メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |親子三代から親子四代へ tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

親子三代から親子四代へ

000 201102261910438a4

 記録によると、今を去る八年前、二店舗前の旧店舗時代にやって来たようで有りますね。

 24インチの通常の実用自転車、自分の祖父が乗っていたものと、その孫が持ってきた。自分が乗るということで。

 その時、ハンドルから駆動から、フレームとホイール以外は好きなように交換して、こんな状態にして、乗っていたわけだ。

 それから、何度か当店に来ている。ブログを掘っていくと、この車体の変化が分かるが、どこにあるかすぐには分からないので、記憶を限りにいうと・・・。

 確か、前輪後輪の大きさが異なっていた時期もあったようだ。ダルマ自転車・・・ね。

 その孫も、結婚をした。そして、子が出来たと。つまりひ孫が出来た、というわけだ。

 そこで、ひ孫の子育て号として、こいつを改造出来ないか?しかも、フレームの細かいところも変更して、再塗装もしたい、泥よけ付けたり、まあ、いろいろ盛り込みたいと。

 フレームの小物なんていうと、柳さんの力を借りないとね。
DSC_1097_convert_20190405094718.jpg


 こういう目立たない小物なんかも、元あったものを取り去って、銀ロウで付けたものだ。

DSC_1091_convert_20190405092518.jpg

 リアのブレーキをチェーンステーの間に設置したが、通常ならアルミ板でやるところ、それがいやで、専用台座を付けて欲しいと、いうことでこうなった。

 この孫はめちゃめちゃ美意識が発達している、見た目が気に入らない・・・となると、かなりの所まで徹底的に改善したがるんだよね、そこまでやるか?というくらいに。

 柳さんを巻き込み、再塗装し、そして、細かい各パーツの角度などのチェックを経てから、徐々に完成していく。もちろんカルテ並みの指示書があり、それも改訂を何度か繰り返している。

 そういえば、かつて分厚い指示書を持ってきたお客さんがいた・・・、あまりの細かな指示内容に、もしかして建築関係ですか?と尋ねたら、ゼネコンです・・・と答えが返ってきた。

 この孫は、建築系ではなさそうだが、技術系営業ということで、仕事というより性格からきているんだろうね。とにかく自分のセンスをキンキンに活かした、自転車に乗りたい、家族も乗せたいということなんだろうな。

DSC_1089_convert_20190405092414.jpg

 ホイールは持ち込みだったが。24インチ、締め直しなど、調整して取り付ける。

 DSC_1092_convert_20190405092614.jpg

 子育て号なんで、多段、大田区の坂の多いところだということだ。

 DSC_1090_convert_20190405092444.jpg

 坂と入っても、大田区の坂は気合いが入っているんじゃないか?ということを考えると、この前ギアはでかすぎるかもしれない・・・。実戦投入して、重いとなったら、ここを変えないとダメですね。

 DSC_1088_convert_20190405092342.jpg

 前ブレーキは、レーサーのキャリパーが使用可、レーサーのだけあって、かなり効く。子供を載せて前ブレーキが効くというのは、安心である。

 DSC_1087_convert_20190405092249.jpg

 ハンドルも、悩んだ末に、これに決まり、日東もの。最終的には、この角度をひっくり返すことになったが・・・。

 DSC_1093_convert_20190405092651.jpg

 そして、荷台に専用の台を付けて、子育て仕様の象徴中の象徴を乗っけることに。

 DSC_1094_convert_20190405092716.jpg

 持ち込みイェップであります。久しぶりだねえ。しかし当店でもやっているはずのイェップだが、最近はほとんど動かない。面白いくらい動かないね。

 少子社会なんだろうか?不景気なんだろうか?かつてはこの手への投資はかなりあったように思えるが、今はイェップという声は聞かなくなった。たまに聞いてハマックス・・・、値段が違うわな。

 DSC_1096_convert_20190405092754.jpg

 ご夫婦で利用するということで、シートにチェックが入っている。奥さんが後ろ子載せのバランスに早くなれてくれればいいんだが・・・、アンチ電動で頑張って欲しいですね。

 DSC_1085_convert_20190405092228.jpg

 完成、まあ、これだけ手とお金を掛けたんで、大事に乗り継がれることは確実なんだが、これって、今回で改造の最終章・・・になるか?ということなんだが・・・。

 どうもそうではないらしい。

 というのも、この孫、この自転車を行く行くはひ孫に乗らせたい、といっている。小学校の高学年・・・?中学生になったら?

 ヘエ、そうなると、親子三代から、親子四代にわたっての自転車の使用ということになるんだな。三代は聞いたことがあるが、四代というのは、これは壮大な物語といえるだろうね。

 それは、やりがい・・・というか、当店ならではの仕事・・・というか、こういう展開を仕込みつつ、仕事をやって来ているようなもんだよね。そういう意味で、いい話だ。ただ・・・、店主の寿命があればの話だが。まあ、店主がなくても、受け継ぐような所を作っておく、というのもいいかもしれない。

 親子四代か・・・。いい話だわ。
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/3983-56b07008
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター