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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

前後でそろえちゃお!



サイドプルのさして悪いブレーキではないながら・・・、前後をそろえた方がいいということで、こいつの交換ということになった。

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 こいつは一足先に、リアだけセンタープルのクラシカル風というのが付いていた。この雰囲気が気に入ったようで、どうせなら前後一緒の方がいいということなのだ。

 前後ともセンタープルね・・・。この車体、シルバーのミニベロで、ちょっとした無印感のしゃれた一台となっている。元々とある自転車屋が自分の自転車として店に置いていたのを一目惚れ、どうしても売ってくれと、引っぱがすようにして持ってきたものだった。

 なのでマニアではないが、愛着は人一倍ということで、かわいい娘に何かおしゃれをさせてやりたいという、そんな気持ちなんじゃないかな?なんかいじるたびに、「次はどこ?」と聞いては、半年後くらいに持ってくるというパターンが定着しつつある。

 そんなこんなで、今回は前後おそろい計画ということだ。

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 こいつね。出所はヨシガイさん、やってくれます。ロングゲージでこの雰囲気。そして決して高くないというのが、ポイント中のポイントだね。

 同じセンタープルでショートゲージ、アルミ削り出しもののブレーキも作っている。こいつは見た目からしても高級で実際値段も高価なものもある。

 あとは、完全復刻系ので同じくセンタープルで前後セットでかなり高額なものもあるが・・・。

 このロングゲージものは安価な割に見た目が安っぽくないという、大変使えるやつなのである。施工例も多し。ただし、これだけでは付かないというおまけ付き。

 センタープルに絶対につきまとってくるパーツがこいつ。

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 アウターケーブル受けというものをつけねばならない。こいつは別売りね。自転車の車体によって、アウター受けの種類も変わってくるので、別売りにしているんだろうね。

 こいつはヘッドパーツに挟むタイプ、フロントブレーキをセンタープルにするのでこいつを使います。ちなみにリアの場合には、多くはシートピン周りにアウター受けを取り付ける形式を取りますね。

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 付いていたサイドプルを外して、センタープルを取り付ける、ただ交換するだけですね。

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 ステムを引っこ抜いて、ヘッドパーツを外し、このようにアウター受けを取り付ける。このアウター受けの厚みによって、それまで付いていたスペーサーやナットなどを取り除いたり、削ったり、入れ替えたりすることもある。

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 とりあえず、アウター受けにアウターケーブルを引っかけ、インナーを下に伸ばして、このようにブレーキと連結させる。リムとブレーキシューの間隔を調整し、若干トーインさせるとほぼ完了かな?

 あとは各所にオイルを打って、全体の抵抗を落として、ブレーキの引きをできるだけ軽くする。ブレーキの引きの重い車体は、実に不快である・・・、店主の強い好みが出る。

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 ミニベロなもんで、随分インナーが長くむき出しになるが、これはブレーキの制動には関係しないのでこのまま。

 むしろ、以前につけたリアが、アウターが多い分抵抗が多く、ブレーキの引きが若干だが重い。仕方ないことだが、気にかかるんだよねえ・・・。

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 ものに対して、ちょっとこだわる人が好みそうなこの一台。自転車屋から無理矢理引き取った気持ちが伝わってくる。ミニベロなんていうと、とんでもない愛好家がいて、盆栽のようにとてつもない世界に入っている人たちがいるのは知っているが・・・、そういう人々とはほぼ無縁ながら、あまりその世界には立ち入らないまでも、でもなんか手は加えてあげたいという親心が伝わってくる。

 愛好家とは別の愛着というものが、この世にはあるということなんだな。それはもの全般を大切にしようとする、底流に流れるものから来ているような気もする。自転車さえよければいい、というのとは違う射程を持っている。

 愛好家やマニアだけを相手にするのは簡単だ、こちらが仕掛けなくても、自ら強烈な動機を持っているからね。でもマニアとまではいかなくとも、一般の方よりもちょっとして傾向性を持っている方々というのはいるものだ。そして決まってそういう方々というのは、別の世界をもっておられる方が多い。

 つまり、自転車にはそこまで踏み込まなくても、別の世界で大いに踏み込んで、それ故に、別分野にかんしても、物事の奥深さというものを予感できる人、ともいえるかもしれない。

 そういう方々との相互性、お互いの世界をより深めるための交流ということも重要だよねえ。

 当店が大事にしないといけないお客のパターンでもある・・・、なるほどね。

 そして、納車の際にお決まりの一言が来た、「次はどこ直す?」。

 来たよ、愛娘に手をかけてやりたいが、下手に自分が口はさむととんでもないことになりかねないので、美容師に任せる親父のような心境かな?

 うーんそうですねえ・・・。

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 今はモロガキンチョマウンテンにでも付いているようなディレーラーで回しているんだが・・・、この駆動系をちょっと帰るとまた見た目も変わりますね。

 まあ、成人式には振り袖じゃないが、クランクを見栄えのいいものに変えれば、ほぼ完成なんじゃないかな?

 なーるほど・・・、とまだまだ、成長の余地のある愛車とのつきあいを十分に味わおうと、まずは前後センタープルがそろった自転車を持って出ていった。こりゃシリーズ化しそうだわ・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
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