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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

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謎のヘッド周り



 そのままにしていたら、全く問題がないかのようなレーサーがやってきた。

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 フェルトというドイツ車ね。普通に乗るには問題はない。ただ、ステムのスペーサーをひとつだけ動かしたくなった、その時に問題が発覚。それもとても地味な問題。

 通常ヘッドキャップのネジを緩めキャップを外す、そしてステムのネジを緩め本体を外し、スペーサーの移動うすればいいだけのことなんだが、その第一歩であるヘッドキャップのネジがキャップと同期してしまい、外すことができない、という珍現象が発生。

 どういうこと?この下のアンカーも一緒に回っているのか?それとも・・・。

 色々やってみるが、ネジとキャップの同期は強固で、いつまで回していても緩まない、外れない。

 そして中を想像する、コラムがアルミだったらアンカーボルトが、カーボンだったら専用アンカーごとネジと回っているという結論になる。

 キャップは外せないので、ハンドルを外し、貫通しているステムの中を除くと、アルミコラムだった。

 ということは、アンカーボルトがネジと回っているか?そのアンカーボルトのカシメ部分がネジと回っているか?だろう。後者の例は今まで数度あった、大変地味だが面倒な案件ね。

 さて、どうやってアンカーボルトまで接近するか?

 回しても動かない、とすれば、破壊しかないか?

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 アルミなもんで、まずは手切りでノコを立ててみた。静かに引きながら道を作りスペーサーまで引き下ろす。

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 広めのドライバーで、こじってみる。

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 一番上のスペーサーを撤去すると、アンカーが見えてきた、二重に埋まるはずの二枚目の歯がギリギリコラムに触れている程度、打ち込みが浅いな・・・。

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 何とかキャップとネジを外してみると、こうした全貌ね。できれば抜きたいが、抜けないのがアンカーボルトというやつで・・・。

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 奥に打ち込んで沈めておく。それから再度、今度は深めに新しいアンカー打ち込んで、元に戻す。

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 キャップとスペーサーは新しいものに交換。何とか取り外し可能な、通常の状態になった。

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 アルミのフェルトについている、世代前の105。

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 本当普通に乗れるレーサー。こいつにはちょっと中年を過ぎた方が乗るようだ。

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 そのままにしておけば、特にいじらなければならない状態ではなかったが、スペーサーの移動のステムん角度を少しかえたいので、ということであえて、この難工事の依頼をしてきたところを見ると、ポジションにはちょっとうるさいタイプの方なのかもしれない。

 地味でも派手でもなく、堅実な一台、ということにしておきましょうか。

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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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