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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

写真仙人 馬から駱駝に乗り換えるの巻

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 この黄色のアルミレーサー、ちょっとした年代物なんだが、持ち主と言えば、かの高名な写真仙人、土門拳賞を取ったこのお方の車体なのであります。

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 その名を鬼海弘雄さんと言います、知っている方は多いでしょうね。ペルソナなんていう、名写真集を出しておられます。

 この黄色いロードレーサー、まあ馬ですね。もらったそれを当店にてメンテしてお渡ししたのが昨年の一月のことでありました。それからちょっと月日が流れ、この馬で二万4000キロ走られたと言いますね、大したもんです、地球半周したことになりますね。

 それが今年の三月に体調を崩されてしまった・・・。ちょっと治療も必要なことになったんで、少しばかり自転車は乗れそうにない、とちょっと寂しそうな電話がかかってきた。

 しっかり養生してくださいよ、としか言えなかったんだが・・・。

 治療のほうも計画的に進み、気力も徐々にだが戻りつつあるようなある日、また自転車に乗りたいんだよね・・・というご希望。

 なれば、ともう少し楽に乗れる一台が出来ている、同じ黄色な一台が。清水さんが知り合いのマンションの管理人さんが捨てるというので、もらってきた黄色い実用車のフレームがあった、それで乗りやすいツーリング車をつくる、これでいいだろう。

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 まず一番は、フレームをスタッカートにして、跨ぎやすくした。狙い通り、硬化した股関節には優しかったようだ。こんなことだけでもより自転車に近づけるというものだ。

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 ハンドルも高い位置にして、エイド付きのブレーキレバーに、これでハンドルのどこを握っても止まれる仕様にした。

 フロントは一枚、リアは八枚、とても単純な機構にし。

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 フロントに明るいハブダイナモを取り付ける、ご自宅の近くには多摩川が流れている。河川敷を走る際には、路面をしっかり照らすライトでないと危ない、これが一番だという。

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 同じ黄色の車体ではあるが、馬から駱駝に乗り換えたような、乗り心地。決して悪くはなさそうだ。

 これを切っ掛けに、徐々に自転車生活が復活し、快方へと向かっていけたらと心より思う。そう、この自転車ができあがりましたよ、という電話をしてから、ほとんど毎日のように、いつになったらいけそうです、いや、予定が入りました、今日は天気ですから行けたら行きます、と連絡が来るようになった。

 心待ちにされているんだろうなあ、ということが伝わってくる。こういう気持ちがより張り合いを生んで、ひいては免疫力の向上につながって、回復に近づくんだとしたら、何という僥倖だろうか。

 たかが自転車にだって出来ることはある・・・と思われますね。

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 写真の大家、仙人の写真を撮るなんて、なんてまあ身の程知らずか・・・。でも、こんなことを切っ掛けに、ゆっくり回復していってください、もう少ししたら鍋でもつつきますか?

 まだまだ、仕事をし続けて欲しい、そういうお方なのであります、お大事に。

 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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