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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

何色か?マジョーラチックから 本マジョーラへ!?



 ちょいと実験的塗装のお話し。

 通常よほどのコントラストが無い限り、光の影響も考えて、これは濃い青系の単色だと判断する人が多いでしょう。

 パイプは表面が曲面なんで、そのてっぺんは光って白いし、離れていくに従い濃くなっていく。それに太陽や光源に対して、角度の違う自転車フレームのパイプは、それこそ光の関係で濃淡が別れて、異なって見えます。

 さらに、そして横から見るに、フォークと、フレームの後ろ三角は手前と奥があるので、立体的、その距離にて、光の様子は変わって見える。

 このような自転車フレームの特徴からいうと、単色で塗っても、一様には見えないわけなんでありますが。

 人間て不思議なもんで、その一様に見えないにもかかわらず、頭の処理で単色と判断して、本当単色として見てしまう。まあ、人間が見ているというのは、考えている、というのと近似であるとも言われています。

 針の柱時計を見ます。秒針がなければ、時計は止まってい見えますが、動いているという考えを前提に、時を読みますね。単に見ているんじゃなく、思考的前提を介して見ているわけであります。

 と考えて、見る。として、見る。つまりは、思考のフィルターを通して、「見ている」に過ぎないわけで、生の感覚というのも、気持ちはわからなくはないが、ある種あり得ないわけだ。

 だから、良く、「考えるな感じろ!」というのも、徹底しようとするとかなり無理がある。思考と感覚の量的な比率を変えろ・・・というのが現実だと思いますが。

 そんなわけで色そのものとしては、単色一色だろう、という思考的前提で見てくれると、違う色も同一に見えてしまう。こんな現象を逆手にとって、わざと色そのものまで変えて、奥行きを出したりして遊んでいるのが、当店の塗装なんですが・・・。

 さて、一色ではないかも・・・なんていう、思考的なフィルターをちらつかされて、上の自転車は何色に見えますか?なんてひねくれた問いを出してみる。

DSC_0125_convert_20180511222749.jpg

 日が出てくると、色は場所により、それぞれの発色をしてくれる。シートチューブなんて、ちょうど影になって真っ黒だよね。それでも、単色で見てくれるというのが、思考から独立に感覚を走らせることのできない、人間の性なんであります。

 DSC_0119_convert_20180511222732.jpg

 この角度から見ても、同一の単色に見えますか?イヤ・・・待てよ・・・、そう言われてみると、これ塗り分けていない?という人も出てくるでありましょう。

 DSC_0122_convert_20180511222740.jpg

 でも、ちょっと離れると、アレ・・・やっぱり単色かな?

 この塗装の依頼は、角度のよって、色が変わって見える塗装ってできませんか?という依頼。うん、そういう塗料というのがあるんです、ある意味専用塗料といってもいいでしょうね。

 世に言われることのマジョーラ・・・という塗料なんであります。水に油を垂らしたような、あのランダムな輝き・・・とでも言うのでしょうか?虹的な光を放つ・・・。

 通常は三色ぐらいが、角度によってかわって見えるという、一部熱烈なファンのいるともいわれている、あれでありますね。

 そいつの難を言うと、一言、高額!高いんであります。

 例えば、聞くところによると乗用車一台塗るために必要な塗料の量、一体何リットルか知りませんが、それで大体塗料代だけで
100万といいますからね。
 
 自転車なんて、その何十分の一でいいんで・・・といっても高いでしょう。しかも、この手のものは小分けするほど単価が上がるという原則がありますから・・・、聞くのも怖い塗料の値段。

 そんなわけで、自家製マジョーラ・・・もどきなんてものができないか?と下地をを工夫しつつ、中間に挟む色も変えつつ、外塗りも二丁拳銃のごとく、部分が消しつつ・・・、仕上げていくんであります。

 その後研ぎ出しなどして、修正かまして、まあ手間のかかる。

 でも、ある種グラデーション的な、そこはかとないズレ、角度による明確な色の違いなども錯覚を利用しつつ、あくまでもちょっと離れてみると単色に錯覚を誘導するようにと気をつけて塗ってみたんであります。

 DSC_0126_convert_20180511222758.jpg

 この辺中も狙い通り・・・かな?という感じ。同系色の中で、時に大胆に塗り分けしても、人間の錯覚はありがたいことに、整合性を取ってくれる、今後はもっとイタズラ心を発揮して、前提としての思考と実際の見えのギャップをイタズラしてみたいですね。

 この手の角度が変われば見えが変わる、という現象を称して、玉虫色などといわれます。ある種どうとでも捉えうる現象、人によって様々に解釈ができるという意味を込めて、玉虫色などと言われていますがね。

 かつては、玉虫色、どうとでも取れるような言い方で、のらりくらりとかわすという答弁なんかが、政治屋連中の得意としたところだったと思いますが、もう昨今ではその手の努力さえしない・・・、いや、できない・・・、虚言、失言、暴言、妄言のオンパレードとなってしまった。

 自衛隊の日誌を隠蔽し、議員に暴言吐いてもよくなった。決裁文書という公文書を改竄しても、どこでもやっている、個人の問題ということで片付けられるそうだ。そんなこと言う低脳が五年も、財務のトップをやっていられるようにもなっている。子供を三人安心して育てられる環境作ることを全くしないで、三人産めと得意げに言う似非保守議員も後を絶たない。

 一年以上前から、改竄資料、隠蔽資料とで、嘘の上塗りをし続けて、更にまた素人でもわかる嘘をはばかることなく国会で嘯くやからがこれまた後を絶たない。

 隣国から攻められるーなどという妄言以前に、足下が陥没しているこの現実。ちょっとこの国危ないね。本当危ないよ、このままでは。玉虫どころか、ゴミ虫だ・・・。

 何の話だか?そう、この疑似マジョーラだけでなく、今本物のマジョーラ塗料の小分け交渉中というところまで来た。フレーム一本10万以内でマジョーラができるとしたら、需要あるかしら?

 塗り師としては、一度はやってみたい、マジョーラなのであります。希望者が2名以上いそうであれば、ちょいと実現に向けて考えてみる!放ってはおけないバカどもだらけだが、こちらはこちらで仕事はきっちり、やっておかないとな!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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