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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

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リアルって「リアル」のことだろう?



 幸いなことに、子狸の図鑑好きが高じて、動物の資料は少なくはない。そんなものをパラパラめくって、いろいろと考える。

 図鑑っていうのは写真もあるが、その動物そのものの説明になると、写真より絵になるという傾向がある。これは写真はあくまでも個を捉えているのみであって、その種を捉えていることにならないからであろうと思うんだが・・・。

 例えばある種の動物が広範囲に生息しているとする。虎なんかいいかもしれないね。今は知らんが、昔はバリ島に虎がいた。バリ虎というよね。

 それから本場・・・?と思われるインドにもベンガル虎というのがいる。当然東南アジアにも生息しているであろうし、竹林の虎といえば、中国南部にも生息しているだろう。

 ちなみに竜虎の戦いというのは、たぶん、中国南部あたりでワニと虎とが死闘を繰り返しているのを見てのイメージではないか?ともいわれているらしいが・・・。
 
 加藤清正が朝鮮出兵の際にしたことになっている虎退治、ということは韓国・朝鮮にもいたということなんだろうな。

 戦時中の証言満州地方、つまり中国の南部だけではなく、東北部にも虎は出没したという話を聞いたことがある。

 ええ?北にも?と思われるかもしれないが、でかい虎の多くはなんとシベリアに生息しているといわれている。黒沢明のデルス・ウザーラ?だったか?虎を見たものは、遠くないうちに死ぬ・・・とかいうジンクスのような話が出てきていた。

 ざっとバリからシベリアまで・・・生息している虎を写真で紹介するとなると、それは必ず、ベンガル虎かバリ虎か、シベリア虎という個別の虎を紹介することになる。

 シベリアのどでかい虎とバリの虎とでは違うだろう?ということになると種としての虎を紹介することは写真ではできない・・・ということになるね、そういう場合、多分だが、いくつかの虎の写真を並べて、その中間の絵を描くことになるんじゃないか?なんて思うんだがね、本当のところはわからない。

 個体を撮った写真はモロリアルだが、種としての虎を扱うには絵の方がリアル?ということになるのかな?

 DSC_2551_convert_20180728221911.jpg

 さて子狸から、数冊の図鑑を借りて、後はネット上の画像を見たりしながら、いったい何がリアルか?なんてことを考えていたんだが・・・。

 そのリアルさにこだわっているのが、実は虎ではなくて、ヒョウなのだ・・・。

 ヒョウの絵、アニマルプリント、ヒョウ柄といえば、本当か嘘か知らんが、大阪のおばちゃん!というのが頭に浮かぶ。

 あれだよね、あれ・・・。

 しかし、そのイメージとしてのヒョウ柄って、実は実際のヒョウ、リアルなヒョウからすると、一部に過ぎないんだよね。

 しかも、ヒョウ柄と称されいてるものでも、実はヒョウでなくて、ジャガー柄というのも多くある。まあ、一般の人とにとって、ヒョウとジャガーの違いなんて、どうでもいいのかもしれないがね。ちょうどクロコダイルとアリゲーターの違いのようなもんで、いずれもワニだろう?ってなもんだ。確かに、あいつらも大型ネコなんだから・・・。

 実際のヒョウを見るのなんて、動物園に行くしかないし、動画といったもテレビかネット上の動画しかない。それをもってリアルなヒョウとすると、、大阪のおばちゃんのアニマルプリントはその一部でしかなく、かなりいい加減なんだが、それも「リアル」な柄として、しっかりイメージに入り込んでしまっている。

 さあ、大変だ・・・。リアルなヒョウ柄を動物から起こしても、それがリアルに見えなくなるくらい、イメージとしての「リアル」というのは根強いものがあるようだよね。

 かつて、模型師さんに聞いたんだが、もし実際にある車の比を元に正確なミニカーを作ったらどうなるか?なんともシックリこない、でっぷりした形になるようなんですね。

 そうかもねえ・・・、実際の車はでかいから、その全体を人はかなり捨象してみているんじゃないか?と思うんだよね、その捨象したイメージに従って、模型を作らないと、「リアル」じゃないらしい。

 それは別に車だけではないらしい、船にしても何にしても、模型師の腕の見せ所は、そうした数値化できない縮尺の妙なんだと、いうことだ。

 つまり、人には実際のもの=リアル、というリアルなイメージと、それを元にしているはずのさらなるイメージ=「リアル」というものが、あるようで、このふたつをもってどっちがリアルなのか・わからなくなっている、というのが現状なんじゃないか?なんて思うんですね。

 DSC_2552_convert_20180728221942.jpg

 こんなことやって、ヒョウ柄の練習なんかするんでありますが・・・。この元を実際のヒョウの写真から手本にするのと、アニマルプリントの布を手本にするのとでは、かなり変わってきてしまう。

 むしろ、前者の方がわかりにくいかもしれませんね、つまり、典型的なヒョウ柄は胴体の太いところを中心に描かれているんですね、それが両脇の端に来るようになると、黒の斑に変わっていくわけです、またヒョウの体の上と下、表と裏側では、土台になっている毛の色が違うんですね。

 もちろんアニマルプリント柄にはそんな違いは無視されています。

 さて、こまった・・・。実際のヒョウにあわせて、写実するか?それとも、イメージとしてのアニマルプリントから起こすか?

DSC_2553_convert_20180728222006.jpg

 混合してしまって、ダメだこりゃ・・・なので、やり直さないとね・・・。

 部分的にでも、実際のヒョウか、それともプリントかを区切ってやらないと、ダメということには気がついた・・・。

 もう少し探求せねば・・・。

 しかし、リアルというものが人にとって実は「リアル」に過ぎないんじゃないか?ということの病については、思うところも多い。なるほどねえ、こいつは使い分けつつ、したたかにやらねばならないなあ・・・・と同時に、何かの限界を超えるときの一つのとっかかりになるだろう、ということはウスウス分かる・・・、より深めねば・・・。

 多分だが、我らはイメージのフィルターを通してしか「リアル」さを実感・・・できないんじゃないか?ただ、時として、そのイメージを超えたリアルを求めようとはする、・・・しかしそれとて、別のイメージのフィルターにする変わったに過ぎない・・・かもしれませんな。でもまあ、フィルターが変わっただけでもよしとする?さてさて・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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