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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

変な自転車



 変なおじさんが、変な自転車を持ってきた。

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 カゴの先頭にはこんなステッカーが・・・。

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 んん?なになに?パリ・ブレスト・パリ・・・・だと?

 何だチミは?

 なんだチミはってか?・・・そうです、私が変なおじさんです!!!

 ブルバーだよ、全員集合だ・・・。まさかこのママチャリで参戦したとか?

 イヤ、それは流石になかったが、国内のブルベにはたまにこいつで行くんだと、やっぱり変なおじさんだ。

 富士スピードウェイのママチャリイベントにも、こいつで参戦していい成績だったんだって。

 その変なおじさんが、いうこのへんな自転車・・・。

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 でかいリン。

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 ここだけは本気系レーサー物が申し訳程度についていますが、あとは・・・。

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 ほぼなんの変哲もないママチャリなんですね。

 で、なんでこれが変な自転車なのか?というと。進むんです、不思議と。

 試乗してみた人が、ポカンと降りては、車体を見ては頭の上に???印。な、なんで?

 なんで走るのこんなに?

 持ってきた変なおじさんはしてやったりと、でしょ?走るでしょ?と・・・、ニヤニヤ。

 うん、なんで走るんだ?

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 フレーム屋の柳さんが、スケールをもって、アチコチ計測するがでてきた答えが、「フロントセンターが異様に長いですねえ」というもの。そこが長いのが走る、進むとは直接関係・・・あるの?

 安定性には影響あるかもしれないが、なんで進むんだ?わからない、変な自転車。

 で、御用というのは

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 ここ、応急処置で振れ取りしていたのが、もう崩壊状態。なので、まあ、交換と行きましょうか?ということに。

 でも、それならポン付け交換というわけでは面白くない。輪に輪をかけましょうということで。

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 走る車体なら、後輪もそれに協力するよう、スポークテンションを上げました・・・。もうカンカンです。

 そしたら、また走るようになるんだろうなあ・・・。

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 この自転車変なんです!なんだチミは?なんだチミはってか?そうです、私が変な自転車です!!!

 「最初はグー」の発端までも彼だったとは。そしてこうしたギャグ系の形式を作り上げることがどれほど大変なことか・・・、それお思うとその喪失には気が遠くなりますな。

 流石に今見れば、ダメでしょうというものもあって、全面的に大丈夫だあ、というわけには行かないまでも、実に長きに渡って、笑わせてもらいました。

その中でも白眉のコントがあった。

 それは楢山節考をギャグったもの。年老いた婆さんが、倅に背負われて、雪山に置いていかれる。雪の上で正座しながら手をあわせる婆さん、横目を開けて、未練で帰りきれない倅に向かって、手で払うように「帰れ!帰れ!」という合図を送る。そこに笑いはない。

そして時を経て、今度は年取った倅が逆に山におかれることに、そして死を静かに待っていると・・・。

 なんと、数十年前捨てたはずの婆さんとその友達の老人たちが、どどっとゲートボールのラケットをもって現れて、「おお、お前もついに来たか!!!待ってたぞ!ここは空気もいいし、山菜もうまいんで、みんな元気になっちゃった!!!これからゲートボールしに行くからお前も来い!」とあっけにとられている倅の腕を取って、去っていく。


 爆笑というよりも、練りに練られた古典落語のオチのような、お見事、そうか!と膝を叩きたくなるような、笑みをシャバに配っただろうと想像する。

 コメディアンとして一貫した人生、映画だの絵画だの寄り道しない、その一貫性は、まさにこの一言がふさわしい。

 だっふんだ!!!!!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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