メンテ 特殊パーツにご注意を！

　こういうガチのカーボンレーサーなんかも来るんですねえ。



　ドイツのレーサー、フォーカスです。今までの所、あまり思い出なし・・・、いいに決まってんでしょうがね。

　今までほとんど放っておいた分、ここでメンテをという事でやって来たわけだ。



　チェーンの交換をしました。10速チェーンなんで、6600アルテのものを使ったかな？とうぜん・・・、



　いいケミカルを一コマ一コマに染ませる、音がなくなる・・・、でもってムオンとなるわけでありますな。




　ワイヤー類すべて交換。当然ブレーキ、シフトの具合をすべて見ることになります、自転車の神経にあたりますね。



　ワイヤーを張るときの注意。このようにバーテープ下に配置することになりますが、このワイヤーがハンドルのどこを這わせるか？という事で、結局はハンドルの形状が変わってしまうということなのであります。最悪なのが、左右のワイヤーの這わせ方が異なるもの。同じハンドルでありながら左右の形状が違うハンドルになってしまうのであります。

これは気持ち悪い・・・。



　ワイヤーを張り直すとことはシフトを見直すことなので、スプロケなどの洗浄もやることになります。



　ちょいと問題ありだったのが、ローターのクランク。これは最近人気なの？確かにこのごっつさで、軽いんで、すごいできのいいものなんだろうなあ、という事はわかる。

　今回このクランクの横振れ取るパーツに破損が見つかった。



　こんな小さな華奢なパーツなのであります。まあ割れることもあるよねえ・・・。

　この辺のものはシマノでどうこうできるものではない、一般部品ではないからね。となると、ローターの取扱店から、引っ張ってこないといけない。

　今回はこのお客さんが、取扱店舗から取り寄せて、再度持ってきてくれた。



　取り付けクランクのガタをこのパーツがねじ山を滑って外に広がり、ガタがとれた段階で、六角で締め込んで、完成。

　この手のいいパーツのスモールパーツは、できればスペアとして持っているにこしたことはないね。もし今回こいつが手に入らなければ、このローターのクランクを適正に使い続けるのは難しい・・・、もったいないですよね。

　これは特殊系のパーツをあえて使う際には気をつけておきたいところですね。



　今回、それまで使っていたフルクラムのホイールをＤＴのホイールに交換した。これはチューブレスのホイールなので、近日中にチューブレスタイヤに交換するということだ。




　　乗ってみたら、走るね。

　いくつかあるカーボンの特徴に、孫悟空のキント雲のように、フワッとワワッと走るタイプのカーボンフレームですね・・・、ってわかんないか？

　まあ、機嫌が相当良くなったという感じは伝わってくる、レースに出るんだったら、ホイールバランスだとか、他に見ることはあるが、まずはこれにて！

　新車以上に持っていくメンテ、レーサーには必需だよ！