しっかりアルテグラのクランクが付きましたぜ!

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 付けば、あとは電動のなせる技というのは面白くはないが・・・、でも細かい調整は必須!

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 ホイールに、今はなきDT585をはいている、堅実でいいね。

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 メリダ様のお通りだい!ときた。

 乗りにくくはない車体、とらえどころは無いが、長距離乗ることで、少しずつ答えがわかってくるような車体かも知れない。本当同じカーボンでも色々あるようだよね。

 これにて載せ替え完了!
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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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