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塗って磨いて |
![]() この自転車のいきさつといえば、コチラの記事にありましたね。再塗装して、ハイセンスに組み上げた一台なんであります。 ![]() 一見黒かと思いきや、実は濃い藍色という事です。 ![]() こいつはメッキのフォークなんだが、この度、せっかく再塗装したものをすべて剥離して、雑多な感じで磨いてくれないか?という依頼が飛んできました。 せっかく再塗装したのに? でもこれも大森社長の仕事と実績になるんで、もちろんやりますとも!使用感は多少あって、大森社長の真骨頂のようなまさに鼻の頭の毛までしっかり反射するような磨きでなく、剥離に毛の生えた程度・・・と言ってましたが、そう見せるのもまたテクニックというもので、今回はまた新しい技法をフフーンと試しておられたようであります。 ![]() 磨いたあとは、つや消しクリアをかけるということです。ちょっとゴワゴワ感が出ているかな? ![]() ちょっと見えにくいかも知れませんが、メッキフォークのメッキな感じを嫌って、そこも粗磨きにできないか?というこだわり。この方口うるさいには理由ありなんです、というのもちょっとばかしのハイセンス、根の張った美意識の持ち主なんですね。 二言目には「見た目が・・・」とおっしゃるが、それが逐次あたっているというところが、無視できないところ・・・、ならいうこと聞いてやろう・・・という気にも少しはなるかな。 このメッキは比較的柔らかいようで、大森社長もほっとしておられた。固いメッキの時には3日ほど作業に集中して口もきかなかったことがあったなあ・・・。 ![]() 金属の地金の感じ、ある意味鉛色とはこのことかも知れないが、もちろんここにも仕掛けがしてある。店主のよくやる隠し技、シャドウ技法を少し使っているんだよね・・・。というのは、このダウンチューブに一つ問題があった。 ボトルケージを取り付けるためのナット穴があったんだが、これを一つ前の再塗装の時、パテ埋めしていたんであります。それを今回剥離して磨くということなんで、そのパテうめの穴がモロ出てしまうが、どうするよ?美意識君?と聞くと・・・、どうしましょう?と本気で悩んでいる。 なら、また穴開け直して、ボトルケージつければいいじゃんか?と提案してもこの美意識君は、首を縦に振らない・・・。まあ、こういうやつなんであります・・・。 さてどうしようかね?荒仕上だろう?少しごまかす手はないか?という事で、ごまかすには気を散らす必要がある・・・、一点集中させないことなんだが・・・。 そこで、細工とシャドウを試みてみた。 近くに寄ってみようか? ![]() さて、元穴の位置はどこか?いずれにしろ写真ではわかりにくいもんだが、この辺まで持ってくることはできた。 問題がもう一つあった。 トップチューブに、へこみがありここも前回の再塗装時にパテ埋めしたんだが、同じく剥離によってその部分が出てしまう。 どうするか?シャドウで隠せる・・・ものではない・・・、使用感というなら、もしかしたら、そのままでもいいかもしれない・・・。 ![]() これなんだが・・・。 これまた角度・・・なんですね。 ![]() 上から見ると・・・こんな感じ。 ![]() ちょいと離れて見ると、気にならなくもなりつつ、一点集中すると、見えないこともない・・・。 変に金属パテでも使いますか? ![]() どこで探してきたんだか、こんな小物をサラッと使うようなところに彼のこだわりが見えてくる。 さて、へこみ問題は、次に持ち越しかな? ![]() うん、やはりスタイリッシュにまとまっている・・・、確たる美意識は現存なり。 スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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