メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |一進一退とはこのことね・・・ tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
FC2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

一進一退とはこのことね・・・



 相変わらず、楽しく油圧ブレーキに忙殺される毎日です。

これはテクトロ工場から解体用に持ってきたブレーキとレバー。しつこく内容を聞くもんで、自分でバラしたいと言ったら、快諾してくれた。

 なので、内部を知るためにバラす。構造を知らないと、本当に応用というものができない。ブラックボックスは嫌いなのだ。だから電動はいじらない・・・。

 いやも応もなしに、これからはロードだって油圧式になるだろうな、キャリパーブレーキだって油圧になるかも・・・。なので、構造はどうしても押さえておきたい。

 DSC_1292_convert_20171115190954.jpg

 こいつがレバーで・・・、

 DSC_1293_convert_20171115191002.jpg

 その反対がディスクのキャリパー、こいつがディスクを挟んで制動するというしくみ。

 まずは、キャリパーをバラそう。

 DSC_1294_convert_20171115191009.jpg

 ブレーキパッドを外してみた。これに関してはメカニカルも油圧も同じだね。真ん中にあるやせた金具は、多少ともこの二枚のパッドを開く様に作用しているが、いかんせんその力は小さい。

 DSC_1299_convert_20171115191037.jpg

 高級なものにはワンピース構造のものがあるようだが、こいつはツーピース、二本のボルトを外すとこんな具合に簡単に二個に分解される。この銀のピストンが裏からオイルで押されパッドを通じてディスクを挟むという構造だ。実に単純。

 DSC_1306_convert_20171115191148.jpg

 ピストンを抜いてみる・・・といっても簡単に抜けるものではない、半端のない密着なもんでね。キャリパー本体にブルーのシーリングのようなものが見える、この間からオイルが漏れたら、ブレーキは効かないのと同じなので、その密着は厳密なのだ。

 因みにこのピストンなんだが・・・、

DSC_1304_convert_20171115191130.jpg

 直径22ミリ程度・・・。そして、

DSC_1305_convert_20171115191139.jpg

 ホースの穴が直径2ミリほど、面積の差は約120倍なのだ。正確にこのホース穴と比較すべきか否かは別に、この断面積の差と、オイルの移動距離との間に、あたかもテコの原理のような法則がある、つまり小さい力で、大きな力を生む形式ね、それを称してパスカルの原理というそうだ。

 パンセのパスカルなら多少はわかるが、あのパスカルはホモ・ウニベルシタスの典型のような人、つまり普遍人、超人的何でも屋なんで、店主のまったく預かり知らん側面があってもまったく不思議でない。ほぼ同時代のデカルトしかり、ライプニッツしかり、ニュートンしかりなのだ。

 かつて気圧の単位をミリバールと言った、今でも自転車の空気圧にはバールが使われているのもあるが、最近の天気予報なんかでは、ヘクトパスカルという言いますね、こんなところにも生きてますな。

 人間は考える葦である、という名言を残している、それを言ったら、自転車乗りは考える足を持っている・・・。

 話を戻すと100キロ近い速度で下っている自転車を指一本で止めることができるのは、このパスカルの原理を応用した、油圧ディスクのお陰という事になる。何トンというトラックを足一本でとめるのも同じ・・・。

 キャリパーは意外に単純な構造をしていることがわかる。では今度はレバー側と行こう。しかし、バラすには新しいものに限る・・・。古いものはどうも、ねじ類やブッシュらがさび付いたり劣化しているため、一度外すと、以後元に戻らない、から、そもそも外せない、などと言うことも起こる。

 ここで一つ変なことに気づく。オイルを抜いているはずなんだが、つまりブレーキ内部や、ホース、レバー内部に圧はかかっていない状態なのだが・・・。

 DSC_1297_convert_20171115191017.jpg

 このように、レバーを引いて・・・離すと

 DSC_1298_convert_20171115191028.jpg

 レバーが戻るという現象が起きている。これは最近悩まされている、AVIDとはまったく異なっている、あいつはオイル抜いたら、空気の抜けた風船のように、押したら押しっぱなし、引いたら引いたっぱなしなんだが・・・。

 よし、分解を進めよう!

DSC_1300_convert_20171115191045.jpg

 イモねじを外すと、レバーは簡単に外れた。中にレバーを押していたピストンが見える。その奥にはCリングがあって、それを外さないとその奥にはいけない。

 DSC_1301_convert_20171115191053.jpg

 なんとかCリングを外すとピストンを押す棒と皿が出てきた。

 さらに外すと・・・

DSC_1302_convert_20171115191114.jpg

 小さいピストンの本体が出てきた・・・そして・・・、

 DSC_1303_convert_20171115191121.jpg

 そしてその奥から出てきたのが、このスプリング・・・やはり、オイルの無い状態でもレバーが戻っていたのはこいつのお陰だったわけだ・・・、一つわかってスッキリ!

 ただし、このスプリングがないと、油圧ブレーキは機能しないのか?というと、どうもavidはそうじゃないんじゃないか?とも思えるんだが・・・。

 このバネ外して実験してみるか?

 水の入った風船を外から押せばそこだけへこみ、へこんだ部分はその他の容積に加算される、つまり中の量は変わらない分、へこんだ分、他へ移動しているはずだ。このように加圧されているものは、押した分、他に作用するが、押すのをやめると、元に戻るという性質はあるだろう。

 テクトロはそれプラスバネの力で戻している元の考えられるが。それがなくても戻る・・・じゃないか?とすら思えてくる。

 そしてまだ疑問は残る。油圧ブレーキはパッドが減っても、調整いらずという。確かに、挟む物の厚みに応じて(反転するに、挟む方の厚み(パッドの減り)に応じて)、一定程度後退してくれる性質があるようだ。

 実際、挟む物の厚みを変えてやってみると、薄くなったらなったに応じて、ピストンが追いかけてくる様に見える。そして最初の厚みの物を挟もうとしても、ドライバーなどで広げてやらない限り、挟むことはできない。ある意味薄くなるものに応じて、自動的に、ブレーキをオープンにした際の、パッドのとどまる距離まで狭まってくるようだ。

 しかし、中に入っているオイルの量が変わらないのに、ブレーキをオープンにした際、なんで最初にセットした位置より前で、とまる様になるのかわからない・・・。オイルが増えたのならわかる、その分ピストンも前に出ざるを得ないからね。増えてもいないのに、なんでピストンがより前に出た状態で、とどまることがができるのか?

 リザーバータンクというところに秘密があるのかな?ダイヤフラムという風船のようなものが、加圧時、ぬけたオイルの空間を埋めるという働きがあるようなんだが・・・。

 または戻りに自体に一定の距離を決める構造があるとか?とか?

 基本を知らないと、応用が利かない、ましてやブレーキなんて勘所中の勘所なんで、この独り言、八つ当たりは、当分続くかも知れないが・・・、退屈しないでね!

 それなりに辿っていくんで・・・。

 何より老化防止じゃ!

DSC_1290_convert_20171115190937.jpg

 しかしこぼしたオイル、捨てたオイルの上をサンダルで行き来するものだから、床はまあ、こんな調子。暫く続くぞ、潤って悪くない!と思おう・・・。
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/3461-ed2b64d7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター