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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

メカニカルディスクのセンター



 実用車をもとに改造して出来た、まあ、そんじょそこらにはない自転車に仕上がりました。形状から、ギア比、乗り方から使い方に至るまでに、地味でも静かに拘って作られています。

 最近後輪にディスクブレーキを取り付けて、ギドネットレバーで引いているんですが、なんか巡航速度が落ちている、というんですね。

 確かに、ホイールの回転が鈍い、回しても止まるときは途切れるように止まる、これは玉押し内の圧が高いか、またはローターとパッドとの干渉か?

 調べてみると、後者だった。

 ではなんで干渉するに至ったか?これは推測なんだが、事実をあげると、

 DSC_8740_convert_20200225203746.jpg

このバンド式の後付けディスクブレーキ台座が当初の取り付け位置より少しズレたらしいのだ。まあ後付けボルトでてとめるので、そういうこともおきないとも限らない。

 DSC_8742_convert_20200225203737.jpg

 上から見るに、ローターとブレーキパッドに干渉がある。そもそも論を言うと、ワイヤーで引っ張るメカニカルディスクのある種の宿命のようなものかもしれない、そうも読み取れる。

 DSC_8739_convert_20200225203755.jpg

 同じディスクブレーキでもその構造というか、何で引くかによって大体二種類に分類ができる。一つはワイヤーで引くメカニカルディスク、もう一つはオイルで引くタイプ、この二つに分類できる。

 上の自転車には前者がついている。そしてこの両者の違いは引くものだけではない。
 
 シマノのメカニカルディスクは、簡単に言うと片効きの構造となっている。ディスクを片方からピストンが一方的にもう片方へ向かって押しつけて結果的に夾んで、制動する。

 それに対して、オイル引きのブレーキは、左右から同じ距離ずつせり出てきて、ローターを両側から夾む、という構造をしている。

 後者であれば、常にローターを左右から均等に夾むために、、キャリパーは止まったところで安定する。

 ところが、シマノのメカニカルディスクは、片効き状態なので、ローターを挟んでいる際には、必ず歪みを生じさせてしまうことになる。この歪みが、もしかしたら後付けディスク台座をずらしてしまう力になっているんじゃないのか?と推測する。

 さすれば、後付けディスク台座を取りやめて、柳サイクルさんに頼んで、フレームに直接ディスク台座を溶接してもらうという手が考えられる。

 あとは・・・、TRPのメカニカルディスクブレーキに交換するというてもある。というのは、TRPのメカニカルディスクは、シマノのような片ぎぎ構造ではなく、オイル引きと同じように、左右からローターを均等に夾むように制動できるものがある。

 TRPのものだと、左右から均等にヒストンが出るので、ブレーキをかけた状態で安定します。

 ギドネットレバーを使い続けたいということから、端からオールのオイル引きディスクを取り付けることは出来ない。

 となれば・・・、TRPのハイドロを使うか、TRPのメカニカルディスクにするしかないかな?

 または柳さんの溶接台座に、シマノの片効きメカニカルディスクでやるか・・・。

DSC_8745_convert_20200225203728.jpg

 シングル用のディスクハブで組み替えると回転はよりよくなるかもという推論もなされたが、そもそもフリーの中での最小の11Tからのギア比が好きでこの形を取ったので、ここをシングルフリー最小の16Tにかえるには、前のチェーンリンクも合わせてデカくしないとバランスが取れなくなるので却下・・・。

 ということで、手は限られてくるが、こうした縛りの隙間を縫って完成させることがショップの誉れでもあるので、、ちょっと経過を見つつ、次の施工として、何が可能か?ということをもう少し提案できるよう、考えないといけない。

 まさに世界に一台しかない珍車だな、それだけこちらはいい意味で緊張させられ刺激をもらうことになるだろう。一般的な自転車ばかりを言われるがままにいじるだけでは確実に老人ぼけしてしまう。

 こういう案件は大事にないとね。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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