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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

台中バイクウィーク1日目

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 これは今回の催しの出展企業の表といってもいいんだが。実は東京でも毎年開催されるサイクルモードのようなものか?と思われるかもしれないが、その内容は相当異なると言ってもいい。

 まずは会場なんだが、サイクルモードが幕張メッセでやるような、1カ所の大きな会場で行われているのではない。

 この写真は、4カ所で分散されて開催されている中の一棟に過ぎない。で、その会場も、実は大きめのホテルの数回を借り切っての開催なのである。

 この場合は、あるホテルを6階分借り切って行われ、これだけの企業が参加している、という意味なのだ。

 見ると、コレ知っている、アレ知ってる、アレが出ている・・・のオンパレード。商社がまとめ買いしている、1社1社が参加している、それらに一つ一つ会うこと、生の声を聞くことができる・・・というある意味夢のような商談会なのであります。

 そう展示会というより商談会といった方がいいですね。もちろんものも多く展示はされているが、それ以上に完成車メーカーとパーツ会社、フレーム会社、素材会社などが、多分二年後の完成車を何を使ってどう組み付けるか?ということの商談にきているといった方が適切だろうな。

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 色々あるが、今回はフレーム注目してみるか?

 これはチタンフレーム。

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 テーパーヘッドで、勝負する気満々だが・・・。もはやレーサー素材としては数歩後退してしまっているチタン。店主はまた、全く別路線で、チタン自転車の今後の可能性について考えるが・・・。

 つまり、この後残りうるかもしれない、自転車の典型として、工芸路線でチタンの可能性を深めるべきではないか?と正直考えているんだが・・・。

 こういうシェイプをいると、まだまだレーサーとして勝負させようとする傾向、または提案があるのだろうか?とも感じる。

 例えば素人ながらもエリート顔負けで走るトライアスリート・・・。潮風に近いところで走る鉄のような錆は絶対に発生しない。すでに酸化膜、錆び膜に覆われているのでそれ以上錆びる理由がないということね。

 適度のしなりと剛性の確保が、こうしたテーパーヘッドに出ているのかもしれないね。そしてトライアスリートは自転車の後、フルマラソンや10キロのランニングが控えているが、そのための足を残す車体というのは?果たしてバリバリのカーボン車体なのか?などまだチタンの一級は退いた後でも、現役レーサーとして残る道はあるかもしれない・・・とも感じられる展示だね。

 実に地味なんだが・・・、メッセージ性は確実にありますな。

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 こんなのを見ると、管楽器の一部?かトライアングル?とかに見えてしまうかな?

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 この斜めのパイプは補強?

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 ここはBBソケット付近。細めのパイプを組み合わせて、わざと複雑な形状にしているようです。

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 コレが全貌なんだが、家具の一部にも見えたりする。細いパイプで全体のしなりを上げつつも、斜め補強を多用して、走りの剛性は落とさない工夫をしているんでしょうか?・・・・ね?

 一切説明がない、勝手に見て考えなさい・・・というね。ブースにいた人も、商談相手とベラベラ話していて、説明する気なし。想像して楽しむ。

 そういえば、レーサーのダイヤモンドの形状なんだが、トップとダウンチューブを2本の細いパイプで入れ替えている自転車に乗ったことがあるが、なんともいえないしなりが気持ちよかったのを憶えている。

 このフレームにもこうした予感を感じますな。鉄という素材の持っている可能性って、実はまだまだ奥深いのかもしれませんな。

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 実は来月に台北ショーもあるというので、今回の台中の方は出展者も来場者も昨年に比べて少ない、と思います。今年に関して、世界の自転車展示会のずらしは大変評判が悪い。

 なんと来年は三月にまた台北ショーを戻すと言っているんですねえ・・・、半年で一体何出せるの?とメーカーさん達は困惑です。

 話戻すと、この手の加工系のブースも昨年より少ない・・・。

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 ラグに宝石もどきをつけてますな。コレって、かなり前の花チャリで似たようなことをやったことを思い出しました。そして、当時考えていた別の案なんかも、コレで思い出したな。

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 そういえば、昔、怪しい古道具屋に自転車すべてにスワロフスキーという、人造ダイヤで埋めて、ドバイあたりで1000万くらいふっかけて売ってみれば?なんて言われたことがあった。

 石油成金にか・・・。なら・・・と考え始めると、こちらの発想まで成金チックに汚染されることがわかったので、数日で打ち切ったことがあった。別ブランド名も考えただが・・・、バイコンデビルとかいうね。売魂悪魔という、まあ成金相手に日本銀行の絵札を集めようなんて言うのは、悪魔に魂売るようなもんだ・・・という自戒はおりこんで置いたんだが・・・。

 去年は、このメーカーステムやハンドルの一部に彫金かましていて、結構いいセンスでまとめていたんだが・・・今年はコレ止まりかよ!来年期待するか・・・。

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 こいつには一瞬、店主一人がどよめいた・・・。マジョーラの塗装?表面処理?

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 聞いていると元々はフォークの会社で、この塗装というか表面処理はいたずらのようなもんらしいね。確かに、見ている内に、あまり深みがない。

 確か子狸が持っていた、夜店で買った安いハンドスピナーと大差ないかも・・・。

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 世界的展示商談会で、店主も舞い上がっているのか、ちょっと落ち着かないとね・・・。

 しかし、こんなのを見ると、塗料としてのマジョーラを見てみたくなった・・・。どこかでサンプル取り寄せができるなら・・・、やってみたくもあるなあ、と志向も脇道にそれていく。

 ある意味、そうしたことの連続のようなところが、こうした展示会巡りではよくあることである。

 確実に刺激はされているな・・・と。何より重要なのは、それかもしれないね。元々が小さい店しか構えていない店主にとって、こういう所での商談なんていうのは、ずっと手前の存在なのだ。なのに、混ぜてもらえることのメリットとは何か?

 それは刺激を受ける以外の何物でもないだろう・・・と。そして、世界の自転車の流れ、傾向などをつかむこと・・・、その目的はその流れに乗ることではない、逆張りをすること・・・に近いかもしれないな。そうして、もの探しなんかもしつこくやっていくぞ!

 さて、二日目にはどんな出会いと、刺激があるだろうか?台中ショーは続く!
 

 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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