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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

高齢者続く



 保険・・・ありませんか?4月から義務なんでしょう?

 たまにある、質問ですが、自転車においても、対人賠償などに関する保険加入の義務化はこの4月から始まったようですね。

 義務ならしないといけないので、ここでは入れますか?

 いえ、当店は自転車屋なので、保険業務はできません。火災保険・損害保険や自動車保険などの特約として、自転車による賠償も知らない内に入っているかもしれないので、そのへんを再度確認した、あったらそのまま、または条件の見直しなど、なければ特約契約を追加ですればいいじゃないですか?とせいぜいアドバイスまで。

 当店は酒は売れるが、保険は売れません。

 また、この義務化を自転車車体の保険のことかと思っている方もいるようですが、そもそも盗難の多い自転車の車体にかけられる保険など、皆無とはいいませんが、まあ、探すの苦労されるでしょうね、もちろんこちらの方の義務化ではないので、念の為。

 どうもここ数年自転車には乗ってなかったらしく、再開したいという七十代、色々心配なんだそうだ、それはそうだろう。

 まずは、保険のこと、これは今説明したんだが、残るは車体の不安。アチコチ悪いと思うが、全く自分ではわからないので、とにかく安全に乗れるようにしてほしいということを残して帰っていった。

 ちょっと元気なさそうだったので、もしかして入院でもしていた・・・?それとも単に人見知りなだけ?それとも本当に不安で、それが顔に出ていただけなのかな?

 ちょっと心配になる様子であったんだな。

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 車体自体は高齢者には優しい設計だと思ったが・・・、それまで付いていたのは一般の160ミリだったかのクランク。あの身長に、あの脚の長さに長すぎるね。

 なので・・・

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 子供用のクランク127ミリのものに交換。小回りは大分違うだろうなあ、反応が楽しみだ、こりゃ。

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 ワイヤー類の交換、ブレーキの調整と、前後のタイヤ交換などをして、再度ご来店を待つことに。

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 約束通りの曜日にやってきた。やはり少し不安の表情が浮かんでいるようにも見える、イヤ、もともとそういう人、そういう顔なのかもしれないなあ・・・とも思った。

 整備した自転車を見ても、別段喜んだ様子もなく、少しきれいになった・・・くらいの感想。やはり再度乗ることに多少不安があるようだな。

 もう少しサドル低くなりませんか?

 でたな、まあ、相当不安・・・なのかもしれないね。

 確認すると、もうこれ以上下げることはできないほど、最低ラインのところにあった。ダメですねえ、これでまずは乗るしかありません。

 と、いうと、乗ろうとする背中が見えたんだが、どうも口でいうほど怖がってはいないようだ。

 ちょっと恐る恐る車体をまたがると、緩い坂を背中を押してやると、スルーっと走り出し、脚がチョコチョコ回っている、乗ろうとする意志が感じられる、後ろ姿・・・、これは大丈夫だわ。

 乗り手の背中って、いろんなことを物語ってくれるんですよね、実は。口で言っていることとチグハグなことは多いし、喜びなんていうのは、顔よりも背中の方に出る・・・、イヤ、背中に溢れ出る喜びにまさる表現はないのかもしれない・・・、とすら思うことがある。

 近所を一周、試乗して戻ってきた、不安は飛んでいたようだ、予想通り。そして、一言、乗りやすい!と。

 やった・・・、短いクランクがここでもまた功を奏したわけだ。狙い通り。

 空気のことや、チェーンのオイルのことなど、もう全て当店でやればいいから、あとは安全に乗ってください、といって帰っていった。

 これで終わりではありません、ここからが始まるんですね。

 一体どこまで、自転車寿命を伸ばして上げることができるのか?まあ、自転車屋にできることなど、せいぜい整備や、ポジション出し・・・なくらいなんだが、不安を払拭するというのも重要なケアであるに違いない。

 自転車はすでに自転車を超えている、だから自転車屋は、自転車だけをいじっていていいわけではない、その動力、エンジンたる人、その人にまで関わるケアというのが必要なんだろうと思う。

 ことに高齢者の方々とは・・・そのほうが六割・・・くらいかな?と思うことがある。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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