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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

テクニカルサポートセンターですから・・・テクトロ・TRP



 この十一月の初め、サイクルモード場外で出展したのはTRP・テクトロのブースとしてでして、当店は東側のテクニカルサービスセンターとして参加したというわけであります。

 ある意味、TRPは当店のもう一つの顔、ともいえるかもしれませんね。そんなわけで、そっち方面の仕事もボチボチ入ってくるようになってきています。

 箱が送られてきて、中にはメンテ依頼のパーツが四つ今回は入っていましたね。

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 それぞれに症状なりが書いてあり、それに従って、こちらも診断を下し、メンテ出来るものはこちらでメンテして、できないものは、その理由等書いた診断書をTRP本部に送って、代替品の手配をするという事が主な仕事内容、といっていいでしょうな。

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 ショップがいじらない限り、テクトロは工場内でブリーディングして、数週間放置し経過を観察後、出荷ということをしているので、かなり安全確認のハードルは高い、と思っていますが。

 1日何万個出荷するか知らないが、そうした中にはオイル漏れのような状況も起こってくる、今回も基本オイル漏れという症状を訴えてきます。

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 大抵はまずホース部分の先端を切って、オリーブを入れ替える。そしてブレーキレバーの方に再装着をして、ブリーディングかな。

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 大抵は車体付きで送られてこないので、外されたパーツは、一度こうした自作のブリーディング台に装着してやると、何かとやりやすいんだな。

 キャリパーとレバーを新しいオリーブ入りのホースで結ぶ。そして・・・、

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 レバー側のオイルのボルトを開け、入れ替え用のホースをつなぐ。

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 同じくキャリパー側にもつなぐ。通常ならこのホースの先には注射器が付いており、下から押し上げるようにして新しいオイルを注入していく。注入されるにつれてレバー側の注射器は逆に押されて、押し出されてくる、その間にレバーを何度も握り、エア抜きをしていく、ホースを叩いて、ホース内に居座るエアも抜く・・・というように、結構手間と気をつかう作業なんだが。

 当店・・・、イヤ東京テクニカルサービスセンターには秘密兵器があるのだ。

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 コイツね、オイル圧送機とでも呼びましょうか。機会が下からオイルを押し上げて、古いオイルを捨てたあと、新しいオイルをキャリパーとレバーを通じて循環させてくれるのだある。

 機会が自動でやってくれる。何度かレバーを握って、エアを逃がす。いくら握っても気泡が出なくなったら、充填完了。

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 ホースを抜いて、空いた穴にスポイトでオイルを足して、

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 あとはボルトをエアが入らないように静かに、しっかり絞めることで作業完了。

 このテクトロのオイル圧送機はお薦めです!ショップ限定で当店より卸もいたします。コイツのお陰で、当店もテクニカルサービスセンターをやっていられる、といってもで過言ではない。

 短時間で数もこなせますしね。あと、今後の状況を考えていくと、ロードでのディスク化の流れはこれはもう必然でありましょう。来年の新デュラエースの中で、リムブレーキがラインナップから外されるか、限定400個製造、とかの制限が付いたら、もうその流れは決定的だと思います。

 善し悪し、好き嫌いは別に、それにはショップをやる限りは、オイル引きのディスクブレーキ対応をせざるを得なくなります。マウンテンバイク専門のショップでなくても、ロードバイク専門であっても、ワイヤー交換するくらいの頻度で、オイル交換やブレーキ調整の依頼がどんどん来るようになると思いますよ、これから三年以内にはね・・・。

 オイル引きのブレーキの調整をやっていて感じるのは、キチッと絞めるところ絞めて、取り付けるところを取り付けて、あとはまずは一からブリーディング!これで大体解決および、欠陥の意味が分かってくるという展開なんですね。

 だから、ブリーディングは必需と言ってもいいです。それがほぼ確実に、短時間でできるというのは非常にアドバンテージが高いといえるでしょう。

 設備投資という意味で、ショップはこの圧送機を確保しておく意味は大きいと思います。もちろんこれ一台と、付属している様々なアダプター等でほぼすべてのブレーキに対応していきます。シマノの場合には、専用のホースなども使いますが、それも市販されているものなのでほとんどカバー出来るという優れたものでもあります!

 是非ご検討ください!

 という事で原因が分かったもので、対処出来るものから対処してから送り返す・・・。これからシクロの季節とかになると、こうした依頼が増えていくるのかしら?

 まあ、仕事の幅が広がるというのは面白い、ドシドシおいでなさい!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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