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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

謎のニシキのアキラの持ち込み自転車



 好きな人には、たまらないタイプの鉄フレーム。

 また君か?一体どこから入手しているんだろうなあ・・・。

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 その正体は・・・まだよくわからないながらも、覚えている方もおられましょうか?ニシキのフレームに好んで乗るところがかついた、ニシキのアキラ君なんであります。

 仕事が、機密に接触する機会が多いので、秘密。一体何をやっているのかわかりませんが、どうも地方にも頻繁に出向いているようですね・・・。その際に、ついでに地方にあるかつての有名店、閉店寸前のプロショップなどに寄ってくるようです。

 人柄は、まあ人からは敵意はほぼ受けないタイプなんで、受け入れられる・・・んでしょうね。そして、購入するとなると、ケチらない。ちゃんとその分の予算を確保してから、動いているようなので、取引をまとめるのがうまいんだと思います。

 そして何よりも少年のように、鉄フレームの自転車に対するあこがれと掛け値なしの情熱が見え隠れする・・・。大事なのはこの見え隠れ・・・。押しの一方だと、ハイハイわかったよ・・・的対応を引き出してしまう危険性もありだ、相手によってはね。

 でもアキラ君のちょっと遠目からものを見つめる目。ちょうど少年があこがれの自転車をウィンドウの外からへばりついてじーっと見つめているような、そういう引きの謙虚さのような、それは持ち主に対して、そしてそのものに対するね、そういう奥ゆかしさのようなものが彼にはあるんですね。

 札びらちらつかせて見せて、これいくら?と巻き舌でまくし立ててくる成金とは真逆・・・なんですね。

 それなりの自転車というのは、単なる商品じゃない、ということがよーくわかっているんでしょうな。だから、単に銭で買えるもんじゃないということも。

 その手のものって、ある持ち手が次の相手に託すものであること、それが本質的なことであることを知っているんでしょう。

 極端な話、ぞんざいに銭で決着させようとするやつ、将来値上がりするであろうからという理由だけで買っておこう投機的なやつ、などの手に渡るくらいなら、無料でも本当にその意味がわかって大切にして居くれる人に託したい、そういう人の気持ちを深いレベルで理解しているから、アキラ君の所に集まってきてしまう・・・。

 だから、彼は自転車の商売人にはなりきれないだろう・・・、でもそのなりきれなさが故に、新たな自転車のリサイクルという流れを作れる、ある意味選ばれた人なのかもしれない・・・と店主はにらんでいるのである。

 彼が開業する暁には、全面協力は惜しまない、協働は完全に可能なのだ。そして開業に当たり、彼にはある客層に届く彼独自の井戸を持っている、のである。

 今の機密の仕事をいつまとめるか?なかなかプレッシャのかかる仕事故に、仲間にやめられるとその穴埋めが大変とぼやいていた。といって、職業柄すぐに補充の聞く仕事でもないと・・・。まあ、焦るな。

 もう一つ付け加えておくと、彼はフルタイムで働きながら、マラソン大会に出場すると、あとほんの数分・・・、四分くらいだったか?この壁を越えると三時間を切る足を持っている。いいですか?フルタイムワーカーがしかも四十を超えています、それがたったの三時間四分でフルマラソンを走破仕切ってしまうんですぞ!

 この辺の情報を総合するとだ・・・、彼は現代の忍者じゃないのか?とすら思えてくる・・・。

 彼だけがもつ特殊な井戸というのは、そう、マラソンという大変層の厚い、競技人口のぶ厚いところに、彼だけが届く井戸を持っていると言うことなのだ。「自転車トレーニングとサブスリー目指して」という講習会やったら、どれくらいの参加者を引き込むことができるだろうか?

 そしてこれは、彼しかできない偉業でもあるわけだ。まあ焦らず、今の仕事に決着就けたら、下々のことはこちらが整えるので、しっかり開業しておくれ・・・という訳なのだ。

 さあ、その彼がまた今回組み付けたよ。

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 クラシカルなタイプが好きな彼からするとWレバーものが圧倒的に多かった。そして今回もね。
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 コンポ類は、これまたどこで集めてきたんだが、フルカンパで決めている。

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 5速のボスフリーまで探してきた。しかし、昔はこんな5速と、男ギアでアルプスだのピレネーだのとレースに使っていたとすれば、その頃の選手のすごさにも驚くよね。

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 ヘッドパーツからブレーキまでオールカンパ。まあ箱に入れて大切にするのもありかもしれませんが、パーツはこうしてつけてこそ、走ってこそ・・・かと思いますね。

 ちなみにこのタイヤチューブラーです。両面テープでつけていますが・・・。試乗するとチューブラーはいいですねえ・・・、やはりです。

 タンナスは空気のタイヤには勝てませんし、クリンチャーはやはりまだチューブラーには勝てない・・・というのが実感、どうせ古い人間なんで。

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 ピラーもカンパ、サドルも狙っている、商品化することもどこか頭の片隅にはあるんでしょう。でも単なる商品としての扱いではないのもわかる、彼もまた彼なりに、次に託す人を探すので有りましょう。単に商売だけではない、新たなリサイクルの可能性を彼は持っているというのはこういう所からもわかる。

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 ホイールは、特に後ろの調整が必要でしたが、ある意味調整ができれば装着できるということで、問題はなし。

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 そして面白いのがここ。こういう所にも彼のセンスを感じるのは多分店主だけではないと思うんだが・・・。お気づきかな?オフザフロントのバーテープじゃなくて・・・。

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 こうするとわかりやすいですね。ハンドルにはなんとアナトミックものを選んでいる。時代的には絶対あり得ない組み合わせであります。でもシレッと選択してしまう。教条的な考えなら、こんなあり得ない組み合わせはない!と来るだろうが、乗ることを優先に考えるならば、好きな形状のハンドルつければいいでしょ?となる。

 実際アナトミック派の店主が乗ると、実に心地よい。

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 まあ、あるレベルで完成していますね。タイムレス、もう流行などというもの、トレンドなんていうものから外れています、もうそんなの関係なしなのであります。

 乗ると昔の形式であってもレーサーの血は流れていると思います。オラオラ、もっと踏んでこい!という挑発はされませんが、ちょっと踏んでみません?ほら!まだまだしっかり反応しますよ!と来る。

 普段は爪隠していますが、いつでもどこでも出すときは出す・・・、落ち着いた闘志は持っている。

 と同時に、カジュアルとしてのジャンルを持っているようにも見えますね。この系統の普及のためにはWレバー、シフターをどうするか?という問題はありますが、原型はこれだな・・・という気もする。

 今後のニシキの君の展開を期待したいのと同時に、カジュアルレーサーとしての思案なんかについても、考えていきたいねえ・・・と思う。フムフム
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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