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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

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あのエチオピアの流人 チャーシュー君 帰国す



 本当久々の登場のチャーシュー君なのであります。

 といっても、この写真は二年前のエチオピア渡航前の写真で、最新の写真は当然今回のブログのために撮影していたんですね、今のチャーシュー君のまさにその姿そのものを撮ったんですが・・・。

 ところが最近、子狸のカメラ熱がありまして、なんか知らんが大事な写真を消されてしまったようなんです・・・。

 でも安心してください。インスタなどで彼のエチオピア時代の写真は拝めるんですが、髪とひげは伸ばし放題の、精悍な野人という風貌なんですね。

 そして、この七月に帰国して二ヶ月が経ちまして、彼はどう変わったか。

 面白いように、上の写真と同じなんであります・・・。なので、これでいいや・・・という事に。

 まずは元気です、これは良かった。

 そして、基本は変わらずも、成長していましたね。話が面白かった・・・。積もる話は尽きません。まあ二時間ほどの会合でありましたが、ここだけで終わってしまうのはもったいなさ過ぎるなあ、と思ったんで、企画を一本。

 日時は10月後半から11月頭にかけて、「岡田真治君帰国報告会」として、一席設けることにいたします。詳細の詳細は追々決まっていく程に、この場にて公表していきますが、ざっとの内容は・・・。

 岡田君と同期でエチオピアに行ったもう1人の若者と2人の講演を考えています。来月の頭頃に、彼らはJICAで帰国報告会をするということなので、その時に写真や動画などを整理すると、それを利用して、こちらの報告会でもつかってもらうということに。

 形式は店主が事前に話のポイントを絞って、ざっとの流れを作って、あとは2人と参加者との間の丁々発止形式かな?二時間弱やったあと、懇親会なんかで締めようかと思います。

 エチオピアの現状、スポーツ事情、実際の活動報告、コーヒー話、タンザニア・スーダン難民キャンプ訪問、停電話、ネット規制、アフリカ・エチオピアに食い込む中国状勢と日本、自転車競技事情と機材管理、食事の話、エチオピアの歴史と宗教、そして待ってましたの色恋沙汰・・・など、どの切り口から行っても面白い話ばかりであります。

 開催日などきまりましたら、当店二階の響き床にて、行います。懇親会では店主渾身の帰国歓迎コース料理などもでるかもしれません・・・、是非是非お楽しみに!

 そして、今回色々あった話の中で、特に印象に残った話を一つばかり触りだけふれとくことにいたします。

 エチオピアは北東アフリカの歴史ある、大変プライドの高い国という事でも知られています。彼もそれを事前に承知していると同時に、現状の白人を頂点とする人種偏見を自ら絶対に持ち込まないように、という事を心に決めて、エチオピア入りしたそうです。

 ところが、町を歩いているとアチコチから「チーチャンチョン!」と声を掛けられる、その目は大半が人をばかにしてような目であったという。今アフリカには中国が深く喰いこんでいるらしく、それはエチオピアでも例外ではないらしい。

 高速道路から鉄道などの大インフラを中国が率先して作っているというんだが、当然国内にも中国人が大勢いることになる。それも、リーダー格、技術指導者、施工管理者というだけでなく底辺の労働者も含めて中国人が多くいるということだ。

 そういう色んな事情が絡んでか、アジア系を見ると大抵は「チーチャンチョン!」という軽いからかいから、侮蔑的、差別的な意味合いを込めてのかけ声がかかる、それも一度や二度ではない、もう場合によってはケンカ寸前になるようなこともあったとか。

 そこで彼はあれ?と思った。アジア人として、アフロ系、黒人系の人々を差別してはならない、と心に決めてエチオピアに入ったはずが・・・、自分がマイノリティーじゃない・・・と。

 その時感じた不安と、じわっと迫るような恐怖感を彼は忘れないといっている。

 これどこかで聞いたことがないか?そう、あのイチロー君が引退する際の記者会見で、最後に述べた見解とほぼ同じ感覚を彼は彼なりに感じていたのではないか?ということだ。

 つまり、アメリカに渡ることで、イチローははじめて外国人=マイノリティーであることの自覚をし、その自覚から、人の心を慮り、痛みを考えるようになった、そしてそのことが何よりも重要な体験になった、というような主旨で会見を閉じていた。

 折しも9月の2日だった、前日は9月の1日防災の日であった。関東大震災の話は、もう遠く昔のことのようだが、ここ近年今までからすると考えられないようなデマが跋扈しはじめ、あろう事か都知事までがそれに賛同するかのような動きをしているようだ。

 朝鮮人が井戸に毒をいれている、というデマによって、一体何が起こったか?

 店主は、今生きていれば114才になる祖母に育てられたので、関東大震災の惨状は、その祖母から直に口伝えで聞いている。あまりに生々しいのでここでは触れないが、そこで起こったことについて、されにそれこそがデマだという、デマが幅をきかせ都知事が共鳴している風だという。

 95年神戸の震災の祭には、そうしたデマは一切出なかった、これぞ誇れる日本の姿ではないかったか?中華街でもどこでも、多くの市民が一丸となって、神戸の復興を目指していた。それが誇れる日本の姿だろう。

 差別発言や差別行為というのは、タオルにスポイトでガソリンをポタポタと垂らして染ましていくような行為なのだ、ただそれだけが続けば、タオルはガソリン漬けのタオルに過ぎないが・・・、そこにひとたび極微細な火花でも飛んだとしたら・・・。

 一部とは信じたいが、この腐れる日本の現状に、1人の青年が外国人=マイノリティーであることの不安と恐怖を体感したことの意味は決して小さくはない。

 こんな話も含めて、楽しくのびのびと、岡田君らの帰国報告会を開いていきたいと思う。

 詳細は、決まり次第!盛大に帰国をそして、これからの彼らの歩むであろう道を祝いたい!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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