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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

EZと言えば得意分野だった・・・け?



 一見してバイクですよね。その見た目が好きで購入する方も多いかと思います。普通に乗るならいいんだが、これを子育て仕様にするとなると、かなり癖のある自転車と言えるでしょうね。

 通常お母さん用の電動ママチャリを購入すれば、打ち首する必要がないなら、そのまま使えます。たぶん、あの形というか、あまりに普通すぎる自転車には乗りたくないなあ・・・という方が、この形を選択したんだと思います。

 まあ、それはそうでしょうな。使い勝手を考えると、メーカー越えて、似たような仕様に、どうしてもなってしまう・・・。そうなると、みんなと同じようなやつには、私は乗りたくないなあ・・・という方が一定以上、必ずできるというのは、世の常なんだろうと思います。

 そうしたタイプの方がこぞってこいつを選ぶ。そういう意味で裏当たりの自転車なんじゃないか?と思います。ただ、ちょっといかつい系で男性的とも思えるこの車体を男性が乗っているのは見たことない・・・。当然かも知れないが、子育て仕様に、ともってくるのは女性なんだよな。

 ただし、冒頭でもことわったように、こいつを子育て仕様にするには、ちょっと手がかかる。今まで、何台やってきたか覚えていないが、その施工例を見て、我も我もと来るらしい・・・、このブログも集客の役に立っているということなんだねえ。

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 色々癖ありの自転車なんだが、その真骨頂は荷台部分にある。見ると、このようにしっかり荷台が付いているんだが・・・。

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 最大重量10キロという限定付き。確かに取り付けから見ても、重量に耐えるようには見えない。こんなものがあるので、子供とあわせて15キロを超えてしまうものをここには載せられない、という条件が一番に付いてしまう。

 どこかで、まさにここに、子のせをつけているのを見たが、長期間やるもんじゃない、すぐには折れないとしても、過積載に走行振動が加わるとこの手のアルミは徐々にやられていくでしょうね。そんでどこかの段差にドン!と乗っかった瞬間、パキン!と子のせごと地面に落ちないとも限らない。

 つまり、この荷台には子のせを取り付けることはしない方がいい。なれば、撤去して、より重量に耐えられる、別形式のものを取り付けるしかない。

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 この手の荷台を取り付けるのだが、シャフトに共締めできる一般タイプのものでは、もう一点止めのところと相性が悪い。

 そういう場合様々な形状に取り付けることを前提としている、スポーツ系の荷台がいいが、今度はその手の荷台はシャフトに共締めをしないタイプという・・・、どちらも一長一短なのだ。

 なれば、どちらが加工しやすいか?という点を見るしかない。やはり後者だろう。通常ならダボに取り付けるところだが、このEZには、ダボがない。ないなら作るしかない。

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 幸いエンド金具が分厚いので、そこに穴を開けて、タップを切る。しかし、鋳物だわ・・・柔らかい。

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 このように、荷台の下支えを6ミリのボルトで取り付けたんだが、ちょっと心配になった。柔らかいので山がバカになったら、下支えがズクズクになってしまう。

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 裏からナットで補強。例えねじ山が崩れても、これで外れることはない。

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 この荷台に、アダプターを載せて・・・。

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 そこに子のせを取り付ける・・・ようやっと付いた・・・という感じだわ。

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 オヤ?イェップも所々進化しているようですわ。着脱が楽になっている。

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 子のせがついて、子供の乗せ降ろしをするようになると、この一本足スタンドではどうも危ない。より安定感のあるものに、となります。

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 両足スタンドというやつなんだが、こいつもポン付けはできない。通常の実用車にならほぼポン付けなんだが、この手の一般から外れた形式のものでは加工が必要になります。

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 ネジで締めるだけでは、ダメで、物理的な引っかかりを作らねばいけませんが、このようにエンドの形状にあわせて加工してやる・・・、両足スタンドは通常は実用車向けに作られているので、この手の加工は仕方ないのだ。

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 そして、最後はカゴ。この突き出しのキャリアに乗せればいい・・・と思いがちで、それも可能なんだが、このキャリアはハンドルと同期しないという取り付け方をされている。なので通常ハンドルと切ると、カゴも一緒に動くが、こいつは動かないので、ハンドル干渉が起きやすい。

 そもそのこのキャリアの形状には、お世辞にもカゴを取り付けやすいとは言い難い、というのもある。

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 大きめのカゴを取り付ける際には、

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 下支えと、

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 この手の金具が必要になるが、このフォークのコラムはオーバーサイズなので、一般自転車の取り付け金具では、径が合わない・・・、最後の最後までやってくれます。

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 癖ありの元凶である、こいつらが外れまして・・・、

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 なんとか、完成!確かに、どこにでも置いてある、子育て仕様車とは一味も二味も違う、ちょっと変わり物好きの人たちの趣味なんだろうなあ。

 こういうところにも小さい店、小さい小回り集団の生きる道は隠されている。爆発的ヒットなど、大手に任せておけばいい。そうではない、小回りが各地に、アチコチに点在していることの方が、その分野のバリエーションは増えて、よって個性も、成熟化も進むというもんだ。

 しかし、それもこれも大手ものの、主流のダサものがあってこそなのだ!ああ、やっぱり大手様々なのだ!ククク
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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