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久々の二ネジリ |
![]() 見るからにイタリア車ですね。こんな自転車が普通に走っている街というのは、悪くはない。大量でなくていいんで、普通に走っていることであります。 この車体、通常であれならメンテ依頼で来るところかと思いますが・・・、今回はたいへん変わったご依頼でした。 ![]() これです! なんかヒビの入ったような模様のホイールですね。みると・・・、 ![]() 当店のよくやる・・・というか、店主一人ででやっているネジリホイール組なんですね。ところこれは、久々ですね、一ネジリはしょっちゅうやっていますが、こいつは二ネジリ。久々の二ネジリです。 一ネジリは、ソルダリングの代わりになるんじゃないか?と勝手に考えているんでよくやりますが、二ネジリ以降は見た目と話題・・・を重視という感じです。というか、二ネジリのこれぞ!という効用がまだお伝えできない、といっていいでしょうね。 ただ、狂いにくいということは言えると思います。強度は・・・色々やり方と考え方があると思います。 このフロントホイールは、左右二ネジリでやっています。 ![]() リアもネジリで組んでいますが、ちょっと変わっています。 ![]() リアホイールは、反フリー側については四本取りの二ネジリでやっています。ネジリを入れる際には、取る本数は少ないほうがスポークに与える負担は少ない。裾野が広くなると、ネジリ部分にかかる負担が増える、これは考えておわかりかと思います。 なので、二回ネジル場合には四本取りのほうがスポークにとってはいいでしょう。ただし、ホイールの強度という面では、裾野が狭くなるので落ちるともいえる。 仮に六本取りで、二ネジリをやったら、それなりにホイール自体は固くなるでしょう、ただし耐久性は落ちるかもしれません。 ![]() そして、同じリアホイールのフリー側。フリーによって力をかけられる側については、強度を重視するということで、裾野を広く六本取りで、一ネジリにしたということ。この辺手組みでできる、変なこだわり、ともいえるでしょうね。 まあ、やったことはありますが、八本取りで一ネジリ、これもスポークに負担はかけますが、かなり固くなります。選手クラスの練習用ホイールにはいいかもしれませんね。 因みに店主は、最高三回ネジリというホイールをやったことがあります。 ![]() これです・・・って、古いなあ・・・。この店舗は今から三店舗前の阿佐ヶ谷団地時代の狸サイクルだ。こいつが三ネジリホイールですね。 なんと、二本取りというやり方、計算式も特別にやらないとでてきません。 ![]() 別名ネジリラジアルとかいってたな。これはまあ奇をてらう以上の意味は・・・あまりないかもしれませんね。かなり固く組む必要があったと思います。こんなこともやっていたんだ、十年以上前のことですね。 ということで、ここまで歌舞かない二本取りでありました。 ![]() こうしたクランクも、男ギアのまま使える方法については、先日紹介しましたが、ビンテージの様子を残しながら、機能は優しく・・・という方法が、今眠っているビンテージバイクを再度街道に戻す、いいきっかけになれば、と思いますね。 ![]() このモドロのブレーキも、イタリアンですねえ。いい曲線しています。こういうデザイン的余裕というものが、日本の工業製品にはないところかな?と思います。このモドロというところも、まあ発想豊かで長続きしない、という愛すべきブランドかもしれないな。 ![]() ちょいと調整の必要だったブレーキ、なんとか十分に引けるようになりました。 ![]() wレバーはそのまんま。 ![]() これも補助ブレーキ付きのブレーキですが、現行品もありますので、こうしたところからいい影響を得た人も、まだまだ自分の自転車に乗せることは可能になります。 ![]() 引きも軽めで、もちろん使えます。 ![]() バックスキン?ちょっとやそっとではでない質感です。 自転車全体としては、かなり落ち着き気味のクラシック車ですが、ホイールが傾いている、ちょいと持ち主さんの遊び心が、他と同じじゃイヤ!心が現れていますね。 ![]() クラシカル車体をいたずらする・・・、これもおもしろくて、そした新しいコンセプトかもしれませんな、また隙間が見つかった・・・。 スポンサーサイト
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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