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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

完組折れた・・・ぎりぎりセーフ



 結構長いこと使っていた、ホイールのスポークが折れたんだが、修復できないか?ときた。メーカーはシマノ、なら・・・・大丈夫じゃない?と思っていた。

 そうシマノのスモールパーツの管理と提供能力は他を追随させないシステムを持っている。これは何度言ってもいいことだが、これに関しては、シマノには頭が上がらない。

 こんなスモールパーツの詳細な提供したって、手間ばかりかかって、収益などほぼないようなもんだろう、煩雑で、最も最初に切り離したい分野なのではないか?

 まさに、そのスモールパーツはないんで買い換えてください!を連発すればすむ話なんであります。それをまあ、ワッシャー一個から発注できるようにするなんて・・・。

 自転車コンポメーカーの社会的な責任というのを採算度返しで果たしている・・・という意味で、高邁な企業であることがうかがえると思う。まさに、自転車小売店としては感謝、感謝なのである。

 そんなこんなで、探してみるに・・・なんと十年くらい前のホイールであることがわかる。ネットの画面から、スモールパーツに入っていくと、相変わらず、細かいパーツ一個一個に番号を振り、その在庫状況に×、○、△などをあてて管理している。

 目当てのホイールが見つかり、スモールパーツに入っていくと、ニップルは数個確保できる・・・、問題はスポークである。

 あったよ・・・、あと何本手配するか?五本くらいあってもいいかもなあ・・・。

 なんて、数打ち込んで最終出荷指示を出すと、なんとご希望の数のスポークは確保できませんと来た。

 そこから一本一本ひいては、指示を出すが、最終のこりの一本・・・となるまで、それが続いた。

 ということは、こいつが最後の一本なの?駆け込み一本ってわけ?ラッキー・・・じゃない。

 とりあえず、関係するスモールパーツ類をとれるだけ取って待つ。

 DSC_0683_convert_20180811231656.jpg

 来たよ・・・時に神々しくも見える、この光景。だって十年前の完組ホイールのスモールパーツが手に入るんだぜ・・・。在庫してあっただけでも奇跡だよね。

 DSC_2564_convert_20180811231713.jpg

 こういう特殊形状のスポーク・・・。

 そいつをリムから通して、今度はハブ側に取り付ける特殊ニップルをかぶせてみる。

DSC_2566_convert_20180811231727.jpg

 一般パーツのスポークニップルとは似ても似つかない・・・。特殊スポークなんですね。完組を購入されるとき、できれば購入と同時に、スペアスポークニップルを購入しておくのはお勧めできますね。ついでに、それを管理する工具が特殊であればあるほど、自分で持っておくというのが理であります。それを渡して、メンテしてもらう・・・というぐらいならないとね。

 時が変わって、製造中止になった後でスポーク損傷が起きても、もう手も足も出なくなりますからな。

 DSC_2567_convert_20180811231744.jpg

 通常ニップルはリム側に来るが、こいつはハブ側にもうけているのが、特殊設計らしい。

 慣れの問題は大いにあると思うが、ハブサイドで振れ取りなどするのは、やはり難しい。

DSC_2568_convert_20180811231800.jpg

 この手の特殊向き工具を使って、スポーク管理をしていく。

 DSC_2570_convert_20180811231821.jpg

 リム側のニップル設定であれば、一直線に調整できるが、このようにハブ側から二本線となっていると、ニップル回しをその都度左右に振りながら持って行かねばならない、なかなか面倒である。

 ただ、利点があるとすれば、ニップルという抵抗のある素材が、リム側という最も空気抵抗のあるところにはなく、むしろ回転の遅いハブ側=空気抵抗の低い所に置いたという点は、大変評価できると思うが。

 ある意味それだけ・・・かな?慣れの問題もあるが、調整はしにくい・・・といえる。

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 かくして、十年くらい前ながら、一本のスポークというスモールパーツがとれたため、この完組のホイールの寿命は多少延びたと言うことができる。レーサーに関わるすべてのパーツ類は、かくあるべし、と思う。

 なんであれ、それなりに工夫されて、試行錯誤を経て開発されたものは、それなりの値段はし、かつその継続使用とメンテナンスのためには、それなりのコストはかかるというのが当たり前なのだ。

 それを支えるサポート体制が、大変高いレベルで整っているシマノという会社は・・・、冗談じゃなく、世界に冠たるものだろう・・・。

 まあ、今回はたたえておこうか?別に言いたいことは山ほどあるが・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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