メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |ベアリング流行 ミスミ様々 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ベアリング流行 ミスミ様々



 ウィッシュボーンというのだそうで、調べてみると相当高額ですね。これを使ってクランクを取り付けてほしいということで渡されたんですが・・・。

 なんか高額な割には、かなり回転が固い。というかしない・・・といっていいんだな。セラミックのベアリングが使われているという事なんだが、回らなすぎ。

 ゴリゴリなんていうもんじゃない、回らないんだから・・・。

 こういう時は分解、分解。

 DSC_2601_convert_20190625151645.jpg

 外してみると、こちらは問題ない、ベアリングをひっくり返すと・・・、

DSC_2602_convert_20190625151656.jpg

 裏がこうなっていた。あれ、コッチが表じゃね?そうこの黒いウィッシュボーンという金具もベアリングと同期するものなので、それが本体裏に押しつけられていたら、回転に支障が来るよね。でもなんでわざわざ裏向きで付いていたんだ?

 謎だ、謎すぎる。

※この記事を執筆中に元の持ち主と電話で話したところ、購入して手渡して、最初からこの状態でつけられていたと思うという証言・・・。という事は、ほとんど回転しない、というハンデーのある中で、コイツ四年間プロツアーで転戦していたんだということが分かる・・・。もし正規の取り付けがされていたなら・・・、今頃ツールのステージ優勝・・・・???

DSC_2603_convert_20190625151705.jpg

 外してみるとこんな感じ、シーリングを外すと黒いベアリングが出てくる、これがセラミックということなのね。ただ・・・、クランクの回転なんてせいぜい200でしょ?そこにセラミックの必要があるのか?

 万単位の回転なら、熱を持ち鉄系が膨張するなどの問題は出てくるだろうが、200ぐらいでねえ・・・。

 でもって、改めてみると、このベアリングに既にゴリゴリがでている。

DSC_2605_convert_20190625151714.jpg

 キャップを正規の位置に戻して、再度圧入してみると、まあこれが本来の面なんでしょうね、ただしこうした正規の状態でもベアリングにゴリゴリがあるんじゃ、回転はいいとはいえない。

 なれば、交換・・・と行くか?

 丸々交換なら、2万弱の材料費が取れるんだが・・・、外側はなんにも問題は無いので、ベアリングのみの交換で行こう。

DSC_2661_convert_20190625151724.jpg

 最近三連ちゃんでお世話になっているミスミさん、いっぺんに発注しろよ!いわれそうだが、少ないロットでもやな顔しないで、送料なしという事で、送ってくれます。

 DSC_2662_convert_20190625151734.jpg

 コイツね、中身のセラミックというのは、見つからなかったが、金属素材部分は少し高いがステンレス製のものを購入、BBといえば自転車の下部に取り付けるので、下からの雨水対策としてステンレス、多分間違っていないでしょう。

 DSC_2667_convert_20190625151743.jpg

 こうして新しいベアリングを圧入し直します。

DSC_2669_convert_20190625151753.jpg

 そして、このキャップを再度このベアリングに被せます。

DSC_2671_convert_20190625151803.jpg

 これが正式な面なのだと思います。新しいベアリングですのでスルスル回りますし、キャップも外向きなので、二重のシーリングと回転の邪魔にはなりません。

 DSC_2673_convert_20190625151814.jpg

 回転に寄与するのはベアリング、そのベアリングを一定の精度で収めるのがこの外側。こうしたものを高精度のものを削り出すのって、相当経費がかかるんでしょうか?

 ウーン・・・これが2万弱のものなのねえ・・・。

 DSC_2678_convert_20190625151834.jpg

 なぜか当店に、このウィッシュボーン専用工具があった・・・、そういえば過去一回施工依頼があったなあ・・・。そういう意味で工具は宝なのだ。

 DSC_2674_convert_20190625151825.jpg

 ホラよ!とばかり付いた。

 さて、ここから再度このフレームへの搭載が始まり、レーサーとなる道を歩むのであった・・・、何事も下地が大切、目立たない仕事こそ裏方的な重みがある・・・だな。

スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/4070-ab0b7cc1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター