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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

やっぱりベントに



 先日、カーボンホイールをはいた、例の年代物キャノンデールなんですが、このスペックで滑走してもらいました。

 基本、大分いいみたいです、よかった・・・。一つをのぞいては・・・。

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 フォークの内側に筋が見えますね、ヘッド回りから異音がしていたという事で、ヘッドパーツを交換し様子を見たんですが、どうも、フォーク自身に寿命がきたようですね。

 そこで交換・・・なんですが。この年代物フレームのヘッドは1インチ、なので、通常であれば選択肢はほとんど無いんですが・・・。

 オリジナルフレームを持っている当店としては、メッキものストレート、ベント、しかもステム形式はクイル、アヘッド両方できるという四通りの使い方があるんですね。

 しかもそれだけではない・・・。

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 このように、ストレートではあるが、1インチのカーボンフォークを何本は持っている。さて、今回この三本の中から何を選択するか?

 ベントかストレートか、カーボンか?

 どうも見た目を重視するとベント・・・という事になりましたね。

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 まずは交換するフォークを外す。

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 下玉押しを外します。先日ヘッドパーツ打ち替えの際にクラウンを整えたあとが見えますね。

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 アヘッド用にも転用できるよう2、コラムを長くしているわけですが、こいつを切ります。

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 ガイドに通すことによって、切り口が垂直になります。ガイド自身は万力に挟みます。

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 切ったあと、外はサンダーにかけて角を落とし、内はバリ取りナイフでバリを取ります。金属のバリはなめてはいけません、それによってステムが入らなくなることもありますんで。

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 そんでもって、さっき外した下玉押しを移植しようと思いましたが、入らない・・・。前のフォークが26.4ミリなので、イタリアン・・・。オリジナルフォークは27ミリ・・・こりゃ入るわけない。

 となれば、下玉押しを27.0にしないといけない・・・、ヘッドパーツは下玉押し、ベアリング、ワンなどの複数が、輪投げのように一緒に束になって一つというパッケージングされているので、その中の一つを変えるというのが実に煩雑になるんであります。

 となれば、ヘッドパーツはいじらず・・・、フォークのクラウン回りをいじることに。

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 このように、26.4のクラウンレースカッターをかけることによって、イタリアンに変身させます。旋盤があればできますが、未だ当店に旋盤なし・・・、手でやります。

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 アルミフレームに鉄フォークがつきました。ベントです。

 このラインがお好きなようでした。

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 これにて完成、暫くこれで行くでしょう。

 乗ってみると、クロモリフォークは決して古くはない・・・というか、やっぱり一番安心だね。もちろん今所持しているフォークのほとんどはカーボンですが、一番安心するはやはりクロモリ・・・でしょう。

 まあ、そんなに下りで攻めたりはしませんがね・・・。

 しかし、今店舗開店のお手伝いなんかもしていますが、工具の手配に関して、ヘッド回りって、驚くほどの工具の種類が必要だということを再確認した次第です。

 あんなチッコイヘッドパーツに数えると・・・、外して、入れて、整えて、に6種類は使いますね、しかもインテグラルなんかを入れると、もうきりが無いくらいの工具が必要です、しかも刃物は高い・・・。BB回りも次に必要なくらいですが、開業するのに、こうした刃物類を一式購入するとなると、それは莫大な資金が必要になります。

 BBタップ片方で3000円、両方で5000円とか取る工房もあるやに聞きますが、ある意味こうした事情を考えると、無理もない・・・という事にもなり得ます。刃物は摩耗しますんで、変えないとね、その替え刃がまた高額・・・という、色々とご理解いただけると幸いに存じます。

 まずこれで、この車体のヘッド回り、フォーク回りの異音問題が解消されますように!


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※3月11日は当店上の響き床で、ジャズ室内楽という新しいジャンルの音楽が誕生します!是非目撃してください!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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携帯070-5083-6962
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