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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

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 とあるご夫婦が持ち込んできました。ズーッとほったらかしで、反省しきり。この度、町乗りでちゃんと乗りたいと思いまして・・・と。

 エエ、ほんの近所を乗るだけなんですが、ちゃんと整えて、大事に乗ってやりたい・・・と。

 何の心境の変化かはしらないが、ご夫婦そろって、そうおっしゃる。

 最初にご主人が予算を言ってきた・・・。それでは前後のタイヤ交換できませんねえ・・・、と。

 そうするとご夫婦の会議が始まった。主導権は若干だが奥さんの方がありそうだ。ちゃんとやってもらいましょうよ!大事に乗れば、決して高くないでしょう?

 でも、買った値段を超えるようじゃなあ・・・と。

 アレ?これってよくあるご夫婦の逆のような会話だ。大方は大蔵大臣の奥さんの方が、合理的に考えようとするものだ。それに対して、旦那の方は、ものそのものの持っている価値それ自身に反応するところがある。多くは後者が多少金かけても、なんとか乗り続けようとし、前者がそんなに金かけるんだったら新車買った方が利口でしょ?という展開になるのが普通なんだがなあ。

 躊躇する旦那を制するように、ちゃんとやってもらいましょう、しっかり乗ればいいんだから・・・という展開になった。奥様の勢い勝ちという感じだ。

 でも、説得されると、飲み込みの早いご主人も、そろってではお願いします!と置いていった。

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 まずは前後のタイヤから交換。もう腰がなくなっている。

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 二十インチのタイヤなんで、珍しくはない。ついでにハブやその周りの錆も落とす。

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 赤い錆は比較的落としやすいね。黒さび添加剤なんていうケミカルもある。黒さびだと、それ以上酸化しないということで、安定するのかな?

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 ご夫婦兼ようなもんで、サドルの高さは簡単に変えられるものがいいね。

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 折りたたみ形式のもので、このT字型のハンドルはどうも不安で仕方ない。乗っている内に、パタンと倒れないか心配なのだ。そしてジョイントがあるんで、大抵はたわむ、恐怖症とまでは行かないが、もし店主のものだとしたら、この形式はすぐに変えるだろうね。

 通常の突っ込み式のステムに即交換する。折りたたむ場合だって、引っこ抜けばいいんだしね。そっちの方がトラブルは少ないと思うねえ。

 名車ブロンプトンだって、そうしたいくらいだわ。

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 駆動系もちょいと調整が必要だ。

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 この手に使われている、ディレーラーなどは緩い。ただ、そのディレーラー自身の緩さ、シフターの緩さが、ある意味メンテフリーの状態を許しているようにも思えるね。お互い緩いので、なんとかねじくったりしている内に変速できてしまう。結果として、そうなったのか?狙ってそうしているのか?後者だったらシマノやはりすごいわね。

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 そんなこんなで、奥様許可した増幅予算のおかげでここまでになった。あとは大事に乗るだけだ。もう雨ざらしはおしまい。屋根の下に保管。定期的な点検、メンテ、そしてサンダル履きとして、しっかり乗ってやることでしょうな。

 ちゃんと金と手間を掛けたものなら、それなりに長く大事に乗ってやれば、元は取れるでしょうし、いや、それ以上の価値をそれぞれの自転車は持っているんでしょうな。

 新たな状況下で、再出発、これも再生だ。
 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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