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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

とある選手の坂算用 雨のディスクはやっぱ効く



 ようやく国内のロードレースも動いてきたようで、先日シーズン開幕の群馬で三日間開かれたそうだ。

 当ブログでよく登場する、古潤も出たらしいが、詳細はまだ聞き取ってはいないが、最終日?メカトラでリタイアという話は聞いた。ワイヤー・・・とか言っていたなあ、今度じっくり話は聞きたいもんだ。


 そして、もう一人当店出入りの高木選手。この選手は選手のみならず、今後指導者としても頭角を現すだろうと、店主は勝手にふんでいるんだが・・・。

 ちょいとこの現役選手から、メカの話を聞いた、実感の伴ったいいレポートだったなあ。

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 今シーズン、彼が気づいたことは出場車体の八割がなんとディスクブレーキを装着していたということだ。残り二割がキャリパーブレーキという比率になったと。

 これは後者に属する彼としては、ちょっとしたショックだったようだ、もちろん急激なディスクブレーキの増加ということでもあるが、そのためか、彼が今まで経験したことのない状況に接したということだ。

 彼は、下りのコーナーが得意中の得意、ということで、今までコーナーに入ったら、抜けるまで、絶対に抜かれることはなかった・・・。それがこの雨の三日間、なんと下りのコーナーの最中に、自分の左右からディスクブレーキの車体に、ソソッと抜かれるという初めての経験をしたと言っていた。

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 原因は、ブレーキだと、断言。雨の下りのキャリパーでは、どうしてもその制動力から、手前より当て効きを効かせざるを得ない、その分減速してしまうんだが、一方ディスクブレーキは雨での制動力に物を言わせ、ブレーキ開きっぱなしで下りを思いっきって下ることができ、然るべきところのみ、ガツンと効かせる下り方というか落ち方ができる。

 だから、キャリパーの絞るような制動に対して、ガツンと来るディスクの制動ということで、ドキッとする瞬間が何度もあったと・・・。

 なるほど、今のキャリパーも相当効くとは思うが、雨になると余計ディスクブレーキとの制動力の違いが際立ってしまう、という実感のこもった話を聞くことができた。

 そういえば、十年以上前、もしロードがディスク化したら、下りの走りは相当変わるだろう、と話していたことはあったが、それがついに実現されてきていると言ってもいいんだろうね。

 そういうこともあって、これからレースはより高速化していくだろう、という高木選手の予想なのである。晴れの日は、もう少しキャリパーブレーキで、ディスク化への流れに対して大いに喧嘩を売っていきたい!と、柔和な顔には似合わないいかにも選手らしい決意を語って帰っていった。

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 かつて、ここでなんでディスクブレーキなんだ?選手の要望ってより、メーカーの都合だろう?手な展開に持っていった時、選手数名から、やっぱりディスクとスルーアクスルの制動力と剛性ってのは、それなりの合理性があるんですよ、というご意見を頂いた。

 まあ、そう・・・なのかも・・・しれませんな。特に雨の下りに入ると、ディスクは・・・さすが、よく効くんでありましょう、多の追随を許さないくらいにね。

 そんな話を、選手の実践での実感を通じて聞くことができたというのは、ある種の収穫なのであります。と言っても、当店はモロレーサーのためだけの店ではないので、暫くキャリパーの優勢は続くんじゃないのかな?と思ったりもするがね。

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 そんな流れが、工具にも来ているようだ。クイックレバーを外して、スプロケ外しを装着し、チェーンで抑えて、エイヤ!とばかりにスプロケを外すこの工具。

 これまでの細いクイックだけを想定していては、スプロケが外しにくくなっていくだろうという、昨今の流れを組んだ、工夫工具が登場した。

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 なんだ?これ?ただの棒じゃない・・・と思うでしょ?まあ、これで終わることはない・・・。

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 このように、芯棒に被せるという、一種のアダプターだ。これはこれから主流になるであろう、スルーアクスルのホイール専用のスプロケ外し、ということもいえる。

12ミリのスルーアクスルの穴に、この太めの芯棒を装着すると、実に安定的に高トルクをかけてスプロケを外すことができる、というわけだ。

 この手の工具をシマノが出しているか?どうかまだ確認はしていないが、まあざっと目を通しっ所ではそれは見当たらない。

 グランジというサードパーティーと言うか、創作系も作るメーカーが一早くこんな工具を出してる。率先して、シマノがやらなきゃいけないんじゃない?と思ってしまうが。

 ロードレースでの車体比率が、ディスクがキャリパーを上回ったという、そして、こうした工具も登場してきている、世はディスク化の流れ・・・にあるということは、ほぼこれで確実・・・といっていいかもしれないな。

 先端からの変化と傾向はこれでほぼ決まり・・・あとは・・・、小さい店でもできる、自転車の多様性と成熟化ってなものを目指しつつ、細ぼそでも続けていくしかあるまいね・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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