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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

物作りに戻れるか?



機内食も水も出ない、出ないなら出ないで潔い。そういう格安チケットというのがあるとは聞いていたが、今回利用したのははじめてだ。

 しかし、成田空港ってどうにかならないのかい?仕事で使う空港じゃないね、あくまで都心基準だが、実に不便な空港だな。ただでさえ、出発前の二時間近く前に着いてなければならず、搭乗手続き、出国手続きなどがあるのに、たどり着くまで一体どのくらいかかるんだ?ってね。

 で、どこへ飛んだかというと、沖縄の先、台湾なのであります。
 
 本日台中市の気温は三十度・・・、日差しは真夏のそれではないので、秋のすごい残暑という感じでした。

 で何をしにか?

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 自転車見にやってきたんであります。台中バイシクルトゥデイという展示会。

 展示会というと、サイクルモードのように広い体育館のようなところでやるイメージなんだが、台中市にはそういう展示会場がない。

 そこでどうやるか?というと四つのホテルの数階を貸し切ってやるという、やり方。

 なので、結婚式会場のようなところでは、サイクルモード的なんだが、場所によっては、レストランの一部を借りてやっていたり、廊下を区切ってやっていたり、ホテルなんで各部屋を借り切って、やっていたりと形式は色々なんであります。

 主な開催目的を聞いて驚いた。各国の自転車メーカーから、再来年のモデルのスペックを決める展示会・・・といっていいようだ。なので、素人さんも参加できるサイクルモードなどよりも、より緊張感がある。個室での展示会なんて、メーカー同士のシークレットな契約をするところでもあるので、予約を入れないとは入れない・・・。

 ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、そしてもちろん中国語の飛び交うマジなやりとりをアチコチで見たな。

 そんなところになんで、店主のような小者がうろつけるか?ということの正式な理由は時がたってから解題いたします。

 しかし、察しは付くと思うが、台湾は物作りの国だね。

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 まあ、この辺なんかは遊びだよね。

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 彫金かな?でもこのブースはこの手の小細工をするところではなさそうだ。これらは完全に人寄せもののようだな。

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 しっかり店主も寄せられましたが・・・。

 それより何より、日本で直に世話になっているメーカー各社が実際そこにブースにいるというのがなんとも新鮮なんだよね。多くは日本での展示会は、ディーラーだったり商社だったりの代理がいるだけで、メーカーさん達はその後ろで、実際に交流することはない。

 でも、今回は実際にものを作っているメーカーさんとの対峙なんで、迫力が違う!

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 バイクのマフラーか?と思えるようなアルミフレームの材料なんかも展示されている。

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 クロモリパイプを製造する会社も来ている、それも複数。

展示するものはパイプだけなので・・・、

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 ブース内に製作ビデオなんてあって、それを見ているだけでも、面白い。

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 各種パイプの形をご覧あれ!こんなの柳さんが見たら、暫く動けないだろうなあ・・・。

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この手の小物なんかもネジから何から何まである。そういう専門業者がいるんですね。

 あとカーボン車体を作っている会社、カーボンリムを作っている会社も飽きるほどいました。なんか飽和状態にも見えますね、もっとチタンとかあってもいいんじゃないか?って思ったくらいです。

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 全体としては黒基調ですね、シルバーは暫く出てこないかな?

 台湾最大手のブレーキメーカーとも差しで対峙したが、実際に作っている人たちの迫力と自信というものはすさまじいものがあるね。間接的じゃあない、直接作ってきている誇りのようなもんだろう。

 だから、こちらもそれを受けて、メカニックとして、店主も相当燃えたぞ!こちらも直接ものを取り付けている現場の人間として、これではシマノは超えられないよ・・・なーんちゃってなまいきなことも言ったりして。

 でも、まともなメーカーさんは、エンドユーザーの声、または店主らのような実際に取り扱っている側の話をちゃんと聞きたがっているように思う。

 お客とメーカーさんがあって、その間にメカニックがいる。この関係を整えるコーディネーターがいれば、流通の革命は起きるかもしれない。いろんな考え方があることは理解の上で、今後この手の動きがあることも予感できる。

 そして、何よりも、台湾では、ものを作っている人たちが元気である!大変元気である。これはうらやましい。やはり人件費がまだ日本より安いということがあるのかないのか知らんが、そんなことでは説明の付かない、物作りへの情熱があるように思う。
 
 そもそも比較にならないかもしれないが、九州と同じくらいの面積でありながら、その生産高を九州と比べたら・・・。

九州も道州制にして、独立させれば、何か変かかるのかな?

 小さいながらも、世界に食いついて、生きていこうとする熱意の中に、そうした物作りへの情熱が織り込まれているのかもしれない。
 同じく小国の日本が元気を取り戻すとすれば、その一つには物作りへの気概を取り戻すことなのではないか?と思う。

 単に量産するだけではない、クリエイティブな物作り・・・であります。ちょっと台湾!だいぶうらやましいぞ!

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 翻って、ご当地の自転車事情は、日本と比べて比較にならないほどバイク社会である。ほとんど自転車を見ない・・・。

 やせても枯れても、一億が自転車に乗っている日本は、まだ、その辺での可能性もあるだろうな?と。条件はいいはずなんだが・・・、数としての自転車の普及はそれでいい、あとは乗ること、作ること、作り替えることなどを含めてさらに上の成熟化、というところへどう持って行けるか?

 ちょいと考えさせる、台湾見学の旅なのであります。

 続くかも・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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