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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ビンテージ系自転車 男ギアなど活かす方法


 
 旧車の好きな方、います。店主としてはモロ旧車は、ブレーキが効きにくかったり、チェーンリンクがでかすぎて踏めない、など実用として使うには・・・、色々と問題はあるな、と思っています。

 といって、旧車、または古めの雰囲気のある自転車に、現行の黒パーツをドーンと付ける・・・というには大分抵抗がある、という方も大変多いんじゃないか?

 なので、当の旧車はお座敷自転車として展示用になってしまうか、無理をして乗るか?というかなりきつい二つに一つの選択に絞られてしまう。

 旧車の雰囲気を壊さないで、且つ実用に耐えるスペックで乗り続けることは出来ないだろうか?と考えるのが、自転車愛好者として健全なんじゃないか?と思います。

 ではどうすればいいんでしょうか?

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 これサンツアーシュパーブプロのクランクです。130ピッチの男ギアが入ります。ただ、こいつは・・外49T、内38Tが付いています。アウターは多少小さくすることはできるが、インナーですと最小が38Tしかない。

 そうなると、坂のつづく山などは、さすがにきついよね・・・12-27のスプロケでなんかで上がるとギア比1.4となると、坂の角度にもよるがだいぶきついかもしれませんね。

 しかし、クランクというパーツは自転車の横の顔にも匹敵するので、そう簡単に今風のフォーアームなんかに変えてたまるか!と思うのも大いに分かります。でもそれでは踏めません・・・、どうしましょう?

 まあ、そうなるとスプロケをでかくするしかない・・・という事になる。まあ、スプロケも出来ればクロスレシオでと思うだろうが、それやると、前の男ギアとの関係で、全く踏めたもんじゃない、ではお座敷お飾り自転車にしてしまう?

 いや、でも乗りたい!なんとかこの雰囲気を壊さないで、でも踏みやすい実用性の優れた自転車として、乗り続けたい!!!と思うのは当然かと思います。

 そこで、提案なのが、やはりスプロケットをでかくしましょう、ということなんですね。もちろんそれをするにはいくつかのハードルを越え、ドミノ倒しも覚悟しなければなりませんが。

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 これは12-27のスプロケなんだが、こいつをよりでかくすることで、前が男ギアでも楽に踏み続けられるようにしたい、ハイ、ではやっていきましょう。

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 デカイスプロケを使う際に困難は、まさにデカイスプロケにリアディレーラーが干渉してしまい、ちゃんとしたシフトが出来なくなるという事が上げられます。

 では、スプロケとリアディレーラーとの接触を回避するには?もう少しディレーラーを下に付けられるようになればいいんじゃないの?という疑問が湧いてきます、まさにです!まさに、それなんです、もう少し下の部分にディレーラーが移動できれば、それだけデカイギアにシフトが出来るんじゃないか?ということね。

となると、ディレーラーハンガーのより下に何らかの延長を設ければ、それは可能になるんじゃないのか?ということで、こういうものがあります。

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 これですね、一見何のことない金具ですが、こいつを

 ディレーラーハンガーに取り付けます。

DSC_9006_convert_20200317194557.jpg

 そう、このくらい延長してもらうことにする。

  DSC_9025_convert_20200317194508.jpg

 取り付けてみると、なんてことは無い・・・はず。

 DSC_9004_convert_20200317194617.jpg

 で、今回は11-32というスプロケを使うことにする。通常ロード系のコンポなら、デフォルトで30Tは超えないもんだ。今回実験もかねて32Tを付けて、旧車のクランク共々活かしていこう、という作戦だ。

 DSC_9025_convert_20200317194508.jpg

 さて、見た目はこんなもんだ、どうでしょ?このくらいならクラシカルな、雰囲気は壊さない・・・ギリギリかな?なんて思ったりね。

DSC_9024_convert_20200317194516.jpg

 しっかり、ディレーラーハンガーが固定できました。

 さて実験・・・。

DSC_9025_convert_20200317194508.jpg

 あとは動くか?動いたら、ちゃんと変速するか?などですね。

 ちゃんとしました・・・、問題なしです。ギア比は1.18というもの。かなり軽くなってきています。34Tのコンパクトクランクで換算すると、29Tのスプロケと同じギア比であります。

DSC_9044_convert_20200317194457.jpg

 うん、ちゃんと掛かっていますこれで良しでしょう。

 これで、ちょっとだけスプロケがでかければ、それでギア比を下げることができる。そうなると、前が例えば52*38であっても、かなり助かるんじゃないかしら?これで、クランク周りを取り替えなくていい、男ギアのままでいい。

 そして、ディレーラーを下延長する金具も、さして目立つものではないから、これでいいか?

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 古い自転車、旧車、ビンテージ車体など、それらを日常の足として、どうしても乗りたいが、ギヤ比は実用性が欲しい、あまり重いと踏めないから・・・、でもコンパクトじゃやだ、男クランクでどうしても乗りたい、あとあと!今風のマウンテンコンポと変わりないロングゲージ系ディレーラーは絶対に乗せたくはない!!!という方がいましたら、どうぞ当店をご紹介ください。

 多少の妥協が出来れば、その多くの願望を叶えて差し上げます!まあ、こんなチップ上の金具一個でね・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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