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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

Aバイク ストライダ



 通常当店にはあまり縁の無いタイプの自転車なんですが、実は前直したことがありましたな。

 特殊な自転車には違いないが、取り扱いがかつてフタバという卸がやっていて、当店とそことは細々ながら取引がある店なのでありました。

 そこで、 色々調べてみると、さすが完成車をやっていただけあって、向こう何年間はスモールパーツ等の提供は間接的ながらやるようだ。そうでないとね、それが最低のあり方だと思いますね。

 ただ、一つ一つに送料がかかったり・・・まあ仕方ねえのかな?

 今回こいつはどこが問題だったかというと、ありがちだ。

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 ハンドルのステアリングを司る、ステムとの接点なんだが・・・。マルイ鉄球が入っていて、そいつをプラスチックのステムが包むように挟む。そうなると当然球なので、挟まれた中で左右に動くことができる、これがハンドルの操作を可能にしているんだが。

 その鉄球が外れてしまって、Aバイクのてっぺんが開いてしまったという。つまりフレームの構造が成り立たなくなってしまった、ということなんだな。

 こんなことで構造がダメになる・・・。まあ、片方は球状だとはいえ鉄という金属、片方の受けになるところが樹脂。そりゃ何年かそん中で動き回ればへたってくるだろう。

 そもそもなんで、受けをアルミにしないんだ?

 まあ愚痴言っても仕方が無い。そういえば確か以前こいつの仲間を直した中に、その鉄球の受け部分もあったなあ。

 そこで、取り寄せパーツの画面かららしきものを特定して、送付してもらった。

 DSC_7125_convert_20191024231428.jpg

 うん、そうそう、こんなような奴。このくぼみを両方から合わせる形で鉄球を挟んで、この樹脂の本体はフレームのパイプの中に収まる形式だった・・・はず。

 ところが・・・。実はストライダにもいくつかバージョンがあったらしいのだ・・・。

 店主が以前ヤッタのは、今主流の改良型・・・のやつといってもいいんじゃないか?つまり上の挟み型樹脂が使えるタイプのやつなんだが、件の車体はどうもその前のタイプのやつらしく、同じく鉄球を挟むんだが、その主体はプラで出来たステムカバーがその役を担っているバージョンなんだな。

 なので、加工しようかと思ったが、結果的に取り寄せものは、今回の施工には使えないという結論に陥った。

 ゲゲー・・・、こんな樹脂ものでも結構送料含めると高いんだぞー・・・もう。

 そうなると、壊れた原因特定だ、徹底した観察を行う。なんで外れたの?

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 まずはバラして構造確認、すると思ったほど鉄球受けの樹脂の内部が荒れていなかった。もうボロボロかと思っていたんだが、そんなことはなくまたしっかり夾めば、外れるようなことはなさそうだ・・・。、

 しかし一回バラしたステムカバーを戻すのが一苦労だった。中に二本のケーブルが入り込んで、それらが邪魔して、簡単に左右からステムカバーがかみ合わない、頭にライトを付けて、中を見ながら、細い棒で、ケーブルを押し込みながら、何とかここまでぴっちり合わせることが出来た。

 そして、左右から三箇所ネジ止めをする。これが決まれば、多分普通に乗れるだろう。

 では、三本のネジを締めていく、二本はしっかり締まったんだが、残りの一本が遊んでいる。しかも一番鉄球の近くときている・・・もしかして。

 もしかして、このネジが甘かったから、ステムカバーが開いてしまって、中から鉄球が飛び出し、フレーム構造をお釈迦にしたんじゃないか?

 さすれば、ちゃんと増し締めすれば良かろう。

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 しかし、もう一度いうが、なぜこのカバー全体をアルミにしなかったんだろう・・・。壊れやすくして、需要を喚起するため?

 結論から言うと、ナットが通常プラのステムカバーに収まってボルトを受け入れればいが、このナットを押さえるプラがバカになっているこれでは固定しようにも、ボルトとナットが同時に回ってしまい、カバーを閉じる方向に入っていなかったということが発覚。

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 そこで、バカになったナット穴は捨てて、その上から鉄のワッシャーをあてて、その上からボルトを付けてそれをレンチで押さえながら、表のネジを高トルクで締め上げていく。

 それでもうここまで・・・というところまで締めてみた。

 すると、多少乱暴に引っ張っても、まあこの鉄球は・・・どうにも抜けそうにはない。何もジョイント部分を交換する必要は今回は無かったようだ。締め付けだけで済んだというわけだ。

 しかし、結論はなんとも陳腐だが、この原因が分るまで、大変時間がかかってしまった。

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 当店まわりをかなり綿密に走り回ったんだが、多少制動のきいたホイールが重く感じ、それも少し手直ししながら、通常走ることに関しては問題が無い、と判断。

 納車することに。

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 というわけで、乗り手の方は、常にAの天辺、ステムと干渉しているこの部分が、開いて、鉄球を再度おっぽり出さないか、よーくチェックしながら乗ってくださいよ、という条件は付けておこうと思います。


 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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