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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

自転車伝道師による 名小径自転車授与



 当店出入りの方で、まさに自転車伝道師と言われるような方が数名いらっしゃいます。誰に頼まれたわけでもなく、ここには一台必要だな、と思ったら、自腹を辞さずに、そこに自転車を置くという人。

 しかもただ自転車を置けばいいというもんじゃない、その人なりの様々な特徴、年齢、用途、人柄、家族関係、ひいては病歴までも射程に入れて、これぐらいが適当なんじゃないの?と思った車体を発注したり、自分の手落ち部品などで組み上げては、シレッとそこに自転車を置いていく、というタイプの人・・・ですかね。

 ある意味自転車屋が一番大切にしなければいけない人たちなんじゃないか?と思うわけであります。

 そんなところからやってきた、オークションから引っ張ってきたということで、先日、外すもの外してお渡ししたんだが、どうも、安全に走れるところまで、組み付けてほしいということでまたやってきた。

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 18インチであることはわかる小径車ね、そしてジョイントを見ると、折りたたみ自転車であることもわかる。そうなると、あまり店主には尊ばれないタイプの自転車なんだが・・・。

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 パナソニックと刻印がある。どうも磨きをかけたようなボディーだが、刻印どおりパナソニックの折りたたみということだ。

 ちょこっと冷やかしついでに乗ってみたが、意外や意外、実に乗りやすい、いい自転車であることがわかった。程度に進む、適度に固い、一定の限定をかければ、最良の一台にもなりかねない・・・、そうしたポテンシャルのある一台に仕上がった。

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 基本黒パーツでということなんで、出来る限り、集めてみたんだが。

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 元々付いていたインナーを外してため、シングルとなっている。

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 なので、左側はブレーキのみ。

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 リアは七段、まあ街乗りなら十分、六段でも十分なくらいだろうね。ただ小径だと、今後の使用やコースによってギア比を増やす場合には、当然ながら700cとはだいぶ異なる仕様となりますな。まだこの場合先のことだと思いますが。

 多分、気合が入ったら、後輪組み直し・・・でしょうね、8速以上を漕艇すべきでしょうし、そのほうがバリエーションがだいぶ豊富になりますんで。

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 右のみ、シフターありであります、これ持ち込み。

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 ここもできれば黒で・・・といことだったが、この持ち込みブレーキのポテッとした感じが、逆に安っぽくないよね、それに効くし、これと同じ水準の黒なども探せばあるだろうが、簡単には見つかりそうもない、そりゃ錢出せばねえ、あるだろうが・・・、まずはこれで十分なんじゃない?

 自転車にとってシルバーは無色と同じ、それがあったからと言って、少なくとも違和感をもたらすことは殆どないといえるしね。

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 サドルはあったもの・・・かな?まあ、これと言って悪いところはない、これから始めても全く問題はないでしょうね。

 ということで、一台組み上がった。

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 当店にあるシルバーのダホンもいいが、これもいいねえ・・・、行く行くはドロップ化もいいんじゃない?フレームがしっかりしているので、何やってもいいでしょう。

 特に、海外にもっていくなんて最適かもしれないね。こんなんで台湾の自転車工場なんて回ったら、面白いだろうなあ・・・、しかし一体いつ外に出られるようになるんだろう?

 そして、できた自転車。まずはこれだ、君用に組んだんで、乗っときなさい・・・と伝道師は子羊に渡すんだろうねえ。ちょっとした用途と成作意図を伝えて、後は今後の展開何かを匂わせて、では・・・とばかりに去っていくんだろうなあ。

 決して手取り足取りではない、向こうもいい大人だから、その人自身がその新車との関係を作っていかなければ、そもそもは繋がっていけないんで、後は自転車の可能性と信じて祈るのみだろうねえ。

 たまには目論見が外れることもある、そうなると、暫く自分で乗ってみて、その時また色々感じ取るんでしょうね、そして、また次の子羊のために、部分的に入れ替えたりして、置く。

 地味な活動かもしれないが、自転車の台数をいたずらに出すだけじゃあない、まさに患部に湿布を当てるように、ピンポイントで適正自転車を当てていく、だから定着率もだいぶ高いんだろうなあ・・・。

 これは本業の自転車屋にはなかなかできないことでありましょう。高性能の救急車を何十台確保しておくよりも、救急のための初期対応のできるバイスタンダーという素人が多くいるほうが、全体としての蘇生率は上がると言われます。

 そりゃそうですよ、急に倒れた人の脇をそういった人が歩いている方が、救急隊が来るまで適正な初期対応を受けられるわけで、その数分が救急医療にとって大事なんでありますから。

 まあ、それと同じでしょうな、何気なくとも、人と自転車の関係を常に考えている人がいてくれると、社会の隅々にいる気づかぬ潜在的自転車愛好者に適切な自転車が届く可能性は高くなる、そういうことなんでしょうな。

 そういう意味で、足を向けて眠れなくなるんであります・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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