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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ご要望に合わせて その一



 こんな自転車作れませんか?ときた。

 まあ、自転車屋だから、作れと言えば作れますが、どこから作ります?またはどこまで作ります?てなところから、ミーティングが始まります。

 お客さんも色々といるようで、まあ、全部お任せー!という人から、長年温めた構想に基づいて、パーツを集めては所蔵しておいて、条件がそろってから、一気に組み付けたい、という人もいますね。

 今回は、というと好奇心より集めた、得体の知れないパーツ類を基本持ち込むので、それらを合わせて、なんとか組み付けられないか?という展開でしたね。

 基本やりたがり屋さんなんだが、自分の限界も分かっている。あとは、あまり人と同じものを持ちたくはない・・・というタイプかもしれませんね。

 では、パーツ持ち込んで・・・と、肝心なフレームは?となると・・・、なんとかどこからか探して、当店に送ってくるという・・・、ハイ、ではそれを待ちますということだった。

 大陸系からやって来たフレームは素のカーボンロードフレームでしたね、もう真っ黒。そのままでももちろん乗れる訳なんだが、どうせならなんとか塗りたい、なら、自分でデザイン画を仕上げますんで、それに合わせて、ということだった。

 そして送られてきたのが、上のpdf。

 二色の塗り分けなんだが、黒い部分はカーボン地そのままでよし、もちろんクリアはかけてね・・・・ということで。そんでもって青い部分は、チネリブルーを意識して、メタリックもんで塗って欲しい、ということでありました。その色なら、まあ得意な方かな?

 あとは、なんとロゴも入れたいので、そのデザインも自分でやって来ますということだった。本業はデザイナー関係?と思ったが実際は違うらしい。

 ただ、ガンプラの名人なんだと・・・。なので、色ややはりデザイン、見た目にはそれなりの拘りはありそうだ。

 なんかこの二色の塗り分けや、色使いなんかは、あのニュージーランドの名車?なのかどうか知らんが、現れては消えたり、また現れる、ニールプライドなんかを思い起こされますな。

 mark_yotto.jpg

 ビットマップファイルなら、エッジをカッティングマシンで切り抜くこと出来ますんで、それでお願いしますと言ったら、データで送ってきたよ。

 このヨットマークと、ロゴ二種類・・・。メインが長かったなあ。通常20センチぐらいが貼るのも見た目も適当なんだが、その倍近い
40センチくらいの字の数でやって来た。カーボンフレームは太いので、まあ・・・と思ったが、レイアウトからそれより50ミリほど短く切り出して、なんとかね、貼ったりしてみたんだな。

DSC_8554_convert_20200218233629.jpg

 誰が撮ったか知らないが、塗装あとのロゴ貼り。一回やり直したり、結構大変だったわい。

 でも、しっかり塗装したり、ロゴ貼ったりすると、単なる素材のフレームに過ぎなかったものが、段々と商品化、ブランド化されていくようなもんだから、面白いと言えば、面白い。

 今まで、当店もんはその辺大分無頓着もので、無印であることを適度によしとしてきたわけだ。まあ、それはそれなんだが、こうした商品化というのもやってみると、あらためて面白いね。

 塗装だけでも、かなりの商品化の過程なんだが、またロゴとかになると、あの畑の収穫物に過ぎなかったスイカに、金のシールが着くことで、千疋屋の果物になる・・・、そんな激変の感じが来るところが、やっていながら面白いんだな。

 こいつらをキッチリ貼った後、空気を抜いて、今度はクリアをかけていく。

 DSC_8560_convert_20200218233619.jpg

 フーン・・・。こうして塗装の済んだフレームを置いて、アチコチ色々やりながら、またこいつを見かけると、「はて、どこのフレームだ?」とちょっとよそよそしく見てくる瞬間がある、商品化へと一歩離れていった感じかな?

 なんかどこかのブランドのフレームみたいじゃんかよ・・・と見直すんだが・・・。

 まあ、この世にはないブランドのフレームなんだがこのギミック感が、また面白い。こういうイタズラもまたいいだろうなあ・・・。

 こうした、ことに楽しい!という感覚がまた、新たな展開への火付け役になるということもある。

 さて、フレームができあがった・・・、足りないパーツ類や、小物なんかを加工したりと、こいつが走れるようになるまで、まだまだ、細かいハードルを越えていかないといけません・・・、これぞ自転車屋、自転車工房ってとこ見せてやろうじゃない?

 ということで、へんてこな持ち込みパーツ類と、その間や隙間を埋める小物類を組み付けて、走れる自転車にして参りましょう。

 つづく
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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