マイナーチェンジだ

　この状態で持ち込まれたのが、今から約二年前。それはそれは大工事を行った結果、とんでもない変貌を遂げたわけだった。



　よくもまあ、ここまで・・・。というできだったんだが、実際走ってみないと分からないこともある。今回はその辺をちょこっといじり直すが目的だった。

　

　まず、走ってみてよくあることだが、ギア自身が重すぎるという問題。

　古い車体がお好きで、パーツ類もソコソコお持ちのようで、これで十分かと思って、取り付けて乗ってみたら、平地しか走れない・・・ということに。

　で、道具箱をひっくり返して、こんなやつに取り付け直し。

　

　さて、どうなることか？こいつも実際に乗りながら、確かめるしかありませんね。

　

　あとは、こいつ。この青いラインは、塗装ということで入れたラインだったんですね。

　

　けっこうマスキングして、大変だったと思いますが、どうも泥よけへのこだわりも相当のようで、この車体には、どうしても、亀甲系の泥よけを取り付けたいと思うようになったそうですね。

　なので持ち込みにて・・・、

　

　亀甲フェンダーのお通りです！確かに様式美はありますね。

　

　当然、泥よけ、フェンダーに全く愛情のない店主は、この辺については、大森社長に丸投げです。



　リアにダイナモが付いているので、その配線も、泥よけ裏にするなど、見た目以上に、手の込んだ施工となります。

　ともあれ完成・・・

　

　細かい嗜好の違いはあれ、ずっと乗っていたい車種とも言えますね。流し乗りには最高の一台かもしれないですね、それにこの風貌も好きな人にはたまらない。

　パッと売っているものではない、作らないと出現しない自転車は、それだけで重厚で、街にとっても財産なんじゃないか？と思えるんですね。

　こういう自転車が普通に走っている街って、決して悪い街じゃない・・・。そういう視点をも持って、自転車作りを考えてみるのもいいかもね。