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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

フラット化 実用化?



 こいつは少年車体の典型かもしれませんね、ロードマンを受け継いだ、後継車ともいえるかもなあ。ダボス、値段も手頃で、どこでも行ける、そういう車体なんでありますなあ。

 こいつが来たのは今を去る・・・十五六年前かなあ。

 やはりこの手の少年自転車のあこがれを持っている青年に頼まれて、発注。

 とある朝六分組状態で搬入されてきた。ほほー、きたか・・・と思い、まずは荷物をほどいて、ゆっくり組み付けようかなあ・・・と思っている手が止まらない・・・。どんどん手が勝手に動いてしまう。

 意外と込み入ったところなんかもあったように記憶しているが、どんどん、どんどん手が進み、一気に組み上がってしまったという、ちょっと不思議体験をしたことを憶えている。

 どこが不思議なの?と思われるかもしれないが、少年の所にあこがれの自転車が届いたとき、多分その少年の手は止まらないと思う、そういう感触だった。お客のために組んでいるとかいうのではない、冷静なメカニックの視点から組んだというよりも、友達から頼まれた自転車に詳しい少年が組んでいる・・・・という感覚といってもいいかもしれない。

 組み上がったら、試乗を称して、相当乗り込んだ。搬入したよ、完成したよというのを遅らせて、しばらく「試乗」していたもんだ。生粋のロード好きなんだが、少年の頃横目で見つつも、たどり着けなかった、何かを取り戻しているような感覚だったなあ。

 そういう意味で懐かしい車体なのでもある。

 こいつが、その持ち主の結婚を機に、少年系自転車から、一緒に買い物つきあいます、嫁さんだけにものは持たせません、ということでこんな姿になってしまった。

 別に批判しているんじゃない、人生のそれぞれの転機に合わせて、自転車を変える。自転車にあわすのではなくて、人に自転車を合わせるという視点、いいんじゃないの?と快諾したわけだ。

 それが、新婚・・・まだ新婚か?での状況が変わったのか気だけが変わったのか、また改造依頼が来た。

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 この少年自転車の基本のような(かつ親父自転車の基本でもあるような)補助付きブレーキのドロップハンドル、これを何が悲しいのか知らんが、フラットバーにしてくれ・・・というね、そういう依頼なんだわな。

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 ついでに、この荷台と後ろカゴ、こいつを撤去してほしい。ツーことは買い物自転車から卒業?と思いきや・・・。

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 前カゴにしてほしい・・・という。うん、町乗り専用車仕様、つまりコミューター化?ということか?

 ならわかるなあ・・・少年自転車から、所帯持ち自転車に、それがまともなコミューターになる・・・、意外とこいつの考えることって、多少の紆余曲折はあるが、筋が通っているのかもしれないなあと。

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 アーア、ヤッチャッタ・・・という感じはあるが、軽く乗るには、これでもいいかも・・・ね。

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 でも、イメージほど楽ではないと思うのがこのフラットバーのような気もしている。真横に握るこのスタイルが、どうも人間工学上適切とは言いがたい・・・とも感じてはいる。

 長いことこのハンドルで乗ると、手首痛くならない?店主だけかな?どうも、プロムナードのような縦持ちの方が断然楽なんだが、皆さんはどうかな?

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 ステム自体の縦の長さがないので・・・、これもまあスポーツ車の一種ですからね、カゴは平たい系を選びました。そのぶん横に広いね。この系統のカゴは、当店は比較的よく使います。スポーツ車にソコソコ容量のカゴをつけるとなると、縦にデカイカゴはつけにくいので、どうしても平たい系のこの手になります。元々こいつは、ビーチクルーザーに取り付けるタイプのもの。

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 荷台と後ろカゴを取り去ると、泥よけがほしいという。まあ取り付けはしたが、雨の中走る根性もないくせに・・・ね。

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 言われて、わかったよーってなもんで作り替えてはみたが、意外といけてるコミューターになっちまった・・・。

 そう、素人さんの発想に、四の五の言わずしたがってみることで、学ぶことは実は少なくはない・・・。こちとらプロでござあい~というのも、その実、やり慣れているだけの固着した使い古しアイデアに成り下がっていることだって、多々あることだと思う。
 
 へえ・・・、そんなことやってみたいんだ・・・、おすすめしませんがねえ・・・、でもやれってーならやりますよ、ヘヘ。

 なんて、なめてかかって実際やってみると・・・、悪くねえなあ・・・ということもあるものだ。やはり、間口は広げておくに限ると思います。

 まあ、あんまり褒めると図に乗りそうなんで、この辺にしておきますが・・・、しかし・・・、悪くねえなあ・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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