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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

台中バイクウィーク二日目 変速編



 昨年は四つの会場で行われた台中ショーですが、今年は一月後に台北ショーを開催するという超変則的スケジュールのために、客の取り合いとなっているようですね。

 そのためか会場は三つのみ・・・、一つ減ってしまった・・・。そして、昨年から比べると、来場者も減っているようだ。

 ちなみに来年は、例年通り三月に台北ショーを持って行く・・・ということは今年十月にやって五ヶ月後に再度台北ショーをやるという・・・、この混乱の元は一体どこなんでしょうね・・・。ということで、台中ショーもまた十月に戻るのかしら?

 今回の参加でいくつか自分にミッションを課しているんだが・・・、その一つがコンポ類、中でもシフターで、適当な、適切なものがないか?ということなんであります。

 その動機も、多くの方はおわかりかと思います。世に三大コンポというものがありまして、シマノ、カンパ、スラムといいますが、それ以外の選択肢が著しく少ないという、ある種の弊害がすでに起きている・・・といえるでしょうね。

 どういう弊害か?まあそいつらを使わざるを得ないということなんだが・・・、なんともその最近の奴らの傾向というものが、はっきり言って気に入らない。

 まあシマノはいいか・・・よくないんだが、もう仕方ないという感じ。少しは物作りに、ユーザーの声・・・なんかを反映するふりくらいしろよと思うがな。

 まあレーサーというものは軽く、速くという原則があるのでそれに従っていけば、自ずとそうなる・・・的な展開もわからなくはない、百歩譲ってね・・・。ただ・・・うーん・・・という感じはある。

 大企業だけありまして数千人の従業員を養うという意味で、自ら風を起こし進んでいかなければならないという意味では、色々と仕掛けねばならないことはわかりますが・・・、例えば、やはりロードにディスクはいらんでしょ・・・と思ってしまうのは、もう古い人間なんでしょうかね?

 あと望むのは、流行やトレンドといったものとは無縁の高級・・じゃなくて、恒久コンポを作ってそれを維持しなさいという要求くらいかな?74デュラ、その前のもいいやつがあった・・・、あとは600くらいか?当時にはなかったコンパクトクランクを追加してさえくれればいうことなしなんだがね。

 そうすりゃ、まさに隠れた潜在需要を掘り起こすことはできると思うよ、もちろん爆発的にというのではない、なんたって恒久コンポなんだから・・・、ユーザーがゆっくりと定着していって、沈殿していきながら一つの層を作るという、そういうあり方もあるんじゃない?そんでもって、五年に一度くらい、部分的にチタンを使ったラグジュアリーコンポなんかをチョロッと出してくれるだけで、その層は打ち震える・・・。

 ○○年度モデルとか、それが古いの新しいの型落ちだのと言われることもなく、マウンテン系統一コンポとして新作が出たの出ないなどという雑音から全くもって解放されたところで、自転車をいじり、そして乗る・・・というある意味安定層を心底安心させてくれる物作りなんかを一方では望みたいもんだ・・・。

 ということで、シマノはいい。スラムは・・・、国内の取り扱い方と値段を考慮してくれれば一部使ってもいい・・・、いや、正直言うと使いたい側面はある、確実に。そして苦手であったであろうフロントメカをきっぱり捨てて、前一枚、後ろ化け物スプロケを作り、それをトレンドにしてしまった功績は、非常に高く評価したいね。

 もちろん店主は、自分の自転車に対しては、一生そういうコンポは使いませんが!

 しかし、ものの善し悪し以前に、流通の段階で躊躇させるってことは、スラムにとってよほど日本は魅力のない国なのか?それとも代理店にやる気がないだけのか?一体何なんでしょうね?

 そして残るはもう1社・・・。昨年のベローチェ切りには、腰抜かしたが、早速12速に切り込むらしい。重賞レース以外は適度に踏んで着とってもいいが・・・と最強シマノラインから泳がされている感、満載なんだが・・・、先が見えないね、先が。

 以上のような三大コンポの状況から、期待の持てる状況ではない、と判断できるのであります、残念ながら・・・。

 ところがサンエクシードやマイクロシフトさんなんかも、結構前後メカなど作っていますし、シフターもなくはない・・・。そういうものを再度総合して、かつてのような寄せ集めコンポで調整していくという、選択肢なんかも確立できれば・・・と考えているんですが、その際どうしても鍵となるのが、シフターなんでありますね。

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 マウンテン系のこうしたものは、すでに三大コンポから外れたところで多く作られているようです。

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 相変わらず黒が多いが、かなり凝った作りもされているようですね。ところが、ロード系のそれとなると、ガタン・・・と少なくなる、況んやシフターをや・・・。

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 ところが、四大めのロードコンポの登場か?!という衝撃的なニュースが飛び込んできた!!!!!

 もうすでに知っている人の方が多いのか?

 あの変形チェーンリングで話題を呼んでいます、ローターなんだが、なんとシレッとこんなロードコンポを世に出そうとしているではありませんか?

 この手元シフターなど、スラムそっくりですね・・・といったら、私らはローターだ!とキッパリお姉さんに言い換えされた・・・。

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 こんなブレーキが付いていた、なんかイカ系?デルタ系?まあキャリパーは互換性あるだろうなあ。

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 これがフロントメカ、どうも完全電動のようですね。有線か無線の違いはあれど、今風ものには違いない。

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 ローター本社のブースではこれらが、ジュラルミンか何かは知らないがケースに入れられていて、操作性を実感できる機会がなかったので、謎のまんま。

 多分使えるから出したんだと思うが・・・。そういえば、むかしマビックがメカトロニクスとかいって、この手のものを出していたんだが、アレはもうとっくに消え去ってしまったのか?二十年くらい前だったか・・・。

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 本領はあくまでもここ・・・なんでしょうな。

 仮に四大コンポとしてこいつが加入したとしても、上記の状況から好転するものでは全くない・・・というわけで、ローターはそのまんま。新しもの好きの人から使っていくのか?すでに来年のトレードチームかどこかに供給契約でも取れたのかね?ご勝手に状態であるには違いない。

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 期待していたマイクロシフトさんのブースが完全商談ブースと化していて、新作旧作を並べての、シフト実感、触って試してゴーゴーゴーという乗りが全くない・・・。

 なんか、一台途中から機械で回転させて、勝手にシフトしてみなよ、的見本を一台出したのみ。しかもフラット用。

 それも、もう少し厳密にセッティングすればいいのになあ・・・と思う展開だ。フロントメカも平行についていないし、インデックス調整だって・・・と。

 まあ、このメーカー自体を完全に諦めるわけにはいかないので、他から情報取るしかないね、と会場をあとにする。

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 三つ目の会場。

 そこにちょっと注目ものがあった。

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 出た・・・カンパエルゴもどき・・・。

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 10速引けます。8と9もあったかな?どんな引きしろで、何が得意か?何てことは、実は自分で仕掛けてやってみないとわからない。多分工場から来た人にそれ聞いてお、質問があまりにもマニアックすぎてわからないだろうと思ったね。

 ということは、サンプルなど取り寄せられれば、こいつは面白い展開になるかもしれない・・・という予感は働く。こういう所が日本のシロクロ交えた商社の展示会とは全く違うところだと思うのね、多少怪しかろうが、世界に勝負しようと工場自らが出てくるんだから、その推しはすごいもんだ・・・。

 こいつがうまく作動してくれるようだったら・・・、ちょいと面白い展開も期待できるだろうな・・・。しっかり押さえておきます!

 そしておまけ。

 コレもよく考えた!寄生アイデア賞ナンバーワンかな?
 
 ものはコレです。

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 これはワイヤー引きのリアメカなんだが、そのワイヤーが通常なら当然ハンドル近くのシフターにつながっているのが、こいつはすぐ近くのこのボックスの中につながってる。

 そしてこのボックス内には、無線電動の機構が入っている。つまり、ハンドル付近には無線発信のスイッチがあり、それを押すとこのボックスに指令が下され、その指令によってワイヤーを引いたり緩めたりする・・・。

 つまり、ワイヤー引きコンポに寄生させた、電動システムということができるのだ。このシステムを使うことで、シフターのみ交換、前後メカのワイヤーセッティングをするだけで、電動コンポに早変わりさせることができるという発想。

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 フロントメカもね。

 昨年はオイル引きの油鉄砲タイプのブレーキレバーに、シマノ電動スイッチを内蔵させるという、TRPの発想に恐れ入ったが、今回はさらにその上をいく、使えるものはすべて利用して寄生しながら電動化、というまあアイデア大賞ものの発想ですね。

 こういう展示会などに出ても、シマノのでかさはいうまでもない迫力がある・・・。それに対して立ち向かってもたとえライオンの前でオオカミであっても歯が立たない。

 なればノミになり、ダニになるしかない・・・。そうなってすっかりライオンの毛皮の中に入って生き血を吸いつつ、したたかに生き残る、大いにありな展開だ。

 この辺の小さい工場の生き生き感を見るに絶望するにはまだ早い・・・、これだけは確実にいえるな。 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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