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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

落ち穂だった・・・そして今後の展開



 この手は、ほぼ読んでいるはずと思っていたが、抜け落ちているものがあった、それも相当の落ち穂・・・、イヤでかい稲束だったな・・・。

 これは、伝記作家や、直接マンデラを取材した人が書いたもの、というより、より彼の肉声に近い手紙や、メモの断片を集めたものということで、この取りこぼしは実にデカイものだった。

 決して安い本ではないが、入手し、静かに読み進めることに。

 聖人とは、自らの誤りを認め続ける罪人・・・なのだそうだ。親鸞さんかとおもった。

 まだ読み進めて間もないが、マンデラが幼少から実に多くの族長、長老、首長らからの強い影響を受けてきたか?ということが窺い知れる。彼が二十三歳になって、ジョハネスバーグの都会へ進学するまで、彼はアフリカの伝統・文化の中で育った、ということだった。

 そういう記述が随所に出てくる。西洋文明はマンデラからアフリカのルーツをすべてこすり落としてはいなかった・・・と。

 マンデラがアフリカを語る。一般に、この記述はあまり違和感がないかもしれない。アフリカ人であるマンデラが、アフリカを語るのは当たり前、だからであろう。

 しかし翻るに、この店主には非常に違和感がある。それはマンデラ自身に対してというのではない。むしろマンデラが語るそのアフリカ、というものをどういうものとして捉えていたのか?ということが、今後本書を読み進めるときの一つのメルクマールとなるとさえ考えている。

 問題はそこではない、その違和感とは、多くの例えば日本人にとっての「アフリカ」という言葉の大雑把すぎなイメージというものと言うことがいえるかもしれない。

 例えば、アフリカ料理って美味しいの?なんていう会話が成り立ってしまうような土壌である。

 これを自らが所属するアジアに置き換えてみよ。アジア料理って美味しいの?と例えば中南米の人に尋ねられたらどう答えるか?

 まともなアジア人なら、答えに窮するはずだろう。

 アフリカだって同じだ、モロッコ料理と、対極にあるモザンビーク料理が同じアフリカ料理であるということの意味は一体どこにあるだろう?

 この手の大雑把すぎるステロタイプのアフリカという言葉と、マンデラがあえて選んで使っているアフリカという言葉が同じであろうはずがない。後者にはもちろん沈潜するし、その根本をつかむことが本書を読み解くことのほぼ第一の目的となるである。

 そして、また翻るに、そのマンデラが使うアフリカ・・・という言葉と、どこまで事を突き合わせて検証することができるのか?というもう一つの言葉に店主はこだわりながら読んでいきたい。

 その言葉はアジア、である。

 マンデラの語るアフリカ、そしてそれから手探る、店主のアジアという言葉。

 店主が仮にアジア主義者であるとしたら、そのアジアとはいかなる意味と定義を持ちうるか?と。

 すでに一つの国民国家を超える枠組みとして、文化的な枠組みとして、共生の枠組みとして、どう捉えることができるか?

 手垢の付きまくった、大東亜共栄圏なるものをもちろん超えてのことだ。

 近代日本が脱亜したという、アジアとは?そして、入欧と称して入った欧州とは?西洋が覇道で、東洋が王道であると単純には言い切れないほどに、アジアもそして何よりも欧州の多様性を知ったつもりの店主は考える。

 戻るべきアジアとは何か?回亜、そして欧州近代文明を携えてのアジア回帰、つまり回亜携欧とでもいうのか?

 浅学をひけらかすのはこれくらいにし、どうもこの狸サイクル、狸市なる飲食の交流の場を始めてから、またいろんな関係が開きつつある予感ありなのだ。

 ちょっと腰を落ち着けて、読書会でもしませんか?とか。

 あるテーマを決めての映画鑑賞と語る会でもしませんか?

 なんていう、教養部分についての発展性が予感できそうなんであります。

 まあ、そんなことを合わせての、今後の展開なども、大いにお楽しみに・・・ということで、この辺で。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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