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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

台中的休日



 ただ今台湾の台中にいます、短い期間ですが・・・。

 で、本日一日は日曜日ということで、ちょいと休日なるものを満喫してみることにしました。

 この自転車は、台中市内の貸し自転車といっていいですね。街のあちこちにスタンドがあって、そこに置いてあります。そいつを借りて、必ずどこかの同スタンドに戻すというルールがあります。

 北京でも同じ貸し自転車がありましたが、あれはどこに置いてある自転車でも乗ってよく、乗り捨て自由というやつでしたね。ですんで、とんでもないところに置いてあったりしましたが・・・。

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 このカードをコンビニで購入し、チャージ金を入れて金券にします。このカードは、自転車だけでなく、地下鉄やバスなどにも使えます。そして、台湾の知り合いの電話番号を借りて、登録をします。これをしないと、自転車は借りられません。

 といって、闇雲に電話番号を貸してくれる人もいないと思います。というのも、スタンドから借りた自転車を、スタンドに返さないとしたら、かさんだ料金がその電話番号の人の所に請求されてしまうからです。

 ですので、よほど信頼関係のある方でないと・・・難しいかもしれませんね。

 北京の場合も、中国で銀行口座を持っていないと使えない・・・ということがありましたね。色々大変です。

 今回運良くこれが使えることになったので、行動範囲は無限・・・とまでは行かないまでも、路地の津々浦々まで、自転車でしか見られないところに行くことが出来ます。

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 走っていると、早速面白そうな市場にで合いました。ちょっと見覚えのあるような建物です。店主が四店舗前に住んでいた、あの廃墟に近い低層団地とそっくりなんですね。

 そこを粋に改造して、クラフト工房やカフェなどにして、その通路で催しをやっているようですね。なんとセンスいいことか・・・。阿佐ヶ谷団地はとっくにつぶされて、なんか高層のマンションか何かになってしまった。別にその横を通っても、誰も立ち止まらない、どこにでもある建物になってしまった。

 同潤会のアパート、あれも暫くはハイセンスなテンポとして、街の顔になっていたが・・・、そうしたリノベーションというのは、どうしても主流にならないのかね?

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 多分机とパラソルを貸し出して、模擬店にしているんでしょうね。統一感があって、いいですねえ。そこでは、それぞれが作ってきた、アクセサリーやカード、工芸品、おもちゃ、軽食からコーヒーのような物を売っていました。

 つい足を止めちゃうね・・・。

 これって狸祭の今後の課題かもしれないね。狸祭もイベントとして形を整えていくのであれば、こうした定型の机・什器といったもの、そして日よけのようなものが有るのとないのとでは、全く違ってきますね。
 
 敷地をキッチリかたづけて、一体何店舗はいれるのか?なんてこともちゃんと仕切ってもいいかもしれないなあ・・・なんて思ったりしました。

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 夜も引き続き催しは続くんでしょうかね?夜市・・・いいですねえ。

 安全を確保した上で、提灯のような火の明かりでやってもいいかも・・・なんてね。

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で、その先に進みまして、台湾国立美術館なるものがあるんですね。そこに出かけてみました。今年台湾は建国108年ということで、その歴史を巡る台湾美術の展示というものでありましたね。

 と・・・でも、予想は付かないわけではないが、ちょっと驚きが。

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 なんと台湾の芸術に関する草創期の文献や作品は、ほぼすべて日本人によるもの・・・ということでありました。全部で展示会場が七つか八つに分かれていましたが、その草創期を巡る最初の二つの展示会場の展示物は、ほとんどが日本語で読める文献なんであります。

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 日本語であっても古い文献なんで読みやすくはないが・・・、ちょっと知っている分野のものなんかもあって、しばらく瞠目。

 日本統治時代に鉄道をはじめとするインフラを台湾に日本は作ってきた、という話は多くの方々は知っていることかと思いますが、こうした文化についてもかなりの影響を与えていた、ということが分かりました。

 覚えておられる方は少ないかと思いますが、昨年の十月に同じく台中を訪れた際に自然史博物館に店主は立ち寄ったんであります。そこで腰抜かすほど驚いたこと・・・、当たり前なんだが・・・。例えば漢方なら漢方の展示を見る際に、どんなに遡ろうが、そこに日本という国の存在が予感すらされていない・・・ということに、当たり前だがショックを受けたことを書き連ねたんであります。

 翻るにこの日本、基幹文化を遡れれば、なにをとっても、どうしたって大陸の文明にぶつからざるを得ない。圧倒的な大陸の文明の影響を受けたところではない、影響下にあったということを思い知らされたんであります。

 ところが、こと台湾での近代化と芸術活動については、その発端がほとんど日本だったという事実と、それをすんなり認めて展示をしている台湾という、ちょっとした逆転現象がありまして、またしても色々と考えさせられたわけであります。

 もちろん途中から、各分野の作家達が反植民地の方向に動き出し、すったもんだがあったようで、展示は現代の作品を巡る分野別のものへと変化していく、という形式でありました。

 現代作家のものも面白いものありましたね、特に映像等を駆使したものなんかかなり足を止められてしまった。やはり、学問もさることながら、こうした広い分野での表現活動、それが大方失敗作で終わろうとも、大切なもの・・・ということが感じられますねえ。

 この実用というところからすると、ハテ?と思われるような活動に勤しむ若者がどのくらいいるか?なんてことが、その国の豊かさの何かにつながっていくような気がしますね。ことに工芸との関係でそれらを考えると、まだまだやるべきことはあるなあ・・・と感じる次第であります。

 そしてつぎは・・・、
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 台中文学館という建物に寄ってみた。どうも台湾の中で、この台中という地は文学色の強いところのようでありますね。台湾文学・・・、あまりに無知すぎて、ピンときませんが、かなり盛んなようでありますぞ。

 展示されていた、過去現在の作家の数も小国の割にすごく多い・・・例えば、日本の九州と同じくらいの大きさとして、九州出身の作家数と比べたら・・・と考えると、台湾の文学は盛んなのかもしれませんね・・・。

 その辺、別の文献等で調べていけば、もっとおもしろかっただろうなあ・・・と思いましたな。おしい・・・。

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 旧日本型の建物を移築して作ったようですね、なので中は靴を脱いで入るようになっています、そして所々に畳もあります。名のでなんか懐かしい、ちょっとズーッといたくなるような感覚になりますね、涼しいし。

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 そこを出ると、台中駅へまあお決まりの観光コースのようなもんか。この旧式の建物は今は使われていなくて、その背後に今使われている駅舎や線路がありました。まあ、観光客?外国人労働者の休日も含めて、いろんな人がごちゃ混ぜという状況。

 近いうち、東京駅周辺もそういうことになるのかな?なんて思いました。

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 台中の公園では、大きなガジュマルの木の下で、年寄り達が将棋を指していました。その他、みんな思い思いの休日の過ごし方をしていたようですね。

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 そして、最後は豚足ご飯でした。ウーン・・・こんなのを食べると、狸祭のメニューが変わってしまうかも・・・なんて思ったり。

 とにかく暑かった、34度はあったかな?でも自転車があると、本当隅々にまでいけますね。

 観光と自転車・・・、まだまだこじ開けるべき未知の領域なんてものがありますね。「自転車でしか見えない、東京がある・・・。」なんてサイトを数カ国語で作って、レンタル自転車屋ったら、面白いでしょうね・・・。

 単独で回った、台中の休日でありました。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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