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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

夏休み 子のせ事情



 夏休みだけ孫を預かるんで、値段の高くない子のせカゴってないかね?と言われて探してみたら、あったんですねえ・・・。

 エエ、そんな値段であるんだ・・・という代物、ママ狸ん始まって以来の安価な子のせであります。

 まず店主が子供の頃って、荷台に直に座って、こぎ手の衣服などにつかまるのみ・・・。

 その後、簡易な枠だけのものが出ましたね・・・、背もたれだけの、ベルトがないようなものだってあったように思います。

 それが進化して、今では・・・なんだが、そのかつての子のせを思い出すような簡易子のせがまだあったんですねえ。もちろん、ベルトはちゃんと付いています。

 股の付け根でとめるタイプのね。

 ちょっと高齢のご婦人が、夏休み孫を一時預かりする際にどうしても必要だということで、取り付けてみたんだが・・・。

 どうもこのデフォの状態では、アチコチ窮屈らしい。

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 どうも平均より体が大柄なんだそうだ。まずは太ももがつかえて仕方ない、なんとかならないか?

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 手おきの部分をもっと前に出す。再度ご婦人を座らせて腰に干渉しないかテストしながら・・・。

 でも、ふと、結構なご高齢のご婦人、小柄です。大柄な孫を乗せないといけないというのは、結構大変そうなんですよね。

 次ぎに改良するのが、足置きの部分。太ももが太くかつ、足もそこそこの長いので、デフォの足置きに足を載せると、膝が高い位置で開いて、乗りにくいという。

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 上から見たところなんだが、この黒い太めの線の上に、足を載せることになる。そこそこの金額だとこの位置が成長段階にあわせて上下できるようになっているんだが、簡易子のせにはそんな気の利いた構造など全くない。となれば・・・。

 こいつを撤去するしかない、曲げ直しも考えたが、小手先改良やって、何度か曲げ直しをするよりも、思い切ってやった方がいいだろうね、こういう場合は。

 という事で、まずここだけ単体を外す。

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 まあ、こんなもんだ。外したこいつを万力にかける。

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 一気に曲げを曲げ取るように、まっすぐに戻す。こういう時には一気にやること、躊躇するとそれがラインに出てしまい、みっともない。

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 同じ角度から見ると、先程の足置きがなくなっています、底なし状態。その分足がブラーンと垂らせますね。

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 曲げ直しの部分を荷台にタイラップでとめると、ちょうど足がホイールに干渉するのを防ぐガードになってくれる。まあ五歳だし、ちゃんと言って聞かせれば、大丈夫だろう。

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 こんな感じで少しは乗りやすくなったはず。

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 ちょっと昭和の香りのする、子のせに変身ですね。

 あとは、ご婦人の体力がどこまで持つか?だな・・・。色々な事情があって、孫を預からざるをえない・・・という事が顔からにじみ出ている。かわいいだけが孫じゃない、加齢に次ぐ体力気力の関係から、時には大変な重荷にもなるだろう・・・。

 孫は来てよし、帰ってよし。

 とりあえず、装備ができたが、・・・この酷暑に孫を預かるのはさぞや大変だろう・・・。

 夏休みらしいね、親戚などが地方から行ったり来たりと、大変賑やかな季節でもある。店主にも思い出は随分ある。でもあの時は社会全体が若かった・・・、体力気力と希望にあふれていたようにも思う・・・。もちろん公害や災害の影は常にあったが・・・。

 それから比べると高齢社会というのは、疲弊社会でもあるのかな?なんかみんなお疲れですよね・・・、とも思う、せめて、装備で・・・と思うが、それも限界ありだろう、更に自転車屋として考えるべき事はまだ、あるか?あるだろうな・・・多分。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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携帯070-5083-6962
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