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郵便自転車のカゴ移動 奥が深いカゴ対策 |
![]() 前々から申し上げているように、カゴ付けって、かなりクリエイティブな仕事の部類に入ると思います。 なんで?と思われるかも知れませんがね。 自転車に自転車カゴつけるなんて、どこが難しいの?想像的なの?てね。 そう思う人は、自転車屋というよりも、自転車の集積場に行って、一台一台よーく見てみるといい。 当店出入りのデザイナー出身者の目で見ても、実用車といわれている自転車類のデザインの豊富なところに改めて驚く、ということがあった。 普段、自分の脇を通り過ぎていく自転車のバリエーションになど、ほとんど気にもかけない方が大半だと思うが、マジで一台一台見比べる目をもって見ると、その多種多様さには確かに驚くといっていいだろうね。 そういう意味で、星の数ほどある自転車に、これまたカゴも奥が深い・・・。自転車のカゴだけ見てもその種類は相当のものと断ずるね。意外とカゴは見ているこの店主が言うんだから、間違いない。 そこにだ、自転車以外の一般のカゴ形状のものも含めるとなると、こちらも星の数ほど・・・といってもいいんじゃないか?と思うね。 そうなると!だ、星の数ほどあるフレーム・自転車に、星の数ほどあるカゴを取り付ける仕事がクリエイティブにならないはずがない! もちろん仕事を限定している、例えば、ある車種の自転車には、あるタイプのカゴがポン付けできる・・・というそれしかやらないというのでれば話は別。 話は、星の数ほどのもの同士を組み合わせるためには、金具からして、その加工からして実に奥の深い克服点が潜んでいるんであります。 今回のご依頼は、後ろかご、本物の太めの籐で編まれたカゴ・・・というよりバスケットだね、こいつを前に移動させられないか?という内容なのであります。 ちなみに上の写真の前の部分をよーくご覧になっていただきたい。板状のキャリアが既に設置されていますね。ここにはたぶん郵便屋さんのあのデカイがま口のようなバッグが置かれていたんだと思います。なので進行方向に落ちないように、台自体が前上がりになっています、この角度で仮にカゴがついたとして・・・、あまりかっこよくありませんな。 ![]() 見た目の重厚さからすれば、それほど重くはありませんが、本格的なカゴであるには違いありません。これを・・・ ![]() 先の前キャリアのここに載せること・・・なんですがね。この写真では平らに見えますが、前上がりであることには変わりない。 では、このキャリア自身の角度を変えることができるか?と各所を見ると・・・。 ![]() ボルト止めと溶接ですね・・・。 ![]() どこかを緩めて上下にずらしたりできれば、例の板の平行は出せるかも知れませんが、この取り付け状態でからは無理と判断。 なれば、この既存のキャリアと取っ払って、別の金具類で籐バスケットを固定する・・・という手もなくはない。実際かなり前だが相当でかいカゴをつけた施工例もあったよね。あ、そう、これこれ!確か、小さい子持ちのお母さん達四人が、春でしたね、外で自分の自転車をそれぞれペイントしていた・・・。あの3.11の日もそうでした・・・。 ただ、この既設の前キャリア・・・雰囲気が実にいい。やはりこいつを生かせないか? キャリアの角度を変えるには、唯一可変なのが、先程のボルト部分。このボルト部分を外して、もう少し前にキャリアを倒せば、前上がりのキャリアが地面に対して平行になる・・・ウムウム。 ![]() このように別金具で前出ししてやると・・・。 ![]() ほら、平行になった・・・、であればカゴをのせて、各所を固定する・・・といういつものパターン。 ![]() キャリアの腕を抱き込んでの上面の固定。 ![]() こちらが正面になりますね。長い金具で、力を分散。 ![]() ただ、置くだけで外れる可能性もありますから、下のキャリアに穴を開けて、下面も固定しておきます。丈夫なキャリアに載せているので、ここは動かない程度の固定でいいかと思います。 ![]() キャリアに付いていた、ライトですが・・・。 ![]() 真正面の中央に持っていきました。 ![]() これにて移動完了! ![]() 当然リアはもぬけの空になります。展開によっては、この荷台外してもいいかもしれませんね。 ![]() こういう自転車を置いておくと、当店に来られるお客さん達の受けがいい。この自転車の前で一話が始まります。 ヤフオクから落としてこられたそうで、コッタードクランクなどはご自分で交換されている猛者でもあります。もちろんタイヤもご自分で交換してあります。 このタイヤも俗に言うベロ付きのタイヤで、今入手するのもちょいと手間がかかります。装着もまた癖ありなんですが・・・。 ブルックスのサドルもしかり自転車と調和している。このてのサドルで見た目バランスの取れる車体はまあ、少ないね。 こういう、素性のわからない、しかもいくつかポイント持っている自転車が街を走る、イヤ、視点を変えるとこうした自転車の走る街は既に絵になっていると言える・・・。 個々バラバラのようであっても、それぞれのもの達は、街の顔、時代の顔を作っているんですね、そういうことを意識するだけでも、仕事の意義は変わってくる・・・。そして街というのは、そういう我々の生きる場であるのだ・・・。 ※我々の生きる場とは自治の場でもある、自治を遵守し、その精神を託せる人をしっかり選ぼう! ※主義・事情無き棄権者の来店厳禁!(選挙後二週間) スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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