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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

元サーリーの大変身!



 どこかに行ってしまったのが残念なんだが、こいつが昨年暮れに持ち込まれたときの写真。

 乗りこなされて、乗り潰される寸前のようなくたびれたサーリー君だった。

 まあ、よく乗りましたねえ・・・。で、これを?

 どうしましょうか?と。

 ここまで乗ったから、新車?それともここまで乗ったんだから、リニューアル?

 当店に来られるような方は、どうも後者が圧倒的ですね。ただし、あまりに乗り込まれているんで、さてどうやって再生していくか?ということについては、イメージがすぐに整わない。

 無理もありません。慣れ親しんだものの文脈が強いので、その路線で再生するか?どうせするならガラリと変えるか?まあ、楽しくゆっくり悩んでください、ということで、当然年をまたいで、春まで引っ張ってしまった。

 段階を経て、こうしていきましょうか?そうそう、アレって使えます?最低の条件はこれですねえ・・・と、徐々に、好みと条件と、現実的選択を重ねて出来上がったのが、これなのでありました。

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 大森社長による、磨きを施し、その上から薄い金を入れたつや消しクリアをかける・・・という仕様に。

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 ちょいと暗いところに持っていくと、この金の様相は代わります。仕上げの磨きはヘアライン。

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 黄色にオリーブの緑が入っている、ロックペイントの黄色はいつも悩まされる。顔料の鉱物?の性質なのかな?見た目の原色と、内容とは違うんだろうな。

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 今回の譲れないポイントは、ディスク化。柳さんの火入れによる台座づくりと、TRPのハイドロ、つまり油圧ながらワイヤー引きと言うやつですね。

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 前後ともにね。オール油圧にすると、STIがゴッツイんだよね。まあリザーバータンクを抱えないといけないということになると、それは致し方ないのかもしれないが、握りの感覚は大事ですねえ。

 なので、ワイヤー引きのSTIはこれも妥協したくはなかった。

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 変速効率はさすがのシマノ、色々いじってますと、比較からしても、お見事・・・です。

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 コンポはシルバー!ということですよ。

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 フロントもというか、フロントこそといいますかね、変速効率、ここ一段と良くなりましたね。

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 クランクは純正ではないながら、よく入りますねフロントメカが。こいつがまたクラシカルな顔しているもんで、この自転車の不思議な雰囲気の立役者でもあります。

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 ホイールは、できればもう少しハイトの低いものが良かったんだが、幅広のシルバーとなると、一気に通学用のリムとなってしまうので、様子見を兼ねてまずは30ミリものに。

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 チューブレスレディ−のリムも探したんだが、一本シルバーであったが、手がでない値段。もう少し地道に探しましょうか?ね。

 しかし、シルバーパーツがなんで?というくらい駆逐されている、売れる売れないの問題というよりも、選択肢として残しておけよ、と強く思うがなあ。

 自転車の別名ってなんだと思ってんだ?銀輪・・・だろう?黒輪じゃねーよ・・・全く。

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 ハンドルは、もともとついていたものを戻す。握った時に「お帰り」となるんだろうなあ。見た目が違っても、接触部分はかわらない。そして・・・、


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 こいつも「お帰り」パーツの最たるものかもしれない。

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 しかし、加工前の写真が見つからないのが悔し−・・・。この変わり果てた姿との比較ができない・・・。

 でも、鉄フレームの中では比較的走っている、濃い色のサーリーだったよ、踏み込まれて、ちょっとヨレヨレになっていたサーリー。想像つくかな?

 見た目もかわって、ディスクになって、コンポも効率良くなっても、ちょいと今風ではない、???な自転車。数カ月掛けてこうなったそんじょそこらにはない自転車。

 これにまた、そんじょそこらにいない人が乗る。街を走る。

 それは街の顔であり、街の風景であり、多少風呂敷広げさせてもらえば、生きつつある・構築されつつある「文化の体現」でもある・・・。たかが自転車の再生がよ・・・。やめられんわけだ。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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