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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

音がする 異音がする



 乗っていれば色々起こるのが自転車というもので、それにどう対処していけるか?というのがショップの実力のようなもんかな?

 なんて思っていたりもするんだが、その起こる中でなかなか厄介な案件と言えば、「音がする」「異音がする」というもの。

 これ、分からない時は本当に分からない、お手上げ状態になりますな。

 当たり前ですが、乗っている時に音が出るので、その特定のためには乗らないといけません。乗るということは、バランストって、周りに注意しながら乗っている訳なので、その音の出所等に集中したくても、しきれない。

 大体出所がわかったとしても、今度は下りて、その位置をピタリと特定できればいいが・・・、自転車はつながているので、実際そこのように聞こえるところが、本当の患部か?というとそうとも限らないことも多々あるもんだ。

 まあ、難しいんだよね。

 こいつも音がするとやって来た。

 なので乗ってみる、そこで分かることも多い。こいつの場合には、動いてるだけでは音はしない、クランクを回すと左の下死点のところで、決まってカチッという音がするのだ、出足を止めると、音はしない・・・。

 そうなるとクランク付近であるという推測はつきますね。

 対策としては、三つあるかな?まずは、クランクとBBの設置面。ここに緩みが出ると音が出ることがある。オット、その前に、音の原因のその多くはパーツ間の緩みである、というのは憶えておいていいかもしれないね。

 だから、音なり案件が出てきたら、大体その周辺のパーツを増し締めしてみると止むこともある・・・、もちろん止まないこともあって、その辺が難しいところなんだが・・・。

 その2、ペダルのガタ。回すほどに、踏むほどに音が出るというには、関係しているパーツを点検することね。クランクにペダルがどのように付いているか?付き方に問題が無いとすれば、ペダル自身の中に緩みはないか?ということを見ること、これが二つ目。

 そして三つ目は、クランク回しの立役者である、BB自身の緩み、または内部のガタなど。

 アア、そうそうまだもう一つあったわ。それは

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 アルミフレーム自身ね。こうした溶接部に亀裂が入ったりすることはあります。ビードと素材の間とかに。

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 実際、BBやクランクに全く問題なく、ブレームのBBソケットの裏にヒビがはいって、カチカチいっていた例がありましたね。

 で、今回の結論は、意外と簡単、やはりBBでありましたな。

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 シマノにありがちな、左のワンがプラスチック・・・、ちょっと強度に・・・、もう少し気を遣ったらいいのに・・・と思うところ。なので、左ワンの金属のものに交換です。

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 強く踏んでも音は出ない・・・、これでよしよし。

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 そしてもう一点。これは当ブログでもたびたび登場する、旧車ものなんですね。こうしたちょいと手もかかるが、走っているだけで文化に寄与しているような車体は重要ですよ。だから意地でも、走り続けられるよう尽力したいわけであります。

 こいつの音なりも、ある意味アチコチから、そして、原因を特定して直るものも、それから原因が分からないまま音なりし、いつの間にか消えていくというものもあったりで、これぞ旧車・・・という感じでありますね。

 今回の特徴は、乗って動き出したらホイルの回転に合わせて音出ていました。

 DSC_4158_convert_20190811220901.jpg

 なのでクランク周りではありそうにありません。

 DSC_4159_convert_20190811220916.jpg

 実はこういうクイル系のステム、ハンドル周りで音がすることもあります、大体増し締めで止まりますがね、チェックポイントであります。

 クランクの回転とは関係なく乗っていると音がする。ということは、足を止めても音がするわけで、そうなると、跨がっているだけで、何もしなくて音がするということは、人と関係なく、動いているところが震源だということが分かる。

 ということは、単に回っているところ、ホイールが音の震源ということだわな。其れもどうもリアからだ。

 では、下りて車体を浮かして、ホイールを回すしてみる。ホイールとスポークに付いている磁石等がフレームのどこかと干渉しているのであれば、ここで特定できるが、そういう障害物による音ではない。

 と同時に、ライダーの体重が乗っていない場合、音はしないのだとすれば、ライダーの体重と密接な関係にあるところが震源である、ということがいえそうだ。

 空回しでは音がせず、人が乗ると音がするというのであれば、テンションに関わるところ、つまりホイールのスポークの張り不足による音なりなんじゃないか?と推測できる。

 なれば・・・、

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 ホイール外して、振れ取り台へ。

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 ニップル回しで、二回転半弱を回して、テンション出して、馴染みだししてみるに、張りのあるカーボンホイールに戻ったといっていいでしょうね。

 そいつを履かせて、乗ってみるに・・・、ピタリと異音は止まったということでありました。

 なるほど、今回は、スポークの緩みによる音なり・・・ということに特定できた。

 とにかく音なり案件は大変だ、、観察から当たりを付けて、実験しては、徐々に可能性を絞って、原因にたどり着けるようにやるしかない、と同時に、締められるネジを増し締めしていく、という手と併行していくと、意外と速く片付くこともあるんだが・・・。

 しかし、まあ、音なりの世界は深い、店主なんぞはまだまだ入り口付近だろうなあ。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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