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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

若き二人のメカニック

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 今年の三月に、北京のREを訪れたとき、新人メカニックとして入社したばかりの李さん。若く見えるが、子供がいるらしいよ。そして、この彼が実に丁寧な仕事をするので驚いた、という事を書いたと思う。特に工具の手入れなんていうのは、毎回そこまでやるの?というくらい管理が行き届いている・・・、というかやり過ぎだろう!とさえ思うくらい。

 それと、驚くほどの応用力を持つ、既にね。8速STIで、7速を引くなんていうちょっとした問題だよね・・・、行儀のいいメカニックにとったら、大問題かも知れない。

 彼のその手順を見ていると、まずよーく観察してるのがわかる、そこからいくつか施工のための選択肢を出して、それを一つ一つ試していく。

 論理的、フローチャートを持っている。それもまた店主と類似なんじゃないか?と思うくらい、手の動きを見ていると、手に取るように彼の考えていることが伝わってくる・・・、こういう相性というのも珍しいものだ。

 人間的な相性が合っても、メカ的相性は真逆・・・なんてことも多々あることだ。前の副店長の真田さんなんて、その典型・・・、そうきたか?でもなんで?なんてことが良くあった。

 大して、この李さんは読心術など使うまでもなく、施工への彼なりの手順が実に良く伝わってくる・・・、こういう相性というのもあるもんだね。

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 その彼なんだが、今回もやめずにいてくれた。丁寧さが前面に出る故に、時間はかかるが、これまたすごい精度のホイールを組む能力がある。今回はオールサンエイクシードで組んでもらったが、いいホイールができたね。

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 それと北京のロード乗り達にも徐々に浸透してきたのか?このような依頼も入ってきた。最新ピナレロドグマにデュラエースの載せ替え依頼ね。元々トレックショップにいた李さんには、お得意分野の施工なんだろうね。

 只、ハンドルが、カーボン系で、ブレーキワイヤーの誘導がちょっと変なところに付いており、アウターのRがきつくなり、レバーの引きを圧迫するなんていう、良くある問題の遭遇・・・、さてどうするか?と。

 ちょっと面白いと思ったのは、ブレーキアーチに、引き返しを強くするために外からスプリングを取り付けてみたりしていた・・・。つまりママチャリの後輪ブレーキのようなダッサイ見栄えなんだが・・・、こんな最新車体にも、色々対策を思いついては、とにかくやってみるという姿勢はいいね、こういうメカニックは、殊にビンテージをいじる経験を積むと、とんでもないことになりそうだ。

 最後は、ハンドルについている誘導穴を使わずに、R問題を克服していた。

 そして、今回もう一人の仲間が加わった。

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 名前は肖さんといいます。彼も吸収力は抜群にありますね。つまり途上のホープなんであります。彼も李さんに負けず劣らずの、丁寧人間・・・、店主と比べるとどっちが中国人で、日本人なんだかわからなくなってくる。

 ある建築系の人に聞くと、古い世代を反面教師に、若い世代には実に丁寧な仕事をする人たちが現れてきた、という事だ。グローバルだの、国政標準などいうものから、これじゃあ、いかんだろ・・・という一種の反発なのではないか?という。

 今日本では、四十代五十代という、日本の勢いあった時代を知っている世代は、まだ日本が本気出せば、中韓には負けないぜ!と思いたい人たちが多くいそうなんだが・・・。

 教育費・研究費の削減、論文製作・提出量の激減、世界大学ランキングの低下など・・・、日本の現状を冷静に見てから、他国も冷静に分析する必要があるんじゃないか?と思いますね。オヤジ世代なんぞもうどうでもいいわ・・・、それより、この国の若い世代に一体何を残して、中米という大国の間にあるこの小国を欠くべからざる国として確立していけるか?

 問題はそこだと思うがね。いわゆる資源のない国の選択肢は、人材育成以外にない!人材育成以外に選択肢などないのだ!今のこの国にその姿勢が微塵でもあるか?人材育成の大分以前に、小学校・大学設置について、大嘘で固め、証拠隠滅し、公文書改竄して、まだ開き直るこの国の今、本当の意味で人材育成しているのか?これが美しい国なのか?くだらない・・・。

 話を戻すと、この伸びしろの沢山ある肖なんだが、実はもう一つ、すごい経歴の持ち主でもあるんですぞ。

 詳しい話は、さておき、中国の秘境といわれるところまでの長距離ツーリングの経験の持ち主なのであります。中国版フェイスブックにWECHATというのがあるんだが、彼のそこには壮大な旅行記が記されているように見える・・・。

 ツーリング車というと、今後最大級の力を入れていきたい柳サイクルさんなんだが、もちろん北京REをバックから支える自転車製作をしている。肖さんのような足のある人と知り合うことで、今後どんな展開をしていくのか、楽しみである。

 最新レーサーをいじる李さんと、ツーリング系統の肖さんと、企画の田さんという、今自転車部門には三本柱が立っているが、それを核に今後展開していくんじゃないかな?

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 二人そろっての、ウルトラ丁寧なメカニック、レーサー系とツーリング系、非常にいいんじゃないの?
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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