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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

牙を付ける ママ狸んからパパ狸んへ



 前後に子載せシートがあって、雨よけまでかけられている、典型的な子育てママ狸ん号と見えますね。一見。

 ところがこれ、お父さんが子供を送るための自転車なんです。そのために、わざと牙をはやらかせた。牙を?一体どこに?

 それは、

DSC_7114_convert_20191023230940.jpg

 ここにであります。

 エ?どこに?って方まだいるでしょうね、よーく見てください。ハンドルが・・・、ブルホーンになっています。まあ牙じゃなくて角・・・なんだが。

 通常この手は、フラット系、少し後ろにそっているか、あってプロムナード系ですよね。

 デフォルトでブルホーンなんてあり得ません。名のデカ?なんでか?ブルホーンに拘った。これはお母さんの子育て号じゃない、お父さんの子育て号なんだ!と主張したいのでしょうか?

 DSC_7111_convert_20191023230912.jpg

 肩落ちのタイプではないブルホーン。そこに

DSC_7112_convert_20191023230922.jpg

 ギドネットのブレーキレバーを付けました。これならほぼ全方向からはブレーキが握れます。ブルホーンなんで、下のカゴとの相性がかなりシビアです。なぜなら、下手するとブルホーンの形状がモロカゴの形状をなぞってしまい、最悪干渉したりしないとも限らないから。

 そうならないように、カゴは前に出しておこう。

DSC_7117_convert_20191023230949.jpg

 取り付け金具を最大に伸ばして、カゴを前に押し出す。ブレーキギドネットとして、では内装ギアにシフターは?というと・・・、

 DSC_7113_convert_20191023230931.jpg

 ブルホーンバーの径はフラットのものより少し太いので、フラット系のシフターとの相性が大変悪い。なので、その先端にバーエンドバーを取り付け、そこにシフターを取り付けた。

 使い勝手は決して悪くはない。極端にハンドルから手を離さずシフトが出来るしね。

 どうしてここまでして、ブルホーンバーに拘ったか、実際のところは分からない。でもそのために、わざわざ小岩から、この自転車を走らせてやって来た。もちろん帰りも乗って小岩まで帰ることになる。

 取り付けたはいいが、前子載せがある。ハンドルが遠くなった分、上体が前傾せねばならないが、この子載せとの間がちゃんと適切な距離をたもてるか?などはかなり走りに影響してくるかもしれない。子供はでかくなるだけ、子載せから頭が出てくるようになりその上にヘルメットがかぶっているとしたら、お父さんは遠くのブルホーンバーを握り、顔を横に向けて走らなくならないとも限らない。

 実際どうなるか?は子供を乗せて乗ってみないと分からない。体格や腕の長さなど、そして子供の今後の成長などを考えて、先手先手で対策を取っておく必要があるだろう。その辺なんかもしっかり話し合ってからの納車ということになる。

 そしてもう一つミッションがある。

 それは後ろ子載せのその後ろに、お父さんの鞄載せのスペースが出来ないか?できれば作って欲しいという要望があった。

 もちろん意地でも作りたい・・・。

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 子載せを外すと通常の荷台の延長として、このような拡大後付け荷台のようなパーツが出ている、こいつを利用しようか・・・。と考えるが、幅が広すぎる。

 設置した後再度子載せを載せるんで、この幅はまずい。なれば切り取るか?とも考えたが、強度が保てないということでこの延長拡大に代を取り付けることはやめた。

DSC_7087_convert_20191023230834.jpg

 通常の荷台を加工して、取り付けることにする、幅が子載せも取り付けられる幅のものね。

 こいつの前取り付け部分を着ろ落として、

 DSC_7089_convert_20191023230843.jpg

 元々付いている荷台の半分より後ろに金具で以て取り付ける。

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 下の荷台が意外と厚いパイプでできてるので、通常のネジでは届かない、この手の設置用の長ネジを使うことにする。

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 そして、下支えをハブに共締めをする、この三点止めで荷台はほぼ固定される。さらにその上に子載せで以て再度固定されるので、強度には全く問題は無かろう。

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 このように小スペースながら、お父さんの鞄を置いて、ゴムなどで固定出来る場所を確保。意外と手のかかった施工であった。

 DSC_7109_convert_20191023230903.jpg

 以上、すべての要望に応えて終了、後は実地で、ポジション出しや微調整を行う必要があろう。それらが一通り、出来たら、また小岩まで自転車で帰ってもらうことになる。

 まあパパチャリ構想なんてもんもなくはないが、わざわざ牙をはやらかせて、車体とともにお父さんがやる気を出してくれればまたそれもよろしい。出来れば、疲れなども何のそので、わざと寄り道して遠回りして、子供の運搬を超えた、気に入った自転車で子供とのサイクリングを楽しんで欲しいですね。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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