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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

NJSピスト 120エンドディスク化 再燃!



 まあ、今からちょいと前に挙げた内容なんですが、だいぶ時代から先行っていたみたいで、その意味がピンときていないんじゃないか?ということで、再度掲載することにした。

 店に置いておくと、その内容に食いつく人は決して少なくないんだが、食いつくことでやっとその意味について理解してもらえる、という展開がまあ、一般的かな?

 ということは、ほとんど知れ渡っていない・・・ということか。時が経って、もう少しこの辺への潜在的欲求のようなものが高まってきたかもしれないので、再度挑戦だ。

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 こいつは再塗装してしまって、素性がわかりにくくなっているいるが、パナソニックのNJS認定ピスト車体なのであります。店主が若い頃、競輪場といえば、こいつで走っていた。

 八王子のシマザキという店で作って、できあがってから、そいつに乗って八王子から阿佐ヶ谷まで帰ってきた思い出がある。正真正銘のNJSものね。

 ということは、エンド幅は120ミリ。ここはいじってません!誓って広げていません。

 さて、こいつに、油圧のディスクブレーキを装着したいと考えた。

 油圧といえば、当店TRPのサポート店なんであります。油圧ブレーキの施工例はそれまでほとんどありませんでしたが、こんなことをきっかけに、少しずつ施工例を増やし、中身、構造の研究もだいぶさせていただき、いたずらの一つもできるようになってきたわけであります。

 なれば、今は主流として乗っていない、ピスト車があるんで、こいつを油圧ディスクにしてしまえ・・・と簡単に思いついてしまった。

 そう思いつくのは簡単だ、やるのはそうはいかない。そしてこいつはかなりゴネられた。

 まずシングル用のハブでディスク付くものを探してみると、なんでかみんな135ミリとかになっている。なんで?こんなマウンテン規格に飛んでしまうの?と不思議で不思議で・・・。

 新しいトレンドとかいうものに頓着があまりない、店主にとっては不思議だったんだが、今はそうなんだそうだ。マウンテンフレームみたいなのに、シングル、またはシングル固定を履かせて走る輩がいるんだそうだ。

 そうした輩向きにディスク台座付きシングルハブがあるんだそうだ。135ミリのやつね・・・。
 
 ハブ改造は、格好やってきたんで、とはいっても両サイド7.5ミリ削るのは、かなり大変だろうと想像する。まず、そのハブを取り寄せて、それも安くないんだよねえ・・・、バラして、中身を見ないとね・・・、そしてどうしたら両端を詰められるか?を考える。

 もちろんできない可能性も大ありだろう・・・。そうしたリスクを考えるとき、このハブを取り寄せるにはリスク高すぎ・・・ということになった。

 別の方法でできないか?

 確かに、片方がシングルだとして、もう片方にディスクを載せるとなると、120ミリではどう考えても狭すぎるんだろう、ということは推測できる。

 しかし、やってみたい!120エンドのままで、NJSピストをディスク化してみたい、しかも油圧で・・・。

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 まあ、結論から先いうと、なんとかできた。しかし、やはり120エンドにコグと片方にディスクを装着するには、狭すぎるのはこう見てもわかるね。

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 前輪は比較的簡単だ。ディスク台座付きハブで前輪組んでやる。そして・・・、

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 NJSフォークに柳さんに頼んで、ディスク台座を溶接してもらう。

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 フォークとローターギリギリだが、干渉せずに付く。まあこれで、前輪はいいので、比較的この辺は簡単だ。
 
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 取り付けるのは、TRPの油圧ディスクね。いわゆる油デッポウ、引きが軽いし、まあ色々あってやってみたかったわけであります。

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 TRPのブラケットはこのように、長い。ポジションにも影響出るような長さだね。でも引きは軽い・・・、ウソーと思えるくらいに軽いし、スーッと制動が効く、たまらんねえ・・・。

 さて、問題は、やはり後輪ね、120エンドを守ってどうやって、ディスク車体にしていくか?

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 まずダメ元で、こちらもリアエンドに近いところに、柳さんにディスク台座を溶接してもらう。と同時に・・・、

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 両ステーにつっかえるように強度を増すために、パイプで補強してもらいます。

 こうして、取り付け台座の条件はすべてそろったんだが、問題は120エンドにどうやってディスクを滑り込ませるか?ということ・・・、とそれ以前に、大体が120エンドのディスク台座を載せたピストハブがあんのか?というのが大問題だった。

 でも、目をよーく開いて、耳も開いて、あらゆる可能性を考慮しつつものを探すと、見つかることもあるもんだね。それも意外と近いところにあった。そいつには、別用途でセレーションが刻んであったんだが、そのセレーションになんと、シマノのセンターロックのディスクローターが装着できたということだ・・・。

 もちろん狭い中でやるんで、削るところは削り落とします・・・。

 それで装着可能か?と思いきや、組んだホイールのスポークと干渉することがわかった・・・。さてどうするか?

 干渉するところは、組み替えるしかない・・・という結論に。どう組み替えるか?

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 手前が標準の組み方です。ハブのヘリ、つまりフランジを挟んで、あっち側(外がけ)とこっち側(内がけ)交互に組み合わせて、スポークを組んでいくんですが・・・、この外側のスポークがディスクブレーキのキャリパーと干渉するので、どうしても引っ込めないといけなくなる、では引っ込めるか・・・。

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 このように、手前側だけ、外から入れてかける、内掛けだけでディスク側を組み直したんであります。

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  こうすることで、ディスクキャリパーがスポークと干渉しなくなったわけでありますわ。

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 そして、ディスクローターをロックリングで固定してなんとか完成!

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 120エンドのディスクピストの完成じゃ!別の方法なんかもあるかもしれないが、まずはこれが第一弾。

 柳さんとの合わせ技で、これは可能ですんで、遊んでいるNJSピストを別のテイストにして、ピスト車のままディスク化してみたいと考える方、是非、相談からご一報お待ちしておりやんす!

 これは新たな分野になるんじゃないか?と勝手に考えているんだが・・・どうだろう?
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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