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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

逆ペダルのためのBB



 実はちょっと懐かしい、自転車なんであります。

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 こういうハンドルです。左ハンドルが妙に簡素ですが・・・。

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 握りだけ・・・、ということはブレーキはどうなっているの?

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 右のみに、前後ブレーキを集めて、シフターもあるという形式にしています。というのは、左手に握力がほとんどないという、条件からこのようになったわけであります。

 こういう施工をすると、片手に事情がある方からの依頼が来たりする。どこまでできるかはわかりませんが、できるだけのことはやるというスタンスでやって参ります。

 そして今回は腕周りではなく、足回りということです。

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 このクランクですと、逆足回りで行くと、ローにかかっている場合、チェーンが外れるという事態が起きる。

 シングルなので、アウターローということではないが、まああまり相性のいい組み合わせではないので、そのギアは使わないで・・・、もしくは逆回ししないで、ということなんだが、やはりシングルだけあって、使うときは使う。

 そして逆回りは、踏み出し地に有利な二時の位置にペダルを持って行くときに、思わずやってしまうというのだが、そのたびにチェーンが外れていてはやりにくくてしょうがない・・・。

 なるほど、対応します・・・。

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 チェーンライン?が原因?かなり精度の高い今日のレーサーであればアウターローでの反回転でもチェーンの落ちはかなり抑制できる。特にここ最近のテンションボルトの性能が上がったので、その傾向は顕著なんであるが。

 少し前のぼけ気味なテンションボルトの際には、アウターローでのチェーン落ちは、まあたびたび起きたものだ。変な癖つけないこと!で済んだんだがね・・・。

 なので、このクラスのチェーン落ちは仕方ない?で済ませられるか?

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 どうもこのBB、幅で過ぎてないか?計ってみると128とか、その理由のわからない幅の広さであったのだ。

 ・・・大手のボリュームゾーンを作る際に、あまり気味作りすぎ気味パーツを安く利用する、という傾向があるのか?というくらい、この自転車に、この幅のBBを使わざるを得ないという合理的理由が見えない・・・。

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 いろいろ試して10ミリ以上幅を狭くして、再度クランクを装着。

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 落ちなくなったのでカバーをつけて、実際に走りながら、チェーン落ちの検証をする。

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 確かにシングルギアなんで、ローを使うなと言うわけにはいかないんで、こういう調整は必要・・・なんだろうな。

 チェーンウォッチで脱落防止まで考えたが、今回はこのチェーンライン変更で、大丈夫なようだ。

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 片手に握力がほとんどないところでも、工夫すれば自転車に乗ることができる、いや、それ以上にこの自転車を見るにいかに乗って、使われているかがわかる。うれしいよねえ・・・。

 どうやらこの酷暑の都市で、二年後にはパラリンッピックが開催されるという。そういう都市であれば、様々な障害に合わせたインフラを中心とした整備、およびそれに準じる装備類のバリアフリー、そして何よりも、障害や老化に関する「健常者」側の意識のバリアフリーを浸透させていくことが責務であり、急務であるはずだが・・・。

 未だに東京都でのタンデム自転車の公道許可が下りたとは聞いていない。その代わり隣の千葉では下りたと聞いた。そこで公道練習すればいいとでも言うのだろうか?もしそれで終わってしまうとすれば、何というみっともない都市、東京であろう事か。

 あらゆる人が福利としての生涯スポーツを享受できる形式を各方面で確立していかないで、何がオリンピックでありパラリンピックなのであろうか?と思う。

 東京は新興国のごとく第一回目のオリンピックではないのだ、成熟国としての二回目のオリンピックなのだ。しかれど、学徒動員的な半強制的「ボランティア」、これも臨時雇用することによる事故の責任を取りたくはないという開催側の無責任体制のあらわれだろう、そしてしまいには、銀、貴金属の供出依頼と来ている。

 グローバル企業とその周辺がやり逃げし、後には膨大な借金を残すだけの運動会ということはほぼわかりきっている。されば、その中でもあらゆる人々の生涯スポーツに関するハード・ソフト面の成熟を勝ち取らないで、いったい何の意味があろうか?

 まあ、大上段に構えずとも、どんな人の条件であっても、自転車というものが形を変えつつ、利用できるように、自転車屋はその持ち分を発揮するしかないだろう・・・な。 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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