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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

自分のにおいをつけていく



 購入した状態で乗っていたものが、使っている内に、より自分の用途に合わせて自転車を変えていきたくなることが起きてくる、至極まっとうな展開だと思います。

 大半は機能的だったりもしますが、ブランド的だったり、非常に趣味的だったりなど色々あるでしょうな。

 今回は機能的な展開が主なもの。もう少し山に行きたいがもっと楽にできませんかね?という。

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 このコンパクトクランクをトリプルにできないか?ということでありました。着眼点をギア比に置くのは間違いではありませんが、トリプルですか・・・。

 かつては立派な選択肢でありましたが、今やトリプルは風前の灯火のような状態。

 フレームの中心からペダルまでの距離をQファクターなんていいますが、これは基本狭い方がいい。真下に踏む方が効率いいんでしょうな。

 そういう意味で、ツーリング車で使っていた経験は店主にはありますが、それ以外ではあまりおすすめはしたくはない・・・ものであります。

 そのためのコンパクトクランクなんですからね。とすれば・・・、

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 コチラをいじる方が、今や現実的な選択と言えるでしょうね。

 12-25のスプロケを交換する方向。今は遠目にホイール電動車かよ!と思えるほど、スプロケの巨大化は止められない傾向にあるようです。先月の台湾でも40台のスプロケがありましたよ。お盆並だよね・・・。

 前シングルのリアスプロケの巨大化というのが流れらしいね。その流れは好きか?と言われれば、好きではないが、その路線でいいものがで始めてくると、使わざるを得なくなる・・・。

 5枚上げるか・・・。

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 12-30なんていうのに交換。かつてはせいぜい27くらいまでだっただろう?ロードコンポとしてその上もまだあるって言うんだか、スゲー時代になったもんだ。

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 この流れで、よりデカイスプロケに交換する可能性もあるので、ロングゲージのリアディレーラーに交換。

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 この調子で登りがうまく行けるようになると、峠行きが多くなる、登るということは、同時に下るということもつきまとってくる。下りで重要なのはブレーキ。

 こいつは、お客さんの要求通り、グレードを上げた。

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 現行105に交換であります。

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 このブロンズのブレーキってどこから来てんのかな?わからないが効かないわ。

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 交換します。まあキャリパーでもこのくらい効くようになると、メカニカルディスクの必要はまあ当分はない。レーサーにはキャリパーで十分であります。

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 あとはご本人は、下ハンドルはあまり握らないとおっしゃってはいたが・・・。下りを安全に下るとなると、どうしても下ハンは重要なポイントになる。下ハン握っていれば、下りの段差などで手が外れることはない、ブラケットだとヒヤッとすることあるからなあ。

 下ハンから、このSTIはシフトアップができない構造になっている。ブラケットポジションしかできないツーリング仕様といってもいいんだな。これはある意味ドロップハンドルの性能を引き出すには今一だよね。だからか、この形はなくなりつつある。

 なので、今回山登り、そして下りに向けて、この辺を交換してみた。

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 このタイプのSTIなら、どこからでもシフトアップ・ダウンが可能であります。より距離が伸びて、乗る時間も延びるようになると、こういう細かいところが重要になってくる。たぶん早々にその意味がわかってくれるんじゃないか?と思いますがね。

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 より機能を上げて、再生完了!

 あとはポジション・・・かな?機材は整ったので、今度はエンジン=人体の取り付け角度としてのポジショニングだね。持っている力をどういう角度から入力したら、効率がいいか?最初は乗ることで精一杯で、そんなこと考える余裕もないかも知れないが、最後はそれがすべて・・・というくらい重要になってくる。

  一定乗れるようになってくるとしよう、もし自分の自転車以外の車体で長距離を乗らざるを得なくなったとき、車体選択の基準は、一体何が優先するだろうか?コンポか?フレームの素材か?ブランドか?ポジションか?といったら、乗れるやつはほとんどポジション優先するだろうね。

 ポジションのでないデュラエースのカーボン車体なら、ポジションの出る、ハイテン、ソラコンポだろう・・・極端なことをいうとそういうものではないか?とすら思えてしまうのであります。

 なので次は、その辺を軸に少しずつ調整して行けたらなあ、と思いますね。

 車体は整えた、次は乗り手のポジションだ、その両者がピタリとはまって、距離が伸びる。足もできてくる、自分の自転車のポテンシャルに気づいていくる。その内ポテンシャルを超える領域に人体が移行することがある。そうなると、また車体を整える必要が出てくる・・・。

 こういう車体とエンジンである人体のデットヒート状態なんていうのが、自転車の理想的な展開なんじゃないか?なんて思ったりもする。もちろんそのデッドヒートも、その人なり、自転車なりなんだがね。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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