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線路を作りに行ってきた |
![]() 台湾の台中にいって帰ってきてから、ちょっとして、実は線路を引きに大陸に行って参りました。 北京のREさんが本オープンして、三ヶ月強となりました。さてどうなっているんでしょう?という視察と、挨拶をかねた訪問ではあったんですが、本来の目的は線路を引きに・・・または線路を引くための、下地を作るとでも申し上げましょうか? そんなことをしに行ってきたんであります。 ![]() 十月の北京は、大変いい陽気でありました。国慶節という、建国記念のための大連休ということもあってか、北京市内に人が少ない、車も少ないという、日本でいうお盆の都会状態で、そのためか空がキレイ。 通常スモッグだなんだで、最上階辺りは見えにくい超高層ビルも、スッキリ見ることができる。こんな北京ははじめてだわな。 ![]() 移動の途中で働く自転車発見。ゴミ専用の清掃車体なんだが、これが電気で動いている。音がしない。 ![]() フレームに補強が入っていますね。 ![]() こちらにも、こういう車体がアチコチで働いています。とにかく人が多いんで、ゴミも半端でない・・・。 ![]() このバイクに干されている、外套というか、コートというか・・・なんだかわかります?これ北京の冬支度ですね。 東京辺りの自転車バイクの冬支度といえば、ハンドル回りに取り付ける防寒用の袋のようなものありますよね、その中に手を突っ込んで、ハンドル握るヤツ。 北京の冬は東京の数倍、マイナス十度もあるくらいなんで、そんなんでは防寒にならないらしいんですね。なので、こんなコート級のデカイ車体取り付け用防寒風よけマット・・・的なものがある。 これをどう使うか?といおうと・・・。 見た目の通り、椅子にすわって、腰掛け、膝掛け、胸掛け、腕掛け、手掛け・・・という5箇所の防寒をこいつ一枚でやるという、最強の防寒マット・・・といっていい。 さすがに足を回す自転車にこれする人はいないだろうが、跨がっているだけのバイクでは、ほとんどの人がこいつを着用というか、バイクに装着しているといっていい。 日本の北国などでも、こういうものがあるんだろうか?と思うが、ないとするならば、これは輸入してボロもうけできるぞ! また、ここまでやらなくとも自転車用のこの手はありかも知れないね、自転車通勤でどうしてもスカートでなければならない人などは、これは必需となりましょう。 また体を冷やさない、冷えは万病の元などというソフトも付けて行けば、これは一定以上の普及は見込めるだろうなあ・・・等と考えますがどうでしょうね? まあそんなことを考えているウチに、北京のケリーセンター内にあるREに到着。 大型連休もあって、従業員さん、知り合いの方々がことごとく連休中。残った少人数で、しっかりと回していました。 やめた方もいましたね。そして新しい方々も。 REにはいい人材が集まる、新しい方にも相当の人格者とおぼしき方もおられました・・・・。 まずはオープンから三ヶ月強の時間が経って、売れる物と売れない物、売れそうな物と売れそうにない物等の見分けが大分付くようになってきた、という事です。どのラインナップが稼ぎかしらで、なにがそうで無いか?等ということがだんだん見えてくるようになってきた。 つまり、目鼻が付いてきたという事で、これから、改善点などを良く吟味しながら、ポイントを絞りつつ再度仕掛け直していく。 また、季節が冬に向かうところでの、扱う商品の衣替えではないが、大幅入れ替え、飲食もそう冬用の暖かいメニューの開発等もやっていかねばなりません。 まずはこの場でやって行けそうな自信をより太くしていきながら、次の戦略を練っていく。もちろん自転車の部門も同じ。 そして、店主は何をしに来たか?一言で言うと線路を引きに・・・であります。 生活必需品でないものは、そのものをポッと置いておいてすぐに売れるものではありません。それには何らかの物語がなければ、人の購買意欲を刺激し売り上げに繋げていくことはできません。 その物語作りというのが、ある意味ここでいう線路という事であります。これから、鉄の自転車を中心に、どんな物語をこのREを中心に北京に、中国に発信していくべきか?その下地を作りに来たといってもいい。 ちなみにブランドというのは、イメージという名の線路を既に持っている、その線路の維持経費と手間はすさまじい物ながら、一度引かれた線路がそれが堅固で頑丈であればあるほど、その上に重量機関車を走らせることができる。 つまり線路付きなんもんなので、自らが大した物語=線路を持たない店などはそうした物を置きたがる。 もちろんブランド側は、相手の店の物語の軽重とイメージの整合を考えるので、すべての店に自らの物語の着いた商品を置くことを許さない・・・。 まあ、多分そんなカラクリでありましょう。 では、どうやって北京で鉄の自転車を中心に売り出していくのか?その物語=線路とはいかなるものなのか?でありますな。 まあ、それは一言で言えば、タイムレス。時代や流行から完全に自由なもの、三百年後の箸が多分今日のそれと大差が無いように、三百年後にだってダイヤモンドフレームは残り続けるでしょう。変化する必然性がない、なぜなら完成されたものだから・・・。 そういうタイムレスだからこそ、自分だけの一台を時間を掛けて作り上げていくことができる。 その一台のバリエーションたるや・・・鉄自転車の持っているすさまじいばかりの奥行きの深さをトコトン北京のREより積極的に発信していくことでしょうな。 そのためには、言葉の壁を越えないといけません。そういう意味で、通訳翻訳は重要になります。それもただ訳せばいいというのではない、自転車に熱を持っている人でないと訳し出せない、思いやニュアンスがある・・・はず。 そして、こちらのスタッフだけでなく、現地のスタッフも大いに巻き込みつつ、やっていかねばならない。自転車の店は、商品としての自転車のみを売ってはならない、それは命を乗せるものだし、自分の人生の重要な選択肢だし、何よりも自分の目的に合った足そのものなのだ。 そういう物を売る店は、店員自身が自転車に酔心していないといけない、言葉は悪いが客をだます前に、味方がだまされていないといけないのだ・・・。 上からいわれて売らされるのではない、誰がなんと言おうと自分が売りたい!乗ってもらいたい!という自転車との関係にあることが重要である。 そうした要素をすべてつないだものがこの場合、小さい店でできる、物語=線路なのである。 できればだ、まわりに兵士を侍らせて、力尽くで守り続けるような大ブランド的線路ではなく、たまたまREから始まった線路が、北京のアチコチに自然と広がっていきながら、それなりの線路がどんどんつながっていくような、そういうイメージで進んでいくよう、考えたいね。 まあ、鉄の自転車自体が実に奥深いものなので、動き始めたら、そうなっていくだろうということはわかる、それが100年なのか?200年なのかはわからないが、その元になるような10メートルでもいいので、まずは線路を引くことから始めないとね。 あらかたの青写真はできているので、あとは向こうとの交流を軸としたミーティングを繰り返しつつ、実現化していくことだろうと思う。大変だが、動き始めたら、それはさぞや、面白いに違いない! スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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