メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |昨日古代 本日現代 その意味は? tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

昨日古代 本日現代 その意味は?

75348985_2560368650708954_499234405642928128_n_convert_20191019152653.jpg


帰りの飛行機まで少し時間があったので、台北市立現代美術館に行ってきました。

しかし、日本ではそういった所にはなかなか立ち寄らない、これはいけませんね。もっとこうしたところには足繁く通うべきなんでしょうが・・・。

逆にこうして海外にいて時間がある時、ふと立ち寄ると、まあ色々と思われることも多いわけであります。

昨日は、4000年の伝統の重さをいやというほど体感させられましたが、本日は・・・どうなんでしょう。
72643225_2560368657375620_222302542258765824_n_convert_20191019152624.jpg

日本人の作家の展示で、こんなものがありました。

72759610_2560368724042280_9102567238317113344_n_convert_20191019152642.jpg

近寄ってみると、単なるバーコードですね。他に動画系のものもいくつかありまして、それなり仕掛けがしてあったと思います。

 別な味方すると、このあえてこのような白黒の表現なんかが、昨日故宮で見たいくつかの書道作品と響き合っているようにも感じられる・・・。深読み・・・というか、深鑑賞?というかなんだが、全く無関係だと思われる作品たちが、ある一人の鑑賞者の中で、無責任にも結びつけられてしまう、こんなことも鑑賞の妙味なのかもしれない、なんてな。

そして今回の企画展が?的抽象画というものです、この?、というのは彼女ということを意味するので、日本だったらさしずめ「女流作家の抽象画展」となったと思います。

なんかその中に、樹木希林に似た日本の女性作家の作品もありましたね。抽象画ってんであまり期待せず、流し見をしていたんだが・・・。

知り合いの多動性青年の言葉を思い出す。

 その青年は、まあ、フットワークが軽く、休みを取るとどこかに移動して動いていないと収まらない性格・・・何でしょうな。

 まあ、行く行く、どこへでもヒョイと行ってしまう。その彼が数年前に、北アメリカをほっつき歩いた後、名だたる博物館、美術館を物色した後にいった言葉あった。

「いやね、民族学博物館とか行くでしょ、置いてあるものが半端ねーんだ。それがさ、その後に現代美術の美術館とか行くでしょ・・・・・・・、ありゃゴミだね・・・・」

 そんな言葉の残響のある中で、店主も前日、故宮博物館になんてとこ行ってしまったから、現代美術でしょ?まあ期待しないで時間つぶしに丁度いいんで見に行くか、と全く期待しないで行ってしまった訳なんだな。

 結論から言うと、存外面白かった・・・。何が?

 作品が・・・?いや・・・、まあ・・・・。何というか・・・。

 まあ、その見方含めて全体がなんとも面白かったということ・・・にいたしましょうかね。

 こんなこと書くと、現代美術の人をバカにしているように取られるかもしれないが、昨今の舌禍野郎どものいいわけにあるように「誤解を与えたとすれば撤回する」という展開には持ち込みたくはないので、大変言い方が微妙になりますが・・・。

 まずは銭になるならないにかかわらず、何らかの表現活動に勤しんでおられる方々に関しては、基本尊敬いたしております、といっておきましょう。売れている、売れていないに関わらず、何かをせずにいられない衝動から表現活動に動いておられる方全般に対して、と申し上げておきましょうか。

 その上で、あえて今回の現代美術展に行っての感想ですが・・・、まあゴミだらけ・・・、にしか見えないものもが少なくなかったです・・・。

 ただし、それだけで終わったら、まあほとんど収穫無しだったんだと思いますが、この店主、転んでもただでは起きません。

 中にはあるんだなあ・・・。ほんのスーパーセントに過ぎないかもしれないが、オヨヨ?と目を引くものが・・・。それは一朝一夕では出来ないであろう、技法だったり、色の選択と組み合わせだったりの中に、どうしても惹かれざる得ないものがあるのであります。

 店主はそれでいいんだと思いました、いやだからこそ尊いんだと。

 昨日見た故宮博物館の所蔵物は、残っているものなんです。すでに残っているもの。それも残っているというのは、単に物理的に残っているだけじゃあない。それなら、その辺にある石ころだって数万年は残っているでしょう、でもそれはただ残っているものにすぎず、それ自身に価値はないわけであります。

 れ以前に選択されて、選びに選ばれた中からの、より抜きのもののみがその選択の結果、残っているということなんでありますよ。だから、そんじょそこらの迫力じゃあない。だって基本の基本として居座っている典型なんですから・・・、その原点なんですから。

 何千、何万回という、コンテスト、コンクールを勝ち抜いてきた、ほんの一部があれらだったんです。だから端から勝負になんてならない、比べちゃダメなんですよ、そもそもね。

 それよりも、選ばれるために、典型として残るために、その他様々な動機の中から、作家らによって作られざるを得なかったもの、その大半がゴミとなる運命にもかかわらず、作り出されてきたもの達、その一端が現代美術の作品であるとするならば、と考えた時。
 ちょっとその作品群がいとおしく感じられてならなかったんだな。

 そして鑑賞側とすれば、ほとんどのゴミの中から、ピーンと琴線に響くもの、それが快であれ、たとえ不快であったとしても、そういうものとの出会いがあるとすれば、現代芸術というものの意義として受け取れるんじゃないか?と思われるわけであります。

 そういう意味で、そのほんのスーパーセントは今回いたいた!ありましたねえ。抽象画でも、生きている線が描かれているものにはかなり店主は刺激を受けるようですね。

 そして、それらを組み合わせるか?という色の組み合わせ。これもまた塗り師としての色の選択というのが、裏をかかれればかかれるほど、グンと来るわけだ。

 考えても見たことのない色の組み合わせ・・・、なんだコリャ・・・と。

 まあ、そんなものがいずれ出てくるのか、また形を変えてどうなるんだか知らないが、まあ、現代美術もまた、刺激を与えてくれるものに違いは無い、ということが分かったわけだ。

 工芸は刺激を受けては学ぶもの、芸術は刺激を受けて、時に生き方すらも変わってしまうものでもあるかもしれない、それだけで十分なる存在価値はある。

 まあその辺を受けまして表現のなんたるかにつきまして、思考の不自由な方は、金輪際一切その辺には立ち入るべきではないだろう。況んや美術館前の座り込みをや・・・。

さて帰国だ、仕事に戻りましょう・・・。
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/4194-be9a848e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター