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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

自転車道楽 原理は楽しむ



 こんなロードの持ち込みですぞ。カサーティとある。イタリアのフレームですね。

 今でも新車などが売られているようですが、まあいい値段だね。大体、海外から入ってくるフレームの値段って高すぎない?特にイタリアもの・・・、というのが店主がズッと思っている実感・・・・・。

 きっとそのメーカーの人が聞いても驚くような値段のはず・・・。多分、日本はフレームが高く売れる国なんでありましょうな。そんなところに、海外からの通販などが入ってきたら、それは大変だ。

 かつてNECなんて会社が日本語表示ができるということで、それを障壁に、恐ろしい値段を相場として設定して、殿様商売やってたんだが・・・、コンピューターの処理速度などの性能が上がり、日本語ロムなんてものをハードとして使わなくとも、ソフト対応で日本語表示が出来るようになった時。

 海外からDOSVパソコンなんてものが入ってきて、NECのは我が世の春は終わってしまった、ザマミロ・・・。

 以来店主も、DOSV仕様にしているわけだ・・・。蛇足だが、その流れからくるウィンドウズというOSにも、95から世話になったが、今年でサポートが終わるウィンドウズ7で、店主はウィンドウズからすべて手を引こうと考えている・・・。

 といっても間違っても、マックなどにはいかない・・・。あんなハードとソフトを一体で売るなんていう、囲い込み商売を地でやっている会社のものなんかに乗り移るわけがない。

 長年の夢、やろうと思ってもついぞ出来なかった、Linuxに軸足を移すことに決めたんだな。そして、もうメーカー都合のバージョンアップや、サポートの有無から完全自由になる事に決めたのだ。本当の意味で、ザマーミロ・・・なのだ。

 その辺は当店修行中のあの清水さんという青年が、詳しいので、マジで渡りに船なのだ。もしも、ウィンドウズ10なんていう、マイクロソフト社が合い鍵を持っているようなクソOSなどイヤだ!と思う方がいたら、是非清水さんを派遣しますぞ!かつてその辺も本職だったので、実に頼りになります・・・。

 で、何の話だっけ?そうか、日本のフレームというものの相場というのが異様に高くはないか?という話だった。
 
 さて、このカサーティ。よく当店を利用してくれる、まあ、自転車道楽・・・といってもいいかもしれない、自転車遊び人・・・の方が持ってきたもの、本人曰く、還暦自転車・・・ということだそうだ。

 そもそも、ヤフオクその他のセコハン情報を利用しては、面白いもの、へんてこなものなどを持ち込んでは、実に自由な発想から工作や組み付けなどの依頼をしていただけるんだな。

 むむむ、今回は何持ち込んでんだろう?と期待を裏切らない。自分の発想と、センスとテンポで完全に自転車と戯れている、自由に戯れることが出来ているという意味で、自転車遊び人、自転車道楽といってもいいのかもしれない

 その方が、少し小さめのカサーティを持ち込んできた。

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 イタリアンのフレームにシマノ600が付いている・・・フムフム。

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 旧105のブレーキねえ・・・。

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 8速時代のティアグラのSTIというバラバラ仕様・・・。

 こうなってくると段々読めてくるわけだ、この不統一をどうにか統一したいんだろうなあ・・・、とね。

 例えば、シマノ600で一揃えできないか?なんてことを持ちかけてくる、あるある・・・。

 か?どうせカサーティなもんで、やはりカンパでそろえる・・・、つきましては現行品のケンタウロ・・・かまた他の一昔前カンパでもどこかから落としてくるか?

 と思うよね。ところが、今回は全く裏をかいてこられたんだな。

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 持ってこられたのは、一昔前の、カンパでなくシマノティアグラ、9速時代のものですね。状態はいいです、全く問題ないですね。

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  何でまた、拘りがない・・・・・・わけではなさそうだ。気軽に乗れる、あまり邪念の湧かない、普通のそこそこ性能のやつ狙い・・・ということになりそうだ、本気で乗る気だわね。

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 金チェーンはまあシャレなのかな?

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 STIもほとんど新品?というくらい新しく、機能上も全く問題なし。

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 体格から察するに、ちょいと小さめのフレームを落としたみたいなので、ちょっとポジションには気を遣わないといけない。

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 この短いステムは交換ね。

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 このセンス分かるね。店主も小さめのフレームが好みなんで、長いステムはお手の物。

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 サドルはこの辺がギリギリかな?でもまあ、乗ってみた感じは、けっして悪くない・・・どころか、かなりいい。

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 黄色いバーテープが巻かれた、丸ハンドル。

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 リムはかつての名リムマビックのCXP30、こいつらには随分世話になったが・・・。今回ちょいとというか大分、機嫌を取ってやらないとダメだったが、なんとか内部の調整で復活・・・といっていいね。

 で、それなりに拘っているのか?拘っていないのか?分からない仕様なんだが、組み付けてみると・・・。

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 組み上がってい見ると意外とかっこいいんだよね。何もイタリアンのフレームだからといって、カンパを一つ覚えのように載せなくたっていい、という証左になるよ、これは。

 それに、嫌みが無いよね、乗ること一番!という宣言しているようにも見える。見せ自転車でなく、乗り自転車・・・、結局はちゃんと乗りこなされて、手入れの行き届いている自転車が、一番美しいのかもしれない、とさえ思えてくる。

 ビンテージフレームにビンテージパーツがゴテッと載っているのは博物館にふさわしい、乗られている自転車の最重要部である躍動感が死んでいる、自転車の標本に過ぎなくなっている。

 剥製の虎が美しいか?あんなものそれこそ成金の家にこそふさわしい・・・。

 生きているが故に、多少傷があったり、泥が付いていたり、怪我していたりするのが生きている虎なのだ、あのぶ厚い毛皮からでも透けて見える、盛り上がった背中の筋肉が、歩くたびにプルプル震えるあの躍動感こそが、生きているものの特権的な美しさなんだよね。
 
 自転車も同じかもしれないね。

 さて、普通にしばらく大分乗れそうな自転車が完成しましたぞ、これにて自転車遊びの再開ですね。そしてまた、どこからともなくヘンテコパーツを探してきては、これ付かないかなあ・・・などと、持ってこられるのかもしれませんな。

 いつでもどうぞ、お待ちしていますわ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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