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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

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 このフレーム、見る人が見れば、子供自転車のそれと分かるでしょうな。

 子供自転車といえば、16インチぐらいからあって、24インチ、小学校の中学年くらいまであるかな、そして26インチとなって、はれて大人自転車というカテゴリーに入る。

 店主も小学校五年生くらいだったか、FUJIの26インチの実用車に乗った時、改めて大人の自転車に乗った感覚がありましたな。

 それから二十歳くらいまでその自転車を乗りましたね、途中フロントのハブシャフトが折れた、今思えばもって手間掛けてやれば良かったんだが・・・。最後は姉に貸して、区に没収され、そのまんまになってしまった記憶がある。もったいない別れだった。

 かようにして、「子供自転車」というカテゴリーがありまして、その上に「大人自転車」というカテゴリーがある。大人であればたとえ身長が140センチ台であっても、大人自転車を選ぶことになる、それが「常識」となっていますね。

 「子供の自転車」は、ホイールの大きさと体の大きさが比例するように作られていて、それがまた面白いように親の選択肢を縛っている。「そろそろこの子も三年生だから、24インチの自転車かしら」なんて普通に思っているようだ。

 そのホイールに合わせて、ピラーもステムも作られているんで、大きくなったからピラーを伸ばそうとしても、スポッと抜けて、買い換えさせるように作られている。自転車は構成物なんで、パーツの集まりなんだが、つまり規格さえ合えば交換可能なんだが、通常の人にとっては自転車は完成車なんで、せいぜいタイヤくらいしか取り替えがきかないと思わせている。

 その戦略が功を奏してか、体格とホイールの大きさを合わせるように発想させ、それに従って自転車も売れているようなんだな、よく出来たシステムだわ。

 商売とはものとソフトをそう合わせて、路線を作っていくんですねえ・・・なるほど・・・。

 ただ、ホイールと体格の比例は実は子供だましのナンセンスなんであって、それはデカイ大人でも小径車を好んで乗っている人を見れば分かることだ。

 ピラーを伸ばしペダルの位置、ステムハンドルの位置を適切にすれば、体を折りたたまないポジションに設定することで、大抵の自転車は大抵の体格に合ってしまうんじゃないか?と思えるんだが・・・。

 そんな実験をやってみるといろんな事が分かるね。

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 実際にピラーを伸ばしてみる。一定膝に負担のかからない範囲の中で乗ってみると、意外と快適なもんだ。

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 ハンドルはいわゆる「大人」自転車の物、レーサーでないので、この辺は厳密でなくてもソコソコ良いはずだ。

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 まず、トップチューブが短いので、大人の足がハンドルに干渉しないことが第一条件かな。こいつは調子いい!

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 あとブレーキね。ホイールベースが短いので、Vブレーキのように鬼効きするブレーキは前転の危険がありますね。あまりスピードも出ないので、こういう場合には緩めのブレーキで十分じゃないか?いや、むしろ緩くないと危険かもしれないね。なので、鉄板のゆるゆるブレーキをあえて選ぶ。

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 多段にも出来るが、シングルで。しかし「子供自転車」のフレームは頑丈だね、肉厚の安い鉄パイプを小さい三角で組むんだから、最強に強いかもしれない・・・。

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 一見BMXなんだが、すごくチャーミングな自転車ができあがった。

 試乗してみたが、いつまでも乗っていたいかなり快適な自転車に仕上がったよ。これは用途を絞っていけば、引っ張りダコになる予感ありだな。

 分散店舗の連絡係とか、ロケ班や、空き物件探し、自販機設置などタウンウォッチングなんかにも最適でしょうね。スピードが出ないのを逆手に取ってね・・・。

 今回は、一定の高齢者の方を出来るだけ家から出そうという、外出のきっかけとして使えないか?というところから出たんだが、その可能性はかなりデカイと見えた。

 ちょっとした売りになるかしら?と、相変わらずのマイナーブレイクを予感している。

 カテゴリーを超えると、変な世界が突如現れることがあるんだね・・・、なれば、ドンドン超えるべし、超えるチャレンジをすべしだな。ウンウン!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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