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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ピアノ襲撃 自転車屋は手も足も出ない・・・木製ハンマーだし・・・



 かつて、店主の姉が使っていたピアノが実家の移転に伴って、響き床に入ってくることになった。ピアノはそう簡単に動かせないところからいうと、これはもう設備としての意味を持つ。

 響き床は、ピアノという設備を持つ貸しスタジオとして、これからなり立つになる。それもどうも店主の想像力を大分越えていることらしい。

 まず、ダンスの生徒で、ピアノはプロ級の人がその話を聞いたとき、またピアノが人を呼ぶのよ・・・と。

 響き床で演奏経験のあるミュージシャンは、「エエ!」と驚いたあと、あいつも、またあいつも・・・とピアノで共演できる相手の顔を思い浮かべていた。

 当店に最高の企画を持ってきてくれる人も、ピアノ?!といって、イヤー、そんなことしたら企画の幅がメチャクチャに広がりますよ・・・ときた。

 そうか・・・、やはりピアノは持ち運びができないために、あるのと無いのとでは、雲泥の差という事になるんだ・・・と、深く納得。

 では、姉のピアノを受け継ごうと、その手の運送屋さんを依頼したら、こんなユニックつきのトラックできた。

 当然階段を二人で担ぐと思いきや・・・、そのために自家製の手すりでも外しておくか?と思っていたんだが、プロの世界はとうの昔に、ずっと先に行っていたようだ。

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 入れ子状態の継ぎ手を持つこのクレーン。どうもマンションなら五階までこいつで上げられると言っていた。

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 階段からではなく、窓を外して、外から入れる・・・。そのための準備、養生されていますね。しかし来たのが二人・・・。クレーンで持ち上げて操作するのに一人車に残るとして、一人で受け取るのか?ヘエ・・・プロはすごいね、お手並み拝見・・・。

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 養生されたピアノが出てきました。久しぶりだな・・・、実家の隅にいたよね・・・、ようこそ、また活躍してもらうぜ!

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 さすが重機だよね、250キロなんてひょいと持ち上げる・・・。ちなみに、見えにくいが、既に受け止め窓には、二人がスタンバイしている・・・、あれ三人できたんだっけ?

 イエ、違いました。二人だけです。その内の一人の手にはリモコンが握られていたんですね。ですんで、受け取り窓から、ピアノを見ながら、リモコンでユニックを操作して、徐々に徐々にピアノを窓に近づけて来ます。

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 重いもんなので、ゆっくり動かします、ブラーンとクレーンで暴れて壁にでもぶつかれば、壁は確実に割れるでしょうからね。

 丁寧に、静かにピアノが振り子状態にならないように、窓に近づけます。片手にリモコンで。

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 片手で、ピアノの底を窓側にたぐり寄せて、ヘリに乗せると、今度はワイヤーを緩めてちょうどピアノが横になるような状態にして、引っ張り込んでいきます。絶妙なワイヤーコントロールでしょうね、ゆるめすぎると今度はピアノの頭が下になり、外にずり下がる、という最悪の事態になります。

 といって、ワイヤーを緩めないと、今度はピアノを引っ張り込めません。静かに、一定の速さでやっていましたが、すごい技術でしょうな。

 自転車屋、まったく手も足も出ません・・・。

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 お見事!ピアノが響き床の床に、着地しました。もちろん養生されている上にです。

 そこから、所定の位置まで部屋の対角線を移動しますが、ピアノの前後にベルトを掛けると・・・、

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 エッホ!エッホ!とばかり、床から浮かせて、しかるべき所までいとも簡単に持っていきます。ピアノの下には小さい車がついていますが、それを頼ると床がゴリゴリになってしまうから・・・だそうです。

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 こんな感じでよろしいでしょうか?後ろと脇を少し開けて、空気の流れ、湿気がたまらないようにというところを配慮して、設置完了。

 髙麗内装さんに作っていただいた、土台の上にピッタリ!

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 このような感じで、無事収まりました!これからこいつは居場所を確保したところで、どんな働きをしてくれるんでしょうか?クラシック・ジャズ・ポピュラーなど、または酔いどれ弾き語り・・・なんて言うのもあるんだろうなあ・・・。

 このピアノが呼んできてくれる人との邂逅も、また楽しからずや。

 どうも長年弾かれていなかったこともあって、手入れは必要なようです。湿気もため込んだのか?ハンマーの戻りが悪いものありましてね。

 興味もあったんで、外せる板すべて外して、今乾かしています。ちょうど東京はこの季節、乾期ですからね。

 そうすると、鈍かったハンマーの動きも戻ってくるものもありましてね・・・、なるほど・・・という事なんですが。

 中には、二本ほど、戻りの悪いものがある。懐中電灯で中当ててみますが、まだ機能がわかるようになるまではちょっと観察が必要だな。一つだけハンマーを押し上げる鍵盤直の棒に、押し下げるためのヒモが付いていて、それが鉄のピンで固定されていたんですね。そのピンを少し下に下げる方向でヒモにテンションをかけてやると戻りは多少良くなる。

 ただ木製ハンマーのバランス上、鍵盤を離せば戻るようにできているんだが、その戻りが悪いという事になると、根元か留め具に摩擦があるんだろうなあ・・・。金属だったら、極上のスプレーオイル一発で直りそうなもんだが、木製となると、逆にふやけて、戻りが悪くなる可能性もありだなあ・・・などと考えつつ。

 調律は、ここを調整することで可能だ、というペグを見つけ、四角レンチでやるんだろう?今、スマホにも調弦アプリがあるから、そんなんで、もしかして、できないかな?なんて考えたり、色々面白いですね。

 明日、調律師さんが来るそうなので、後ろから作業見ていようかしら?

 しかし、見事なまでに、自転車屋の手も足も出ない作業であった・・・、あっぱれ餅屋、やっぱり餅は餅屋だわ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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