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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

無駄に金使わず 要所に使い後は頭を使った学生自転車


 
 雪国出身でもないのに競技スキーなんかをやっていたんだが、それが大学に入学した。頑張ってなー、なんて言っていたらもう三年生になっていた・・・、早いもんだ。

 その学生がホイールを組んでほしいと持ってきた。

 その前にこの丸石のフレーム・・・いかにも学生らしい、しかしよく考えられて作られている。所々ボロはあるが、工夫があり、よくぞ此処までやったもんだと感心できる一台でもある。

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 このホイールの組直しを頼まれたんだが・・・。

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 何だよ・・・、名作585じゃないの・・・。もうリムがすれすぎて、違うリムにて組み替え直したいと。そういうリーズナブルな発想は、学生だけになかなかなり。こうでなくちゃな。

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 持ち込みリムは同じくDTの411、名作じゃないの、そしてこれはアイシンメトリーという構造になっている。

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 わかりにくいが、通常リアホイールはフリーと反フリーで側でオチョコ構造になるんだが、それをリムの段階で少しでも吸収するためにリムの方が左右で非対称になっている構造のリムを差すんですね。

 かつてはリッチーがこいつを作っていた。あれも名作だったように思うね。軽量リムで・・・、通常2ミリの差の出る左右のスポークをできるだけ均等になるようにリム形状が工夫してあった。

 そいつの、メーカー越えのリバイバル版と言っていいかもしれない。

 当然、DTで精度もいいんで、申し分はない・・・でしょう。金の使いどころがいいね。

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 ちなみにこやつ、前輪は同じくDTの完組を利用していた。

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 DTのハブ自体も独特なところがあって、良さそうなんだが、いかんせん高額すぎる・・・いずれはそんなものふんだんに使った、半永久型の手組ホイールなんてのも、組んでみたいもんだが・・・。

 その他、各所が工夫の跡がありなんだな。

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 今流行のワイドレシオのスプロケを使用。当然マウンテン系のリアディレーラーで引くことにしたらしい。

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 そして、こんなこと言っちゃなんだが、ありもの風のシングルギアをつけている。前シングルの、後ろワイドレシオなんて、なんか今日型のスペックを狙っているようだ。

 シフターは?

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 なんと、片レバーのない、アームストロング形式でやんのね。でもこちらの方が、左右の形状を似せているせいか、アームストロングのヤッチャッタ感以上にかっこいい。

 ありものの・・・鉄フレームで、なんとも今日的なスペックの自転車に仕上げてしまっている。しかも、ホイールにはちゃんと金使って・・・、わかっているじゃん、こいつ!と思わせる一台だ。

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 この辺なんかちょっとやっつけ感があるが、基本よくできました!とやってもいいだろう。このアウター通しの外側は、もう少しつぶした方がいいね、アウターがずれてしまったら、ブレーキの引きに大変悪い影響になってしまうので。

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 まあ、こんな一台なんだが、なんとも好感の持てる学生号なんだよね、ちゃんと考えられている、しかもホイールという要所まで押さえている・・・、こういうライダーが老若男女に出てくると、その国の自転車文化の成熟度は高い・・・といえるんじゃないか?

 今を去る2年半前か?高校生の頃から来ていた。できた若いもん、というイメージは当時からあったが、なかなか順調だ。

 後は二三度で彼方此方にぶつかって、五六度こけたり起き上がったりを繰り返せば、相当になるね。

 なかなか気に入った!褒めて使わす一台だ、学生だったら、これくらいの一台を頭と縁を使って完成させよ。

 ますます将来が楽しみに見えてくる・・・といいつつ、全く期待してはいけない、と思っておこう。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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